【実践】0から作るイラスト
「まず何から描けば?」
必ずしもこういった疑問にぶち当たると思います。
イラストだけでなく、クリエイティブを仕事にしてる人には一生つきまとうでしょう。
「早く創らないといけない...」
「でもなんでもいい訳じゃない」
「売れるものにしないといけない....」
全クリエイターを悩ます問題でしょう。
では何をすればいいのか?
うふふふ。
ズバリ猿マネです。
最近はAIもだいぶ使いやすいので、私自身もそこからヒントやアイデアをもらうことも多いです。
Xで投稿したものですが、
実はこれ、AIに考えてもらったのを自分流に描きなおしました。
下手に人の画像や著名な作家先生の作品を参考にすると、最悪訴訟にまで発展するケースもありますが、AIからアイデアをもらうのは商用利用の部分をのぞけば、何の問題もありません。
ただ、AIを使うにしても、基本的なイラストの描き方や見方のポイントはあったほうが良いと思います。
アイデアはどうやってひらめく?
良いアイデアやデザインやコピーライトやライティング、も頭を悩ます問題のひとつでしょう。
「人に響く言葉を複数考えて」
っていきなり言われても….
と感じることがほとんどだと思います。
一番肝心なことは良いものをよく見て、テレビや動画でも常に「何か良いものはないか」と意識しながら見たり、
良いものと思ったものや思いついたことは日頃から書き留めたり、書き溜めたりすることが大事です。
「明日までデザイン出して」
って言われて、
そのまま机に向かっていいデザインが出る、というのは経験上ほぼ不可能だと思っています。
日頃からアンテナを出して、良いと思ったものや思いついたものはドンドン溜めておきましょう!
センス?オリジナル性?じゃあどうすれば?
私自身、美術大学受験生のころからさんざんオリジナルとか君だけにしか描けないものを描くのが合格というのを呪文のように言われて正直うんざりしてました。
「じゃああなたはピカソ画伯のようなオリジナル性持ってるの?」
とか
「センスってなによ?」
常々思ってました。
そもそもパブロ・ピカソ氏はあのキュビズムの絵や青年期のデッサン力ばかりに評価がいってますが、彼も実はすぐれたマーケターだったのです。
接客=積極、で売り込むのはもちろんのこと...
あるイベントがやってた時にわざわざそのイベントの隣を借りて、自分の展覧会を行ない、お客を誘導する、という手段まで使っていたほどです。
絵だけではなく、アイデアや総合力も持っている方です。
センスというのは磨くものです
もっと簡単に言うと、先人たちのマネをしまくってると自然と綺麗に作れたり、元々綺麗なものを無意識に作れるようになります。
生まれ持ったもの、という言い分も聞いたことありますが、私はその意見には疑問を持っています。
同じように描いてみる
料理なら、同じように盛り付けてみる
こういうのを繰り返していくと自然と綺麗なものが作れるようになります。
その積み重ねがセンスだと思っています。
センスって?って聞くと逆ギレされた
ちなみに魚を卸したあとの盛り付けを寿司屋の女将に質問すると、
「あとはセンスじゃない」
って言われたので、
「じゃあセンスってなんですか?」
と聞き返すと、あからさまに不満な顔になって無言になったことがありました。
頭に入ってなくても「あとはセンス」って言ってしまえば通ってしまうのには、私はすごく違和感を感じます。
また絵とはやや外れた話ですが、職安のシーンのドラマとか見てると、
「何か資格お持ちですか?TOEICとかソフトウェア系とか?」
「誰にも負けないスキル持ってないと難しいですよ」
とか言うセリフ見るたびに、
「じゃあ、アンタはなんかそういうの一つでも持ってんのかよ?」
って思ってきました。
別ノートやブログでも書きましたが、考えすぎは禁物です
上記のようなやスキルを満たしてる人はほとんどいません。
というか持ってる人は、そういう会話すらしません。
別の持ってるクリエイターともっとよりハイレベルな話をしてるでしょう。
話が反れましたが、描きたいものを描く、作りたいものを作る、興味があるものをやる
これで十分です。
まずはそのことをトライしてみましょう。
これを繰り返すうちにあなたの世界観や好きなものができあがっています。
(ちなみにこれも経験済みです)
同じ材料を使っても同じものはできない
結局パクリに近いんじゃないの?
よく言われますが、パクリというのは鳥山先生が描いた作品をそのままマネして、
「自分が描いたんだよ」って言って周囲に発表することです。
乗っ取りですね。
何かを参考にしたり、カラーリングをマネしたりして、そこから更にオリジナルなものにすることに罪悪感を感じる必要はありません。
そもそもやりたいことというのはおお!これ、いい!、自分もやってみたいと感銘受けて始まることも多いです。
それを見て、あなたが自分の手で作ったものはあなたにしか作れないものです。
アドヴァイスした人たちにも「でも、実感がない」とよく言われますが、
同じ調味料、決まった分量、同じスーパーで売ってるたまごを使って、あなたと私でだし巻きを作ってみても、第三者の人に味を見てもらえばまったく同じ味になることは絶対にありません。
私とあなたが同じマンションの部屋に集合してその部屋のガスコンロを使ったとしても味が一致することは絶対にないです。
つまり、この時点で個性はもう既に出ているのです。
AIイラストは最初は同じように見えましたが、よくよく見るとそれぞれ作った方々によって微妙に何かが違います。
この辺りが物を創るときのおもしろさと妙味なのではないでしょうか?
活用できるものはどんどん活用しちゃいましょう。
アナログや自分の手で描くことが多い私ですが、AIを使ってイラストを作るのはなんのためらいもありません。
結局のところ、どちらも手段にすぎないのです。
良いモノが創れればそれでOK
手段にこだわって方向を見失うと結局敗北を招いてしまいます。
ここまでで基本的な概念をお話してきたので、そろそろ実践の本題に入っていこうと思います。
実際に創る上で何かひとつでも参考になれば幸いです。
ツールは何をつかう?
ここも大きく悩むところでしょう。
最近はcanvaなどの素晴らしいソフトがいっぱいあります。
自分も使ってみたのですが、感動しました。
「へぇ~~こんなのもあるんだ」
数日、canvaでいろいろ試したり、遊んだりしてました。
私がずっと使ってるのはclipstudio-paint-EXです。
理由は単純で買い切りがあったからです。
アニメーションツールがあったので少々高いEXにしましたが、結局アニメは別のソフトで創るようになりました。
ただこれも今はphotoshop-peaというブラウザで動かすペイントソフトがあって、紹介してもらって使ってみたところ、ほとんど変わらない機能が実装されてますので、費用に心配がある人はそちらでもいいと思います。
先方や依頼先からの条件でADOBE-PHOTOSHOPを使ったイラスト、という項目が条件に入ってる場合もあるのでその場合は使うと良いと思いますが、条件以外のものでは使った体感としてはそこまでの違いはないのかな?と思います。
液晶タブレットとペンタブレット
実は良い道具が欲しかったし、買った当時はまだ余裕があったので3万円くらいの液晶タブレットを買いました。
ところが今はほとんど使ってません。
まず第一に、コンセントが特殊だったので電気屋にいってそのコンセントに対応してるプラグを購入しないといけなかったのが第一につまづいた出来事でした。
外国製のものだと日本とはコンセントの規格が違うみたいです。
これはこれでまた新しいことを知れてうれしかったんですけど。
結局のところ、HAVENで公開しているイラストやアニメは、マウスのみで描いたのとwindows11にデフォルトで入っているMicrosoft-Clipchampという動画編集ソフトで作ったもののみです。
良いモノは使ってみたいし、味わってみたいものではあるのですが費用という部分が付きまとう状態ではまず無料でできるものは何か?を探してしまうと思います。
かけなくて済むコストは削減したいところですね。
ゼロからのキャラづくりのやり方
それではキャラをゼロから作っていく方法を説明します。
イメージがすでにある場合はそこから始めてもいいですし、手を動かしながらいろいろ考えたり、何かを参考にしたりとスタート地点はいろいろあると思います。
最初はまず何もない状態のキャラをとりあえず描きます
もともとのキャラはこんな風でした
それにいろいろ思いついたものやイメージを組み合わせると、下のような物が浮かびます。
「キャラクター」というのはいろいろな物を持たせて個性を出していくと良いです。
目立たせれば良いというものではありませんが、やはり多少大げさなぐらいが個性を引き立たせると思います。
イラストだけでなく、セリフや言い回しなどもキャラの独自性を引き出すものですね。
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