ホテルコンドミニアムの収支計算で気をつけること
リゾート地ならではの「ホテルコンドミニアム」。オーナーがハワイに来るときにオーナー使用ができて、使わない時はホテルの一室として賃貸して収入を得ることができます。
購入を決める前に調べておきたい収支。取り寄せた明細書で気をつけなければならないことがあります。
ホテルコンドミニアムは、管理費、固定資産税など経費がかかるのがネックですが、値段自体が他の物件に比べるとリーズナブルですし、オーナーが気軽に使えるシステムになっているので人気があります。
ホテル運営会社に賃貸を任せると、マーケティング、予約、管理、など全てやってくれるので、オーナーは何もしなくてもいいので楽です。
ハワイに住まないオーナーには、ホテルがオーナーの代わりに必要な税金(ハワイ州の消費税のようなGET税、ハワイ州のホテル税のようなTAT税)を支払ってくれるサービスも提供しています。
ハワイ州の税金、GETとTATについてはこちらを参照してください。
ホテルコンドミニアムの購入を検討するとき、必ず購入予定の部屋の「収支明細」を取り寄せて、その内容を確認しましょう。
収支明細には、必ず収入として「宿泊費としての収入」と「宿泊客から徴収する税金2種」の項目が分かれています。税金も「収入」としてみなされますが、これはオーナーがハワイ州に納税しなければならないものです。
オーナーの中には、ホテル運営会社にこのハワイ州の税金を代わりに納めてもらっている人もいて、その場合は収支明細に反映されます。
ですが、もちろんのことながら、自分で別途納税するオーナーもいます。
オーナーが自分で、もしくは自分の税理士に依頼して、別途納税する場合は、収支明細にはその支払いが反映されませんので、最終的なオーナーに渡される金額の中に、宿泊者が払った税金が含まれています。
この税金分を含んだ収入額を、ホテルから渡される「ネット収入」として計算してしまうと、誤差が出てきてしまうので注意しましょう。
このハワイ州税金(GETとTAT)はそれぞれ総収入の4.712%と10.25%で、合計総収入の約15%となり、結構な額になります。
ホテルコンドミニアムの収支明細書をみるときは、この税金が引かれているかどうかを確認するようにしましょう。
その上で、このホテルから渡される収入から、管理費、固定資産税、保険料などの経費を引いて、純利益を計算してみましょう。毎月の手取りがあるのか、それとも毎月マイナスになるのか、よく考えてそのホテルコンドミニアムの購入が自分の目的に合うかどうかを決めるようにしてください。