「湯道」の映画を観て
2024年4月28日
46時間抗癌剤点滴治療が終わったけれど、体調はイマイチです。
情けないけどしかたのないことです。
何を食べようか?
食べたいか?
そんな事ばかり考えで横になっていた一日。
昨夜以前から気になっていた
「湯道」という映画を観ることができました。
お風呂屋さんをしていたので、長い間の営業の中でのあるあるエピソードに、さすが小山薫堂さん!と思ったりしました。
そして、もっと風呂屋は過酷だとも。
銭湯の屋号も、「まるきん温泉」。
うちの酒屋と風呂屋の屋号をくっつけた屋号だったのでビックリ‼️
私達は4ヶ月前にお客様に廃業をお知らせして、お客様に感謝とお礼を伝えることができました。
お客様も、それぞれの思い出と共に温かい感謝の言葉をかけてくださいました。
私達は廃業してしまいましたが、老若男女立場も違う人達が交流する大切な場所の一つが銭湯だと思っています。
今またサウナブームです。
そして若い世代の方々で銭湯文化を守る為の活動をされています。
良きようになればと願います。
今朝も、散歩中の年配の方に
「お風呂屋さんなくなって寂しなりましたなぁ。僕の弟が、あんたのお父さんにもおばあちゃんにも親切にしてもろうて、世話になりましたんやで。」
と声をかけてくださいました。
廃業して6年、その人の話は60年ほど前の事。
有難い事と思いました。
そうしたら、「題名のない音楽会」までが温泉地で生まれたクラシック!
私も久しぶりに朝風呂に入ったのですが、
情けないことに、横になってばかりでした。