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【チューリップ賞(G2)回顧~その先へ】血統篇
【今週のスケジュール】
4日(月)07:00頃 中山牝馬S、フィリーズレビュー、金鯱賞
の「日刊馬番コンピ指数分析予想篇」
5日(火)07:00頃 オーシャンS、チューリップ賞、弥生賞
の回顧~日刊馬番コンピ篇
6日(水)07:00頃 オーシャンS、チューリップ賞、弥生賞の回顧~血統篇
7日(木)07:00頃 日記「術はあるⅡ~その先へ」
7日(木)07:00頃 中山牝馬Sの「徹底的に攻略データ篇」
8日(金)07:00頃 フィリーズレビュー、金鯱賞の「徹底的に攻略データ篇」
9日(土)07:00頃 中山牝馬Sの「予想篇」
9日(土)19:00頃 中山牝馬Sの「回顧篇」
10日(日)07:00頃 フィリーズレビュー、金鯱賞の「予想篇」
10日(日)19:00頃 フィリーズレビュー、金鯱賞の「回顧篇」
個人的に何もなければ、上記通りに更新されます。
【チューリップ賞の結果】
レースは、後方追走から直線で一気に各馬を差し切ったスウィープフィート(5人気)が、逃げ粘ったセキトバイースト(9人気)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらに1/2馬身差の3着にハワイアンティアレ(15人気)が入り、大波乱決着??
傾向面からみると、まずは「前走G1組」が過去10年で8勝。今年は上位馬が揃って不出走。エルフィンS2着を挟んだ阪神ジュベナイルF7着スウィープフィートのみ参戦も優勝。次に「1枠」が[2-3-0-8]複勝率38.5%で馬券率トップ。今年は3着バースクライが1枠1番。最後に川田将雅騎手が[3-1-1-2]勝率42.9%、連対率57.1%、複勝率71.4%と神の領域。今年はアルテミスS3着スティールブルーに騎乗も10着惨敗。
血統面からみると、「父欧州型」に注目すると、出走馬16頭中4頭内2頭(2着セキトバイースト、3着ハワイアンティアレ)が馬券に絡んだ。
トラックバイアスからみると、阪神芝1600mのスタートは、2コーナーを過ぎたあたり。3コーナーは444mあり、組み合わせや先行争いの有無でペースが変動しやすい。ゆったりとしたコーナーを回り、最後の直線は高低差1.8mの坂を含む474m。外回りのマイル戦らしく、末脚のしっかりしたタイプに合うレイアウト。
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【血統傾向】
主流血統が走りやすいが、ポイントになるのはスピード指向の血!?
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2024年
1着スウィープフィート
父スワーヴリチャード(サンデー系/日)×母父サンデー系/日
2着セキトバイースト
父デクラレーションオブウォー(ノーザンダンサー系/欧)×母父ノーザンダンサー系/欧
3着ハワイアンティアレ
父ロードカナロア(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日
2023年
1着モズメイメイ
父リアルインパクト(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧
2着コナコースト
父キタサンブラック(サンデー系/日)×母父ミスプロ系/米
3着ペリフォーニア
父モーリス(ロベルト系/欧)×母父サンデー系/日
2022年
1着ナミュール
父ハービンジャー(ノーザンダンサー系/欧)×母父サンデー系/日
2着ピンハイ
父ミッキーアイル(サンデー系/日)×母父トニービン系/欧
3着サークルオブライフ
父エピファネイア(ロベルト系/欧)×母父サンデー系/日
2021年
1着メイケイエール
父ミッキーアイル(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧
1着エリザベスタワー
父キングマン(ノーザンダンサー系/欧)×母父ノーザンダンサー系/欧
3着ストゥーティ
父モーリス(ロベルト系/欧)×母父サンデー系/日
2020年
1着マルターズディオサ
父キズナ(サンデー系/日)×母父ミスプロ系/米
2着クラヴァシュドール
父ハーツクライ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/米
3着レシステンシア
父ダイワメジャー (サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧
【チューリップ賞 血統背景】
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スウィープフィート(牝3、栗東・庄野靖志)は、父スワーヴリチャード×母ビジュートウショウ(母父ディープスカイ)。スイーズドリームスやスイープセレリタスの姪で、母母スイープトウショウは宝塚記念などGIを3勝の名牝。アドマイヤハダルやピンクカメハメハなども近親で、牝祖サマンサトウショウはエプソムC勝ち馬。父スワーヴリチャードはジャパンCと大阪杯に勝ち初年度からレガレイラなどを出して成功。特に本馬のように母系にダンジグが入る配合はよく走っている。エルフィンSは荒れたインに突っ込み伸びたが、コース取りの差だけか。大箱1800ベストっぽいがここも有力。
キャリア5戦で、メンバー中最速の推定上がり3ハロンタイムを2度マークしているように、末脚は武器の一つ。展開に左右される面はあるだろうが、今回も直線でしっかりと脚を伸ばしてくる!?
同馬は、スタートは互角も後方3番手で折り合い追走。4角で大外を勢い良く回り、直線で一気に突き抜け優勝!! 軸不在のトライアルは、昨年に続き今年も大波乱決着!? 後方から末脚を爆発させると強いタイプだけに、本番(桜花賞)仕様。ただ、2019年以降チューリップ賞の勝ち馬の桜花賞成績[0-0-0-6]と低迷…悩ましい??
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セキトバイースト(牝3、栗東・四位洋文)は、父デクラレーションオブウォー×母ベアフットレディ(母父Footstepsinthesand)。母のベアフットレディは北米GIIカナディアンS(芝9F)や、英GIIIネルグウィンS(芝7F)などを制した馬で、アスタービーナスやマテンロウアレスの半妹。父はダンジグ系大種牡馬のウォーフロントの後継のデクラレーションオブウォー。母父のフットステップスインザサンドはドーブネの母父として馴染みのある名前。ペースが流れてくれれば有難いものの、阪神外マイル向きとは言い難く、多少渋った馬場になった方がいいかも??
初勝利を挙げたあとも、1勝クラスやリステッドで安定感が光るキャリアを重ねている。今回は初めての重賞挑戦となるが、これまで積んだ豊富な経験を存分に生かして桜花賞の優先出走権獲得をもくろむ!?
同馬は、スタートは互角も1ハロンほど進んだ辺りで先頭へ。4角を回りリードを広げて、ラチ沿いに粘り強く逃げ込みを図るも、勝ち馬の末脚に屈して2着。タフな持続力勝負になると面白いタイプだけに、良馬場での展開は?? 本番(桜花賞)は、馬場次第!?
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ハワイアンティアレ(牝3、栗東・松永幹夫)は、父ロードカナロア×母モアニケアラ(母父マンハッタンカフェ)。母のモアニケアラはJRA5勝馬。父のロードカナロアは世界で活躍したキングカメハメハの後継のスプリンター。母父マンハッタンカフェに母母父がメジロマックイーンとスタミナの要素が入るなか、牝系自体が短距離のスピードが強く、ゆくゆくはスプリンター寄りになるのかな?? 走法からも前走制した京都の緩い馬場がマッチ、外回りよりは内回りが合うタイプ。
前走(3歳未勝利)は、中団の前目に位置。4コーナーで先団に接近して直線、外に出されて伸び、抜け出した。内から追い上げてきた1番人気リチャードバローズに並ばせずに1着。
同馬は、スタート悪く馬群の後尾追走。4角を回り、直線で内側に切り込み坂上から渋太く伸びて3着確保。本番(桜花賞)で内枠を取ることができれば、侮れない存在に浮上。切れ味は鋭いだけに、穴馬候補??