【京都2歳S(GⅢ)回顧~その先へ】血統篇 Haya 2024年11月27日 07:00 【今週のスケジュール】26日(火)07:00頃 京都2歳S、ジャパンカップ、京阪杯 の回顧~日刊馬番コンピ篇27日(水)07:00頃 京都2歳S、ジャパンカップ、京阪杯 の回顧の回顧~血統篇28日(木)07:00頃 日記「術はあるⅡ~その先へ」28日(木)07:00頃 チャンピオンズカップの「徹底的にデータ分析篇」29日(金)07:00頃 ステイヤーズS、チャレンジカップ の「徹底的にデータ分析篇」30日(土)07:00頃 ステイヤーズS、チャレンジカップの「予想篇」30日(土)19:00頃 ステイヤーズS、チャレンジカップの「回顧篇」01日(日)07:00頃 チャンピオンズカップの「予想篇」01日(日)19:00頃 チャンピオンズカップの「回顧篇」02日(月)07:00頃 中日新聞杯、カペラS、阪神ジュベナイルフィリーズ の「日刊馬番コンピ指数分析予想篇」個人的に何もなければ、上記通りに更新されます。【京都2歳Sの結果】レースは、中団追走から直線で突き抜けたエリキング(①人気)が、道中最後方から追い上げたジョバンニ(③人気)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらに1馬身差の3着にクラウディアイ(④人気)が入り、ほぼ本命決着!?傾向面からみると、2014年以降、1番人気は【3-2-1-4】と可もなく不可もなし。ただし、1~2着馬20頭中17頭が5番人気以内と、基本的には人気サイドを信頼できるレース。今年の結果は、1着①人気→2着③人気→3着④人気でした。血統面でまず注目したのは「欧州血統」。「父欧州型」が出走馬8頭中4頭内2頭(2着ジョバンニ、3着クラウディアイ)が馬券に絡んだ。また、「母父欧州型」にも注目。出走馬8頭中3頭内2頭(1着エリキング、2着ジョバンニ)が馬券に絡んだ。トラックバイアスからみると京都芝内回り2000㍍は、正面スタンド前から発走して最初のコーナーまでの距離が約300㍍と短めかつ、4つのコーナーを回るトリッキーなコース。道中のポジショニング、立ち回りが勝敗の大きなカギを握る。【血 統 傾 向】タフなレースになりやすく、欧州血統に注目!?2024年1着エリキング父キズナ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧2着ジョバンニ父エピファネイア(ロベルト系/欧)×母父ノーザンダンサー系/欧3着クラウディアイ父サートゥルナーリア(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日2023年1着シンエンペラー父Siyouni(ノーザンダンサー系/欧)×母父ノーザンダンサー系/欧2着プレリュードシチー父ハービンジャー(ノーザンダンサー系/欧)×母父ノーザンダンサー系/欧3着サトノシュトラーセ父ジャスタウェイ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧2022年1着グリューネグリーン父ラブリーデイ(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日2着トップナイフ父デクラレーションオブウォー(ノーザンダンサー系/欧)×母父ノーザンダンサー系/欧3着ヴェルテンベルグ父キタサンブラック(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/米2021年1着ジャスティンロック父リオンディーズ(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日2着ビーアストニッシド父アメリカンペイトリオット(ノーザンダンサー系/米)×母父サンデー系/日3着フィデル父ハーツクライ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/米2020年1着ワンダフルタウン父ルーラーシップ(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日2着ラーゴム父オルフェーヴル(サンデー系/日)×母父ミスプロ系/米3着マカオンドール父ゴールドシップ(サンデー系/日)×母父ナスルーラ系/欧【京都2歳S 血統背景】エリキング(牡2、栗東・中内田充正)は、父キズナ×母ヤングスター(母父High Chaparral)。ATCフライトS(豪G1・芝1600㍍)のファンスターの甥で、ATCオールエイジドS(豪G1・芝1400㍍)などに勝ったトファーネやATCメトロポリタンH(豪G1・芝2400㍍)のノーコンプロマイズのイトコ。母ヤングスターはBRCクイーンズランドオークス(豪G1・芝2200㍍)勝ち。2023年セレクトセールにおいて2億3100万円(消費税込み)で取引されたキズナ産駒で、母の父は英ダービーなどG1を6勝したハイシャパラル。曽祖母ユーザーフレンドリーはG1(英オークス馬)・5勝馬であり、1992年のジャパンカップにも出走(6着)した名牝という優秀な母系を持つ。母方(サドラーズウェルズ系×デインヒル系の配合)が重厚な欧州血統のキズナ産駒で、地力と持続力に長けたタイプ。抜群の鋭い脚はなさそうだが、このレース向きのタイプ。調教で見せる動きはさすがと思わせるもので、仕上がりに不安は感じないが、実戦を経験した前走ではゲートや1コーナーの入りのところで少し気難しい面を見せていた。ただ、レースのラスト2ハロン10秒9、11秒6の流れをサッと抜け出した瞬発力は、クラシック候補の評判に違わぬものだっただけに期待したい!?同馬は、発進からスムーズで5番手を追走。1000㍍標でスリーキングスを外からパスして、3番手の外で前を射程圏へ。4角手前は促されても反応が鈍かったが、直線の1ハロン標からグッと加速すると、あとはジョバンニの追撃を斥けた。これで3連勝。ジョバンニ(牡2、栗東・杉山晴紀)は、父エピファネイア×母ベアフットレディ(母父Footstepsinthesand)。セキトバイーストやマテンロウアレスの半弟で、母ベアフットレディはネルグウィンS(英G3・芝7F)勝ち馬。母父フットステップスインザサンドは英2000ギニーに勝ったジャイアンツコーズウェイ産駒。父エピファネイアはジャパンCと菊花賞に勝ちエフフォーリア、デアリングタクト、ダノンデサイル、ステレンボッシュなどを出す長距離砲。野路菊Sではエリキングとの一騎打ちも最後まで交わせず。脚長で大箱向きっぽいので、内2000でどう立ち回るか。外枠だったデビュー戦と内枠の前走ではレースぶりに多少の差があった。瞬時に加速するイメージでない過去2戦の内容を考慮すれば、自分から動いていける枠のほうが好ましいだろう。長く脚を使う展開に持ち込めるかがポイントになる。同馬は、スタートは互角も行き脚がなく、最初の1、2歩目が鈍かったことで序盤は後方追走。半マイル標からエリキングのあとを追って進出を図り、長く脚を使って2着まで浮上した。まだ良くなってきそう。クラウディアイ(牡2、栗東・橋口慎介)は、父サートゥルナーリア×母モンクール(母父ディープインパクト)。芝1600~1800㍍で4勝を挙げたロフティフレーズの3/4同血の弟。「父キングカメハメハ系×母の父ディープインパクト」も20年1着ワンダフルタウンが出るなど、配合の組み合わせからも注目。マルゼンスキーなどが出るシル牝系に属し、本馬は牝祖シルを6×4でクロスした点が特徴的。サートゥルナーリア×ディープインパクト譲りの瞬発力が持ち味で、新馬戦ではスローペースからの2F勝負に勝利。馬体重416㌔の小柄な馬体だけに、クラシック路線で戦っていくのであればもう少しボリュームが欲しいところ。将来的には超長距離戦での活躍に期待したい一頭だけに、夏からの成長がどれほどあるかにも注目したい。同馬は、スタートは互角も行き脚がなく、1角の入りで狭くなって引かされたうえ、勝負どころでジョバンニに先を越され、4角からサラコスティの内を捌いて3着までよく差してきた。いい経験になれば。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #競馬 #JRA #データ分析 #血統 #G3 #日刊コンピ指数 #京都2歳S #ジョバンニ #エリキング #クラウディアイ