いつまで仮免のままでいるつもり?と聞かれても
著:御手洗ケール
ハワイの運転免許の更新は8年(25歳以下は4年、72歳以上は2年)ごとですが、パーミットと呼ばれる、いわゆる仮免の場合は、毎年更新する必要があります。
自慢ではありませんが、私はハワイに引っ越して以来、この仮免をキープし続けています。どこへ行くにもバスが中心で、家族が送り迎えしてくれたり、親切な友人たちが便乗させくれることもあり、周囲の好意に甘えっぱなしですが、今のところ困ったことはありません。仮免は立派なID代わりに役に立っています。
仮免は筆記試験にパスすれば取得でき、免許を持っている人が隣にいれば、運転もできます。実際の免許を取得するには、ロードテストを受けて合格しなければなりません。私はこの路上試験を受ける気がない、と言ってしまえばそれまでですが、そのうちと思っている間に、こんなに月日が経ってしまった次第です。
はじめの頃は、更新記録が紙でファイルされていたため、毎年手続きに行くたびに、係の方に「そろそろ免許取ったら?」と言われたものですが、コンピューター管理になってから、特に何も言われることもなくなり、一抹の寂しさを感じることも。
以前、ハワイの生活辞典のようなものに「仮免の更新回数にはリミットがある」というようなことが書かれていたのですが、「あ、それは違います。何回でもできますよ」とひとりでツッコミを入れたこともありました。
本当に私は一体いつまで仮免のままで行くのか。免許取得に興味がないわけではなく、毎年新年の目標として、次のように心のなかで決めてはいるのですが…
ロードテストを受ける日の目標
1 2月末の次回更新時まで
2 誕生日まで
3 その年の大晦日まで
4 追加で、遅れてくる旧正月まで
と、4段階設定しても、実現しないのはなぜでしょう。
アメリカには、教習所というものがなく、仮免取得後に誰か免許を持つ人(大抵の場合は家族)に横に乗ってもらい、練習し、自信がついたところで、家族や友人が運転する車で試験場へ出向き、テストを受けるのが普通。なので練習の時間ももちろん必要です。しかし多くの人から、身内だと練習中に大喧嘩になると聞くので、やはりプロの先生の個人レッスンを受けるのがいいかもしれません。
車が運転できれば、行動範囲も広がり、自分で自由にどこへでも出かけられるというメリットは魅力です。もし家族やペットに何かあっても、すぐに対処できるかもしれませんし。とりあえずは、本物の仮免が届くのを待って(現在はテンポラリーの紙製)からもう一度考えようと思います。
そういえば、昔は古い免許は、穴を開けて返してくれたのに、最近はそのまま没収されてしまいます。今年も係の方に聞きそびれました。
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