モロッコ2018年3月27日(火)海を背景にラクダに乗る
(別ブログに投稿した記事です。少しずつ移行中です)
(前回noteの続きです。
セビージャからフェリーの出港地タリファまでバスで移動し、
そこからジブラルタル海峡を渡り、モロッコへ。
タンジェという街に着きました。初めてのアフリカ大陸です)
バスは小高い山道を登り続けます。
山道沿いには、日本の高級住宅街が霞むほどの
豪邸が立ち並んでいました。
王族の別荘もあるとか。
庭木も公道沿いの緑も手入れされていたり、
また自然そのままの良さを生かしていたりと
素晴らしかったです。
で、私たちはどこに行くのかなあと思っていたら、
今度は眼下にアフリカの太陽に照らされて輝く
海が広がりました。
ビュースポットで停車した時には
思わず、みんな、ワー!!と
一斉に駆け出したほどの美しさです。
船もヨットもいなければ、
サーフィンしている人も泳いでいる人もいません。
海も空もどこまでも濃く青く
そして広く、
周りに咲く花々は可愛らしくも野生的で
生き生きと天に向かって咲いていました。
バスが再び走り出して間もなく、
次なる感動の出会いが待っていました。
ラクダです。
ガイドさんのアシスタントが
「もしよかったら乗ってみるといいよ」というので、
テンションマックス!
まるで目の前に大好きな芸能人がいるのに
「サインください」となかなか言い出せなくて、
うすら笑いでもじもじしている人のように、
ゆっくり小股でラクダに近づいて行きました。
一方、ラクダ使いは、
私の小心を推し量ることもなく
「早くしろ、乗れ」と言い、
よりにもよって、
一番背の高い大きなラクダをあてがいました。
恐怖を感じる暇もなく、
こぶをまたいだら、
グィ〜〜〜ンと弧を描くように
急に立ち上がるものだから動揺!
おーおーおー。
我ながら低い叫び声をあげて
束の間、ラクダでの散歩を楽しみました。
「乗せてくれてありがとうね」となでなで。
思ったより毛は固かったです。
当然、私のお礼なんてラクダは完全無視でした。
チラッと振り向くとか、
ウィンクするとかすれば可愛げがあるのに。
果敢にも、そんなツレないラクダに顔を寄せ、
自撮りも試みました。
その写真を載せたいところですが、
じわじわと笑えてくるほど
ラクダと私が似ていたので
心情的には相当面白くなく、
割愛します。
そのあと、「ヘラクレスの洞穴」という
波の浸食でできた洞穴にも立ち寄りました。
さて。
旅の楽しみの1つといえば、食事。
早朝からの移動でお腹もすいてきたころです。
待ちに待ったレストランへ向かいました。
「アメイジングなレストランさ!」
とガイドのカルロスはハードルを上げたので
こちらの期待も上がる一方、
入り口が怪しげで、
「本当だろうな…?」と疑いましたが、
まあ、確かにいいレストランでした。
席はグループに分かれて座るよう指示され、
一人旅のアメリカ人と、
バルセロナの夫婦、アジア系の家族連れと一緒になりました。
最初にスープ。
早速アメリカ人が飲もうとしたところ、
バルセロナの旦那さんが阻止。
「待て。まずはこの日本の女の子に飲ませて
反応を待とう」
エッ!?
急に理由もなく毒味係を仰せつかり、
みんなの視線が私に集中。
「じゃあ、飲みますね」と一口飲むと
酸っぱいような、辛いような…。
でも味はまろやかで、
入っていたパスタみたいなのはボヨボヨだったけれど
美味しい。
「good」
そう報告すると、
みんな、「Oh〜」と安心して飲み始めました。
なんだそりゃ!と思いましたが、
朗らかに談笑しつつ、
次々と食卓に並んだ
クスクス、チキンのスパイシー串焼き、
お菓子、ミントティーをいただきました。
クスクスはさすが本場で、
日本で食べるより圧倒的に美味しく、
鶏と野菜の出汁がよく効いているように思いました。
その鶏がまた弾力があって美味。
元気な鶏を絞めたばかりだったのでしょうか、
肉を食べてる!という感じでした。
あまりにおいしくて、おかわりしました。
モロッコ料理を堪能したのちは、
お買い物です。
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