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キャリアコンサルタントを志した理由

こんにちは。まこです。地方物流会社所属の37歳です。リーマンショック直前の2008年に入社し、以来一社一筋の社会人人生。昨年8月にキャリアコンサルタント受験を決意。養成講座と試験勉強を経て今年4月に試験合格。5月に晴れて国家資格キャリアコンサルタントの登録をしました。

キャリコンというと、人材系の仕事をされてる方や人事部の方がキャリアアップとして取得するイメージが強く、私の通った養成講座でもそのような方が数名いました。しかし私のこれまでの経歴は8割が物流関係で2割が経営企画・社内広報など管理系。人材・人事とは縁もゆかりもない私がなぜキャリコンを志したか。それを書いていきます。


■根っこは「若手に還元したい」という思い

突然ですが私は今の会社が好きです。なぜか?それは「」です。
新入社員の頃の部署でのやらかしネタが今でもその部署の昼ご飯の話題となってしまうくらいどうしようもなかった私を見捨てず育ててくれたのは、尊敬できる先輩や上司でした。時に厳しく時に優しく接してくれた先輩上司が私の社会人としての基礎をつくってくれました。仕事はキツく、何度も心を折りましたが、幸い人には恵まれたから辞める選択せず続ける事ができた、と思っています。

先輩の背中を見て成長した私も30を過ぎ中堅社員となり、若手を指導する側になってきました。指導にあたっての私の思いはただ一つ、

「今まで自分が得てきた事を下の世代へ還元していきたい」

でした。

先輩から受けた恩に対する恩送りの気持ちがあったのでしょう。自分の成長の過程で得てきたものが誰かのためになる。そのために後輩と接する事が今も私が働く強いモチベーションです。

日常の仕事の中では十分若手に還元でき、その点では充実感を得ていました。しかし私の欲求はそこに飽き足らず、

”仕事”をより大きく捉えた”キャリア”の面からも
若手に何か還元できる存在になりたい

徐々にそう思うようになってきました。しかしどうやったらそんな存在になれるのか?そのために何を身につければいいのか?肝心のそこは全く分からず、さりとて深く調べる事もなく、また月日は過ぎていきました。

■コロナの巣篭もりとTwitterがきっかけを与えてくれた

時は流れ2020年春。コロナ禍による巣篭もりが本格化しだした頃です。もともとアウトドア派で家でやる趣味をあまり持ってなかった私は新しい事としてTwitterを始めました。

もともと「人」に関心が高かった事もあり、人材、キャリアの発信をされている方と自然に繋がりを持つようになっていきました。そして彼らとの交流の中でよく出てきた言葉が「キャリア形成の専門家」としてのキャリアコンサルタントです。

キャリアコンサルタントは言葉として知ってましたが、経営コンサルのようなイメージで、会社の人事制度を変えたりする近寄りがたい存在という勝手な先入観がありました。しかしTwitter上でのキャリコンさんの発信を見ると、もっと一人一人に根差した存在で、目の前の人のキャリアを一緒になって真剣に考える人なのだと知りました。「これこそ私がやりたいと漠然と思ってた事では?」俄然キャリコンに興味を持ち始めました。


■キャリアを自ら切り開くため、自分自身で背中を押した

先ほども言ったようにこの時期家で特段やる事もなかった私はもう一つ、自分自身のキャリアについても考えるようになりました。

それまでの私は「キャリアは会社がつくってくれるもの」という考えを持ち、「どう働きたいか。何をしたいか。どう生きたいか」などを深く考える事はありませんでした。人事部とのキャリア開発面談でも「今後の働き方に特に希望はありません」と回答した記憶があります。そんな私がキャリアについて考えるようになったのは、やはりTwitterの影響が大きかったと思います。

自分の今後のキャリアを考えた時、真っ先に思ったのは「このままでいいのか?」という不安感でした。
地方の物流会社に入社以来一社一筋。会社の中で食べていくだけの知識・人脈はある程度築けた自信はあるものの、会社の肩書を取った時自分はどれだけの価値を社会に残せるのか

自分自身のキャリアに対する考えをまとめた当時のノートに書いてあったのは、

◆社外に出て通用するスキルがない
◆本業がダメになったら?
◆「気付いたら手遅れ」にしたくない
◆本業以外の「自分の生きていく道」のタネを30代のうちにまいておきたい

こんな危機感でした。

本業以外の自分の生きていく道をつくりたい。そんな思いにかられ、副業として推奨されているもの(ブログ、プログラミング、動画編集)に手を出してみました。実はTwitterを始めたきっかけもブログ集客のためでした。しかしそのどれも長続きせず。なぜならそれらは全て心から楽しめなかったからです。

本業以外の生きる道をつくりたい。でもお金のためだけに時間をかけるのはしんどい。せっかくやるなら心から興味を持ち、楽しいと思う事をしたい

これが私の譲れない事でした。もとより「ブログ開始1ヶ月で月〇〇万円収益達成!!」など、副業に対する人目を引く言葉には全く興味が持てませんでした。私にとってお金は強い動機ではありませんでした。やるならば自分が興味を持ち、楽しめ、追求できる事を掘り下げ、その中で価値をもたらす事で誰かに還元したい。

では何なら興味を持ち楽しめるか?それは「人」を支援する事でした。

人の話を聴く事が好き。人の成長を見届けるのが好き。また、「まこは人当たりが良い」と言われる事が多く、それは元来の人好きが起因しているのだな、と自己分析してます。目の前の人が私と接する事で少しでもより良い人生となって欲しい。そうなれる事のためなら私はいくらでも追求できる。そう確信してます。

そしてもともと持ってた「若手のキャリアにもっと関わっていきたい」という思い。人が好きなわたしにとって、人生に深く関われる可能性を持ったキャリアコンサルタントにこそ、私のキャリア形成の活路がある。「本業は続けつつ、『キャリアコンサルタントとしてのもう1人の私』を育てていきたい」そう自分の背中を押し、資格取得の決意をしました。


■最後に

「誰かのためになれる自分」になるため自己を磨く

Twitterで出逢ったとても好きな言葉。私がキャリアコンサルタントを取ろうと思った理由とも重なります。

「誰か(若手)のためになりたい」その思いを源泉に自分を成長させる。成長したらその分だけ誰か(若手)のためになれる可能性は高まる。可能性を増やせば自分の人生を充実させる場面に出逢える可能性も高まる。

これからも誰かのために自分を磨いていきたいです。

キャリコンとなった今は、この資格を活かし若手に限らずいろんな人のためにこの資格を活かしていきたい、と思っています。まだまだ新米キャリコン。日々勉強です。

今回は以上となります。最後までお読みくださりましてありがとうございました。

次回は「キャリコン資格勉強を通じて得たもの」をテーマに書いていきたいと思います。

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