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風景画杯、やります。

わたくし高橋白蔵主、ついに文芸賞を設立しました。
「風景画杯」です。
お祭りをします。参加してくれる人が増えることを望みます。
(0712 改稿、参加目印タグ規定、評価点ガイドライン追加)

応募要項

(1)締め切りは2021年8月16日です。わたくしの誕生日だからです。

(2)賞金は最優秀に5000円です。13作品以上あつまったら10000円にします。支払いはnoteのサポート形式かpaypay送金の予定です。金額相当のものがほしい、という物納にも応じます。副賞は気持ちが高まったら付けます。

(3)レギュレーションは、「事件が何も起こらないのに面白い小説」です。テーマや題材は自由です。字数は3000字から3万字くらいまでとします。内容が面白ければすこしくらい多くてもいいです。1人格につき1作品までとします。多重人格の方は人格の数だけ応募してもらっても構いませんが、新作のみとさせてください。

(4)評価基準は二軸です。「物語中に事件が起きてない」という基礎構成点と、「中身が面白い」という演技点の合計です。ビュー数、スキの数、ファンの多さなどは勘案しません。やむを得ず何か事件が起きるのも容認しますが、宇宙怪獣の襲来とか、あんまりにも事件がドカスカ起きすぎている場合は選外となる可能性が高いです。(宇宙怪獣が基本的に中二日で襲来する世界における日常を書く場合などは構いません)

(5)講評できるほどの偉さがないのですが、これは!、と思ったものや、これは…、と思ったものについてはなんか書きます。基本、全作レビューします。

(6)参加はこちら、note媒体にてタグ「 #風景画杯 」をつけて更新してください。随時探して、わたしが応募作一覧マガジンに追加しますので、そちらをもって応募完了とします。多分朝晩くらいの手動クロールになると思います。
投稿後の加筆修正については控えてください。

(7)いくつか質問がありましたので採点基準について明らかにしておきますが、「何も起きない度合い」はレギュレーションとして機能しますが、だからといって「事件起きてるじゃん!即選外!」とはなりません。
一つの基準として、その事件が物語を動かしたかどうかを加味します。物語が始まる前に月が爆裂四散していたとしても、書き始められた物語が終わるまでの間において再爆発しないようであれば、特に減点はありません。

事件性の有無についてはある程度客観的な判断ができるのに対して、面白さについては主催であるわたくしの好みによるため、「ちょっとした事件が起きてるけど面白い物語」と「事件は何も起きてないけどなんの面白みもない物語」では、おそらく前者の方が評価は高くなります。
それを踏まえて明言しておきますが、「事件が起きまくっているけど面白い物語」に関しては「評価は高いけど選外」となります。


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「何も起こらない物語」というのが好きです。
爆発があるわけでもないし日常が破壊しつくされるわけでもないし、革新が訪れることもありません。恋人たちは張り裂けるような別離を迎えるわけでも燃えるような恋に落ちるわけでもありません。淡々としていて、なんということもないし、要約するとなんなわけ?って聞かれると何も答えられない物語が好きです。何が言いたいのか、よくわからないけれどもそこにある、という作品が好きです。「あらすじ」が書けない物語が好きです。

わたしがこれまで書いてきた物語たちは、比較的、そういったものが多かったように思います。なかなか、「そういう作品」というのは世に出ることが少なく、そういったものに日を当てるような章になればいいなと思ってます。

参考までに、「なんも起こらない小説」の例をいくつか拙作から上げておきます。どれも、なんも起こらない割にはけっこう面白いと思うのでよかったら読んでみてください。なんか書く気になってくれたら嬉しいです。
どの程度までが「なんも起こらない」なのかの基準値として使ってくださっても結構です。

レギュレーションにも挙げました通り、「大宇宙弁護士の日常」とかであれば別にタコ型宇宙人がバチボコにぶん殴られる物語でも大丈夫ですし、兵士の日常として必要であれば、同僚の首がすっ飛んでいく戦場のシーンがあっても平気です。賞の題名通り、「風景画が描かれている」ような作品であればSFでもファンタジーでも構いません。

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