2期じゃすりーぐ 第3節四麻じゃすクラG2 「面前はタンヤオあるんだよ」
東1局0本場-打点意識と河作り-
じゃすクラルールでは、赤一発裏などが無いため、基本ルール以上に手役が重要となる。
今回の場合では、123と234の三色同順、一気通貫、タンヤオを見た。
6m9sが暗刻となるリーチのみの価値が低いのと、対面がすでに1枚切っている為受け入れとしても価値の低い9sを切り出した。
6ブロック進行をする上で一番弱いターツは1枚切れの12m。
今回は1p引きにより234の三色は消えたため、4mを先に切ることで合わせ打ちによる壁形成や36m待ちのリャンメンケアに対応した。
東1局1本場-打点意識と押し引き判断-
リーチのみにしない手組み。
8p引きは345と456の三色同順両天秤。
245m67p引きはタンヤオ移行の打点上昇で帰ってくる。
対リーチに対し、残り筋は7本(147m 258m 147p 25p)。
ここから2筋は押せないため、形を維持しながら反撃を狙う。
8mの1筋だけ勝負をし、2000点(+1300点)の収支を勝ち取った。
じゃすクラルールは相手のリーチ棒をいかにかき集めるかも勝敗に関わる。
東2局1本場-手牌・山読み-
親からの先制リーチを受けた最終盤。
2枚切れドラ側のカン2pで聴牌をした。
残り筋は9本(25m 369m 147p 258s 369s)。
上家のむしょくさんは6pチー打7mで粘りの様子だが、強い牌は見せておらず役牌全見えのため形式聴牌に向けた進行と考える。
当日一番の思考を巡らせた局面
ここで考えたのが2pの在りどころである。
上家は1pを立直前に切っているが、北を対子で所持していたことからタンヤオではないことがわかり、122p北北から1pを切るのは違和感がある。
また、回し打ちをする場合にも他家に無筋でリーチ者に現物の2pから切りそうなところを北で回っていることから2p所持率は低いだろう。
下家の霧島岬さんも2p切りの後しゃけもとに現物の9pを切っていることから手牌の中に2pはない可能性が高い。
リーチ者のゆるねるさんも2pノータイムツモ切りからの長考5pそして4sリーチ。ピンズの真ん中に1メンツありそうであるが、ドラ1pまわりは無いか整理仕切っている可能性が高い。
この巡目で待ち牌の2pは山に1~2枚あり、放銃率8~10%ほどの9sであれば勝負に出ようと踏み切った。
その後読み通り2pを仕留め、2600点(+1300点)の収支を勝ち取った。
応援配信アーカイブでは「しゃけさん天才!」と大絶賛👏
1期からの更なる成長と2期優勝に向けた力強さを示せました。
該当箇所のわが家応援配信クリップ添付
南1局1本場-中終盤の進行を考えた副露判断-
トイトイや混一色が見えそうな手であるが、自分は両方スルー(鳴きなしオン)を選択した。
ここで考えていたことは、手牌「14枚目」のドラ東をどのように活用するか。
上家が6pポンから手出しで43pを切り出しており、ドラの東を絡めたトイトイ・役牌などの本手の可能性が高まった。
自分は副露仕掛けをした場合に、浮いている役牌と未来のドラ東ツモの時に難しい進行を強いられる。
そのために七対子での反撃を残した副露判断とした。
特に白や3pをラグらせると、対子落としを咎められたり山読みに利用されることがあるためラグすら作らせないためにも鳴き無しボタンはポチッとしてた。
南2局0本場-タイトル回収-
「じゃすクラはタンヤオがない...じゃすクラはタンヤオがない...」
じゃすりーぐ特有の豊富な対局ルールがしゃけもとの思考を惑わせた
「リーチ!!!・・・・あれ?面前はタンヤオあるじゃん」
結果はダマにしても6sは出てこない進行でしたが、最悪の結果にならずよかった😭
南3局0本場-攻撃的安牌とメタ読み-
安全度と聴牌時の和了率を兼ね備えた6sツモ切り。
他家の実力がわからない段位戦などでは6s所持も考慮されるが、しゃけもとは今回の卓レベルを信頼した上でリャンメンフォロー牌の56sを引く前から「引いたら安全度確認だけしてすぐにツモ切る」と決めていた。
副露時の手順を見直すきっかけとなったのが、1期じゃすりーぐのとある対局(2024年6月3日)だった。
「麻雀は聴牌することがゴールではない。それは同レベル以上の卓ではさらに顕著になる」
強い同卓者だからこそ6sを引っ張り、56sが聴牌打牌となった時に他家に待ちが絞られる。
そう言ったことがないような工夫を試みた。
オーラスの条件を軽くする値千金の7sツモ。
先切りした6sも対面のあたり牌であったため全てが噛み合った局となった。
終局-初登板を終えて-
着順期待値の低い卓でしたが、辛くも2位でチームに戻ってくることができた。
牌譜検討で得た知識をもとに微修正を加えながら次回登板を待ちたいと思う。
対局ありがとうございました🏠