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されど切手

著:御手洗ケール

最近、誰かに手紙を書きましたか?

メールやメッセージが主流の今、お礼状やグリーティングカード以外に個人宛に手書きで手紙を書くという行為は、数えるほどになってしまいました。昔はみんな手紙だったよなー、なんて思うのは、まさに私たちの世代。エアメールなんて響きも懐かしすぎて、鼻血が出そうです。

そして手紙に欠かせないのが切手。アメリカでも当然手紙離れは起きていると思われますが、家賃や光熱費、クレジットカードなどの支払は、まだまだ小切手を郵送して払うという人も多く、日常的に切手を買う人はたくさんいるようです。

そんなこともあってかどうか知りませんが、アメリカの切手はコレクションの対象にもなりうるデザインが魅力です。デザインのモチーフは、自然やアート、著名人、カルチャー、コミックやシーズンものなど、本当にバラエティ豊か。カラフルでとっても素敵なんです。5月4日のStar Warsデーには、アンドロイドの切手が出て狂喜乱舞。もったいなくて使えないデザインは、普段使いとコレクション用に2シート購入することも多く、気がつけばみごとにUSPS(米国郵政庁)の術中にはまっているのでした。

以前、ハワイにちなんだこんな切手シートが発売になりましたが、

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先日発売された切手は、ハワイの歴史に深い関係のあるものでした。第二次世界大戦時に活躍した、勇敢なる日系アメリカ人兵士を称える「Go for Broke」がそれです。

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真珠湾攻撃で窮地に立たされた日系人たちは、その愛国心を示すべく、ハワイからも多くの若者が入隊を志願。彼らが配属された第442連隊と呼ばれる一団は、多くの犠牲を払いながらも最前線で激戦を戦い抜き、アメリカ史上最も多くの勲章を受けたことでも知られています。彼らの歩んだ軌跡は、映画やドキュメンタリーでも見ることができるのですが、切手になれば更に多くの人の目に触れ、その存在に再び注目が集まるかもしれませんね。

私も請求書のお支払以外に、久々に誰かに手紙を書いてみたくなりました。

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