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【青葉賞(G2)回顧】推奨馬ヘデントール8着~4角最後方??

【青葉賞結果】
キタサンブラックの弟シュガークンが武豊騎手とのコンビで
                  3連勝&重賞初V! いざダービーへ

27日、東京競馬場で行われた第31回青葉賞(3歳・GII・芝2400m)は、好位追走から直線で外に出して差し切った武豊騎手騎乗の2番人気シュガークン(牡3、栗東・清水久詞厩舎)が、ゴール前で追い上げてきた7番人気ショウナンラプンタ(牡3、栗東・高野友和厩舎)にアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分24秒2(良)。

さらに3/4馬身差の3着に4番人気デュアルウィルダー(牡3、美浦・堀宣行厩舎)が入った。なお、1番人気ヘデントール(牡3、美浦・木村哲也厩舎)は8着に、3番人気ウインマクシマム(牡3、美浦・畠山吉宏厩舎)は5着に終わった。

勝ったシュガークンは、父ドゥラメンテ、母シュガーハート、その父サクラバクシンオーという血統。GI・7勝の顕彰馬キタサンブラックの半弟が、兄の主戦だった武豊騎手とのコンビで3連勝を飾り重賞初制覇を果たした。また、本馬及び2着のショウナンラプンタは日本ダービーの優先出走権を獲得した。

【青葉賞】~騎手コメント~

1着4-7 シュガークン(牡3、武豊・清水久詞)
「(ダービーに向けての期待度は)勝ったんで出走権利を取りましたから、しかも、1着で取ったんでね、楽しみですね。(どこがいい)血統がいいですね。(兄と比べると)いやー、ちょっと偉大すぎてね。でも、この馬は今年の2月にデビューしてまだ2か月しか経っていないですけど、それでこのパフォーマンスができたので。本当に一戦ずつ馬は成長してくれている。(直線の伸びも良かった)今までにいろいろなレースをしてきたので、きょうもある程度、先行してあとは流れを見てという感じ。しっかりと折り合いもつきましたし、追いだしてからの反応も良かった。レース自体も一戦ずつ上手になっている。これだけの血統の馬なので、ダービーに出したいねとデビューの時から言っていて何とか間に合いました。センスがいいですね」

2着8-15 ショウナンラプンタ(牡3、鮫島克駿・高野友和)
「あそこまでいったら勝ちたかった。左に張ったり、前進気勢が強かったり課題がないわけではない馬で、それを僕が制御できないなか乗せてもらって、普段の調教から牧場や厩舎と改善に取り組んできました。前回からいいレースができています。まだ半信半疑ではあるけど、ちっちゃいことをクリアしながらも、本当にいい走りをしてくれた。最低限、権利だと思ってたんで、そこに関しては良かったです」
高野友和調教師
「いい競馬でした。走りが難しい馬で、課題を感じながらも常識にかかってきています。権利を獲得できたし、より上手に走れるようにやっていきたいです」

3着8-16 デュアルウィルダー(牡3、J.モレイラ・堀宣行)
「まだ3回目の競馬で慣れていないところを見せた。2400メートルのスタンド前スタートで、ゲートの中でテンションが上がった。落ち着くまで時間はかかったけど、最後ですばらしい脚を見せてくれた。ポテンシャルはある。今日の経験が次につながると思う」

4着1-1 サトノシュトラーセ(牡3、M.デムーロ・友道康夫)
「直線で内から出てこられて、その不利が痛かった。すごくもったいない。この馬もいい馬ですよ」

5着5-10 ウインマクシマム(牡3、松岡正海・畠山吉宏)
「いいところにハマって強みを生かせる展開でも、甘くなかったです。課題の折り合いは良くなっていました」

6着3-6 フォスターボンド(牡3、菅原明良・中川公成)
「トモ(後肢)のゆるさがあるので、要所要所で動きづらかったです。坂でも踏ん張りが利かなかった。それでも、登ってからはひと脚使いました。成長して楽しみですね」

7着7-14 コスモブッドレア(牡3、石川裕紀人・小野次郎)
「正直、前走よりは多少状態は控えめでした。それでも展開が良くて、ここまで来られた。また上がってきてくれれば」

8着5-9 ヘデントール(牡3、T.オシェア・木村哲也)
「まだ馬がゆるく、ゲートもゆっくりだった。馬場もスピード有利の馬場で、あのポジションでは厳しかった。いい脚は使っている。馬の能力はあるし、未来は明るい」

9着6-12 アバンデル(牡3、石橋脩・金成貴史)
「スタートは出たけど、ダッシュが利かず割りきって最後方からいきました。まだこれから良くなる馬です」

10着6-11 シュバルツクーゲル(牡3、北村宏司・鹿戸雄一)
「いいリズムで走ることができました。ちょうどいい位置で流れに乗れた。走っている中でうわずる感じがあって、脚の運びにもロスがありました。距離が長いのかもしれません。今後、良くなると思います」

11着8-17 トロヴァトーレ(牡3、横山武史・鹿戸雄一)
「1番引きたくない枠を引いてしまった。その中で、スタートは出てポジションは取れたけど、前に壁がつくれなかったです。折り合いはついたけど、外からまくってきた馬に反応して力んでしまいました。その分、しまいに影響がありました」

12着1-2 グランアルティスタ(牡3、原優介・寺島良)
「課題のゲートはクリアして、勝ち馬の後ろで位位値は取れました。ためれば切れるタイプだけど、道中の進路を確保するためにちょくちょく脚を小出しにしてしまって、最後は手応えの割に伸びませんでした。ポテンシャルは感じるし、この距離で活躍できそうです」

13着7-13 マーシャルポイント(牡3、津村明秀・木村哲也)
「スタートは速くないけど、うまく内にもぐりこんでいけました。仕掛けてからの反応がイマイチだったので、距離が長いのかもしれません」

14着4-8 パワーホール(牡3、田辺裕信・昆貢)
「力んでいた。前回まではモタついていてズブいくらいだったが、この中間は稽古で動くし気持ちが乗っていた。態勢が悪くてもハナに行ってしまうくらいだった」

15着3-5 ジンセイ(牡3、内田博幸・庄野靖志)
「馬場にのめっていた。スタートを出たあと、行き脚がつかなかった。乗りやすくていい馬だけど、距離が少し長かったかも」

16着2-3 ニシノフィアンス(牡3、永野猛蔵・竹内正洋)
「調整の段階から精神的に追い込まれている感じでした。苦しそうだったし、休ませた方がいいと思います」

17着2-4 ロジルーラー(牡3、大野拓弥・稲垣幸雄)
「現状では、東京のようにごまかしの利かないコースはきついですね。今後の成長に期待したいです」

推奨馬ヘデントール(1人気)は、スタートは互角も行き脚が無く後方2番手追走。4角を回り、追い出されると反応鈍く伸びを欠きながらも何とか脚を伸ばし8着まで…残念。

レースは、好位追走から直線で外に出して差し切ったシュガークン(2人気)が、ゴール前で追い上げてきたショウナンラプンタ(7人気)にアタマ差をつけ優勝。さらに3/4馬身差の3着にデュアルウィルダー(4人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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