ハワイのエンタメ完全復活を感じる4月、いよいよメリーモナークも始まります
著:御手洗ケール
明日はイースターサンデー。ハワイ島では、週半ばから待望のメリーモナーク・フラフェスティバルが始まります。
様々なイベントが中止(一昨年)→オンライン(昨年)→復活(今年)という経緯をたどる中、フラの祭典メリモも、今年一般向けチケット発売はなかったものの、久々に観客ありで開催されます。
20日(水)のホイケに始まり、21日(木)ミス・アロハフラ、22日(金)カヒコ、23日(土)アウアナ&授賞式というスケジュールは変わらず、テレビやストリーミング中継を通して世界中の人が観戦することができます。
優勝経験の多い実力派ハラウに所属している元同僚のダンサーが、ファンドレイズで参加資金のサポートを募っていたので、微力ながら協力させていただきました。旅費、滞在費、衣装代など、ひとりあたりのトータルの参加費は聞いてびっくりですが、もちろんそれだけの価値はあるビッグイベント。コロナ禍では、練習もずっとズームだったらしく、すっかりやる気を無くしていた彼女でしたが、久しぶりに会った時はとても嬉しそうで、別れ際に「テレビで応援してね!」と言って笑顔で去っていきました。頑張れ~!
第59回メリー・モナーク・フラフェスティバルの詳細はこちら
春休みにはメインランドからの旅行者も増え、ワイキキはかつての活気を取り戻しています。見回すと、ハワイのエンターテインメントもとっても元気になりました。
4月に入り、オペラ、ミュージカル(ブロードウェイ・イン・ハワイ)が幕を開け、ハワイ国際映画祭もオープニングとクロージング作品はソールドアウト。ハワイアンミュージックのコンサートも大きな会場で開催され始めています。イベントも2年ぶりの再開のニュースが多く、今月はスパムジャムやアニメオタクが集まるカワイイ・コンも予定通り。
私も先日、久々にハワイ・オペラ・シアターの4月公演「マダム・バタフライ」に出かけて来ました。平日の夜だったので、そこそこの入りでしたが、久しぶりのお出かけを楽しむ人が集い、なんだかみんな嬉しそうでした。
長崎が舞台のこのオペラは、15歳の蝶々さんの悲劇的なストーリーに腹を立てながらも、かの有名なアリア「ある晴れた日に」に聞き惚れ、やっぱりライブはいいなぁと実感。しかもこの演目には日本語字幕も付いており、びっくりいたしました。ハワイ・シンフォニー・オーケストラも、ようやく本格始動という感じで、これからが楽しみです。
GWに日本からのツアー発売のニュースも届き、ハワイは完全復活までもうちょっと。もし諸々の事情をクリアできれば、ぜひ元気になったハワイを見に来てほしいと思います。もちろん、私たちも日本に行く日を心待ちにしています!