そもそも海外不動産に投資すべき?
少し前から日本でやたら「海外不動産投資セミナー」が開催されています。そこで行ったこともない土地の不動産の購入を決める人もいると聞きます。
今もこういったセミナーは盛んに行われているようです。
セミナーに参加したり、関連する本を読んだりするのはいいことです。
ですが、「海外不動産」セミナーや「簡単にできる海外不動産投資」といった本は、あくまであなた自身の「リサーチを始めるきっかけ」にとどめてください。特に、行ったこともない土地の不動産に、土地勘を養うことなく手を出すのは非常に危険ですのでやめましょう。
もちろん、あなたがすでに不動産投資を始めていて、かなりの経験があれば別です。
私もそうですが、売買を専門とする不動産業者は、お客様に不動産を買っていただいたり、売っていただいたりすることで始めて収入があるわけです。
コミッション収入が売買を専門とする不動産業者の1番の目的なのです。
コミッション収入だけでなく、不動産会社の中には、自社で買い取った不動産に少しリフォームをかけた後、日本のバイヤーに再販し、大きなマージンをとるところもあります。
セミナーに参加する場合は、あくまで自分の「リサーチ」と「勉強」そして今後の「参考にする」ためだけに参加するようにしてください。
以下、私が伝えたいポイントです。
1.セミナーや本にある、不動産業者の説明を鵜呑みにしない。
2.セミナーや本で紹介されている不動産情報は、エリアや物件が特定されている場合が多く、たいてい情報が偏っているので注意。
3.不動産業者ではなく、同じ立場ですでに不動産投資をしている「投資家」の人たちを探し、情報交換・情報収集をする。
4.オンラインで、できる限りのマーケットリサーチをする。
5.今は無理ですが、渡航ができるようになったら、できる限りその土地に行って土地勘を養う。
6.海外不動産を購入し、オーナーになったら、賃貸会社に任せるにしても、必ず「英語」が必要になることを事前に覚悟する。
最近、セミナーのことや、セミナーに参加した後に主催不動産会社から送られてくる情報についての問い合わせが増えています。
セミナーだけでなく、YouTubeをみて購入する気になったお客様もいます。
怖くなってきたので記事にしてみました。
不動産に限らず、「経験のない私でもできそう!」みたい気持ちにさせる話にはすぐに乗らず、十分リサーチを行った上で判断するようにしてください。