今年のミス・ハワイもすてきな方でした
著:御手洗ケール
先月のことになりますが、2年ぶりにミスハワイ・コンテストが行われました。ミス・ハワイは、今年で76回目を迎える伝統あるイベントですが、コロナ禍の昨年は中止。会場もハワイシアターからアラモアナ・ホテルに変更され、イベントの様子はテレビ中継されました。
今年のミス・ハワイの栄冠に輝いたのは、ミス・チャイナタウンのコートニー・チョイさん。オバマ元大統領の出身校でもある名門プナホウ・スクールから、ハワイ大学で法律を学び、大学院を卒業したばかりの才女です。フラも得意で、得意技を披露するタレントポーションでは、現代フラを踊ったそうです。
ミス・ハワイの座を競うのは、ミス・アロハハワイ、ミス・カイルア、ミス・カネオヘ、ミス・ラハイナ、ミス・ワイキキ、ミス・セントラルオアフ、ミス・ダイヤモンドヘッド、ミス・ラティーナ、ミス・カオハオ、ミス・ウィンドワードオアフ、ミス・ハワイカイ、ミス・チャイナタウン、ミス・カカアコ、ミス・コオラウ、ミス・コナコーヒー、ミス・チャイニーズJC、ミス・フィリピンハワイの面々。ミス・ハワイは、ミス・アメリカコンテストに出場するだけでなく、1年間ハワイの代表として、様々な活動を行います。
余談ですが、ミス・ハワイといえば、うちのご近所にはこんな建物があります。昔はここに事務所があったのでしょうか?
歴代のミスにスポンサーとして衣装を提供しているイオラニには、毎年ミス・ハワイがドレスを選びに来てくださるのですが、例外なく、本当に皆さんいい方たちです。きどりがなく、フレンドリーでいながら輝くようなオーラを放ち、周囲をハッピーにさせる特別な魅力があることも共通しています。そして一度聞いた名前は忘れない!(羨ましい!)若いというだけでなく、その努力にも頭が下がります。コートニーさんも笑顔がすてきで、手書きのサンキューカードを持ってきてくださるなど、気配りの行き届いたとびきり優しい女性でした。
ミスコンの是非が問われる昨今ですが、ミス・ハワイも年齢は公表せず、水着審査もなしという新ルールが2年前より取り入れられています。そしてこういったページェントで栄冠に輝いた方は、若い世代のロールモデルとして、責任ある行動や発言が求められ、社会貢献も大事な要素となるので、ただ美しさが評価さるだけではないことに意義があると思います。歴代のミスは、その経験を活かしてその後も表舞台で活躍している方も多く、コートニーさんも、女性の意識改革やさらなる地位向上などに力を注いでいくのではないかと思います。頑張ってね!