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【阪急杯(G3)回顧】推奨馬アサカラキング2着…何故!?

【阪急杯結果】
ウインマーベルが大接戦を制し重賞連勝!

25日、阪神競馬場で行われた第68回阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)は、好位追走からゴール前の大接戦を制した松山弘平騎手騎乗の1番人気ウインマーベル(牡5、美浦・深山雅史厩舎)が、逃げ粘った3番人気アサカラキング(牡4、美浦・斎藤誠厩舎)にハナ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分21秒2(重)。

さらにクビ差の3着に9番人気サンライズロナウド(牡5、栗東・安田隆行厩舎)が入った。なお、2番人気ダノンティンパニー(牡6、栗東・中内田充正厩舎)は9着に終わった。

勝ったウインマーベルは、父アイルハヴアナザー、母コスモマーベラス、その父フジキセキという血統。前走の阪神Cに続く重賞連勝を飾った。通算成績は21戦6勝(重賞3勝)。また本馬はこの勝利で高松宮記念の優先出走権を獲得した。

【阪急杯】~騎手コメント~

1着1-1 ウインマーベル(牡5、松山弘平・深山雅史)
「すごい接戦でしたが、勝ち切ってくれて、馬に感謝したいです。きょうは1番枠で、スタートさえ決まればいい枠だと思っていましたし、しっかりスタートは出てくれて、いい形で逃げ馬の後ろを取ることができて、すごくいいレースができたと思います。いい形で脚をためることができて、能力がある馬ですから、最後はしっかり力を発揮してくれました。最後の直線は手応えが十分ありましたが、重い馬場がそれほど得意なほうではないと思っています。開幕週のぶん、何とかこなしてくれました。もっと切れていい馬だと思いますが、その中でもよく最後は交わしてくれたと思います。重賞を連勝していますし、この勢いに乗って、もうひとつ上の舞台でもしっかり結果を出せるように頑張りたいと思います」
(深山雅史調教師)
「今日はスタートと雨を心配していましたが、スタートも出てくれましたし、重馬場でも結果を出してくれて、力をつけてきているなと思います。追い切りの動きも悪くありませんでしたから、何とか良い競馬をしてほしいと思っていました。結果が出て本当に良かったです。今後についてはオーナーと相談してからになりますが、高松宮記念も候補になると思います」

2着8-16 アサカラキング(牡4、斎藤新・斎藤誠)
「重賞でここ3戦と比べるとかなりメンバーが強くなっていましけど、しっかり自分の競馬をしてくれました。目標になる形になってしまいましたが、その中でこれだけ走ってくれています。よく頑張ってくれたと思います」

3着1-2 サンライズロナウド(牡5、古川吉洋・安田隆行)
「内枠を生かす競馬で、馬もよかった。もうちょっとだった。確実にステップアップしています。ただ、坂を上がって同じ脚になりました」

4着5-9 サトノレーヴ(牡5、小崎綾也・堀宣行)
「陣営から聞いていた通りの馬。ダッシュ力はこのメンバーでも抜けていました。距離も馬場も苦手ではなかったですし、最後まで頑張って、ガッツもありました」

5着6-11 ボルザコフスキー(牡5、B.ムルザバエフ・清水久詞)
「全部とてもよかった。距離は1400メートルでもマイルでもいいと思います。重い馬場の方が合っていそうと感じました」

6着2-4 ルプリュフォール(セ8、岩田康誠・松永幹夫)
「上位を狙おうとするなら、4コーナーでもっと辛抱すべきだった。もっと伸びるかと思ったけど、パッと止まってしまった」

7着6-12 ホープフルサイン(牡8、原優介・本間忍)
「内枠が欲しかったです。この枠なりに頑張ってくれています。調教の段階から、背中のいい馬だと感じていました。いい枠なら、このメンバー相手でもやれます。これからが楽しみ」

8着4-8 カルロヴェローチェ(牡4、酒井学・須貝尚介)
「いつもならテンションは上がるけど、今日はパドックと返し馬が終わってから我慢できていた。調教でかかったけど、スタートしてすぐはエキサイトせず、コーナーに入ったところで半馬身突かれる形になって、収まらないところがあった。これから1200~1400メートルを走ると思うので、テンから力まずに走れたことがつながってくれれば」

9着7-15 ダノンティンパニー(牡6、A.ルメートル・中内田充正)
「リズムよく走ってくれたけど、重い馬場が良くなかった。馬場が違っていれば、結果も違っていたかな」

10着4-7 スマートクラージュ(牡7、池添謙一・池江泰寿)
「もともとは来週使う予定だったのを、1週前倒しした形。体的に緩かったですし、距離的にも1200メートルの方がいいかもしれません」

11着5-10 デュガ(牡5、松若風馬・森秀行)
「出遅れたけど3、4コーナーではいい感じでした。開幕週の馬場で前が止まらなかったですが、差しが決まるような馬場ならやれていい」

12着7-13 ワールドウインズ(セ7、角田大河・笹田和秀)
「重い馬場での1400メートルで、ペースも速かった。その中でよく頑張ってくれています」

13着3-5 メイショウチタン(牡7、藤岡康太・本田優)
「先手が取れればと思っていましたが、切り替えて2番手から。4コーナーで手応えが怪しくなってしまいました」

14着2-3 サトノアイ(牝6、田口貫太・須貝尚介)
「スタートは出て、リズムよく走れていたけど、3、4コーナーでノメり出して、その分ですかね。よく頑張ってくれています」

15着3-6 タマモブラックタイ(牡4、角田大和・角田晃一)
「位置取り的にはいいところが取れたけど、ついていくのに精いっぱいでした。この馬の良さを出せませんでした」

16着7-14 エンペザー(牡5、高倉稜・田中克典)
「ポジションを取りにいくようにという指示だったので、しっかり出した。距離は忙しいところはあったけど、最後までしっかり走っているし、いい刺激になれば」

17着8-18 メイショウホシアイ(牝6、泉谷楓真・高橋亮)
「馬場が合わなかったですね。この馬の走りではなかったです。外枠も厳しかったですが、(手綱を)持つところもなかった」

18着8-17 カリボール(牡8、和田竜二・西村真幸)
「道中で落鉄していた。ノメっていて、ダメでした」

1投目推奨馬アサカラキング(3人気)は、スタート後追い出されると反応良く先頭に立ち、直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 軽快に逃げ込むも、ゴール直前並ばれ首の上げ下げで着差ハナ差で2着…残念。

2頭目推奨馬ボルザコフスキー(7人気)は、スタートは互角も後方14番手追走から、直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 大外から追い込み5着まで…残念。

レースは、好位追走からゴール前の大接戦を制したウインマーベル(1人気)が、逃げ粘ったアサカラキング(3人気)にハナ差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にサンライズロナウド(9人気)が入り、本命よりの決着??

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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