今回は、建設部門、R4年度の問Ⅰ-2の添削事例です。超大作なので、時間があるときにゆっくり読んでください。
参考になりそうな資料は最後に載せておきます。
1.問題文を読み解く
ざっくりまとめると、2050年カーボンニュートラル実現に向けて国は様々な計画や施策をやってますよ~。さて、”あなたは”建設部門の技術者として何をやりますかということを問われています。
国の施策なんて聞いていないのです。あなたの技術者としての考えを述べる試験なのです。
設問1に関しては「CO2排出量削減」だけでなく、「CO2吸収量増加」についても触れてください。
設問2については、自分が重要と考える課題を挙げればよいです。正解はありません。解決策は”複数”とあるので2つ以上書いてください。
設問3は新たに生じうる"リスク"です。
リスク=不確かさ!(とその影響)
ここテストに出ます。毎日朝晩10回ずつ声に出してください。
最初っから分かっている問題、例えば費用不足・人材不足はリスクではありません。
何らかの影響で費用が増える可能性があるとかならリスクになりうるかもしれませんが、基本的にお金や人については書かないほうが良いと思います。
設問4について、一般論を並べる人もいますが、できるだけ具体的に、その業務特有のことを書いたほうが高評価が狙えると思います。
2.総論
何も見ずに書いているなら知識は十分あるのかなと思います。(この時期なら、資料を見ていても問題ないです。)
課題についても、多様な観点から記述できていると思います。
ただ、出題者は、あなたの技術者としての意見が聞きたいのに、全体的に技術者らしさがありません。施策について述べているだけで、あなたは何をするの?と言いたくなります。
もう少し、深堀りして、自分の行動に落とし込んでみるとよいと思います。
論文をたくさん書くことより、まずは1つの論文を完成させることに力を入れましょう。1つ型を作ると量産は比較的簡単にできます。
3.課題