大切な人の入院に付き添って思ったこと
最近、とても大切なおともだちが、ガン摘出手術を受けました。
症状や手術の説明など、入院前の診察及び説明のところから、私は強引に彼女に付き添いました。
そんな時、タイムリーにも、はるかぜるりいさんの著作「アラフィフころんでまたおきる:はじめての骨折入院体験記」を読ませていただきました。
以前からダウンロードしてあったのですが、時間がなくて読めませんでした。
入院の付き添いで時間ができたので、読んでみることに。
怪我をされた時の状況から、診察、入院の準備、入院、手術、そしてリハビリと、るりいさんが経験されたことを詳細に記録してある本です。
実際にいきなり怪我をした立場から、克明に詳細が記録してある本はめずらしいと思います。
また、ご本人にしかわからない心情や、支えてくれるまわりの人たちに対する気持ちが、繊細なタッチで描写されています。
日本とハワイの入院の際のシステムの違いや、医療関係者の方達の、患者さんへの接し方の違いなども、よくわかりました。
読んでよかったなあ〜、と思う本でした。
…それにしても、やっぱり日本の医療システムはきめ細かいなあ。
ハワイの病院は、あっさりしていていいのですが、かなりスパルタで厳しい感じがします。
手術を受けたおともだちは、開腹手術で内臓を一部摘出しました。
6時間にわたる大手術。
なのに、手術の翌日から、強引に歩行訓練をさせられていました。
「早めに動かないと、治りが遅くなるから」
という看護師の説明でした。
なんだか、もうちょっと優しくしてもらいたいなあ…
手術を受けた本人は、どうしても早くよくなって、早く自宅に帰りたい思いが強かったためか、痛みをこらえて歩行訓練を行い、なんと4日目に退院。
こんなに早く退院できたのはいいのですが、私としてはとても不安でした。
自宅療養していて、もし何かあったらどうするの〜?
結局は大丈夫だったのでいいのですが…
私はやっぱり日本のきめ細かな対応の方が安心です。
はるかぜるりいさんの、この本にタイムリーに出会えて感謝です。