【建設部門】グリーンインフラ(予想問題)
環境部門の過去問を参考に問題を作成しました。
1.概要
グリーンインフラとは、社会資本整備や土地利用等において、自然環境が有する多様な機能(生物の生息の場の提供、良好な景観形成、気温上昇の抑制等)を活用し、持続可能で魅力ある国土づくりや地域づくりを進めるものである。
道路空間においては、緑地帯や雨庭(雨を一時的に貯めて浸透させる庭)等のグリーンインフラが、雨水の流出抑制、ヒートアイランド現象の緩和、憩いの場の提供等により、快適な道路空間を形成する。
2.効果
道路のグリーンインフラの効果として、次の3つが挙げられる。
①防災・減災
雨水の流出抑制、緑地帯による延焼防止、緑の持つ多様な機能を発揮させることで、防災・減災に繋がる。
②環境保全
道路空間の緑化により、CO2吸収、ヒートアイランド現象の緩和、生物多様性の保全などの環境保全に繋がる。
③景観や快適性の向上、地域コミュニティの形成
道路空間に植栽帯や街路樹を整備することによって、景観向上や歩行者空間の快適性向上やにぎわい創出につながり、地域の魅力が向上する。
また、住民等との協働による植栽帯の維持管理・活用を図ることで、地域コミュニティの形成にも繋がる。