ピアスの穴が消失する。

外出が減ったコロナ期。

いや、それだけのせいにするつもりはない。

その少し前から、私は外出する機会が激減していた。

今ほどではないが、毎週誰かに会っていたり、欠かさず出かけていた時期が過ぎていた。

その結果、家の中でおしゃれするほど私はリアルおしゃれさんではないので、

装飾品を身につける機会がほぼなくなってしまったのだ。

（実は化粧もサボったせいで、日焼け止めすら「室内に紫外線は入らない」と謎の自信でぬらなかった結果、数年後にその恐ろしさに気付かされることになる。）

元来私は装飾品が好きなたちだ。

シンプルでいたいと願いながらも、キラキラしたものに心奪われてしまう自分の心のすこーーーしの部分を占めている乙女な自分。

キラキラに、これよーーーーー！とばかりにときめいてしまうので、

高価なものではないがいくつか所持している。

外出する際にはそれらを「どれにしようかな〜」と選ぶことが、

女であることの一つの醍醐味のように感じているのだが、

めっきり減った機会のおかげさまで、それらが外におでかけすることはほぼ無くなった。

もっというと、私のピアスホールの出番もほぼ皆無となり、

先日久しぶりに外出しようとピアスを装着にトライしたところ

驚くことに３０分頑張っても左耳のピアスホールにピアスが入らない。

諦めて右のピアスを装着にトライすると、すんなりとはいかずとも、５分以内には装着できた。

しかも、私はギリギリでいつも生きていたいからあ〜！精神をその日も見事に発揮していたせいで、

外出先でそれをすることになってしまっていた。

混雑する駅の手洗いにてそれをするのもヒンシュクかなと、なんと私は

人気のない路上でそれをしていたのだ。

そのため、更に難しくしていたとも言える。

鏡が無いのだから。

しかし、正直あっても同じだったと思う。

え、ここでピアスホールあってるよね！？と思うくらい、全く入らないのだから。

そこで勇気を持って私は試したのだ。「力ずく」戦法を。

本来決してやりたく無い方法。荒々しい強引なやり方。

しかし私は二つの理由で更に焦っていた。

①、予定の時間が迫っている。

②、私は路上で立っている！建物のエントランす前にいて入りもせず、ずっと立ち尽くしてる女性は不審者と思われかねない！

②は今考えるとかなり自意識過剰だが、シンプルに①はまずい。急がなくてはと気持ちばかり焦った。

「力ずく」戦法を試した結果、痛った！と、

耳たぶの０.５割のところまでピアスは刺さったが、そこまでだった。

中途半端に刺さったピアス。

。。。本当に、ここピアスホールだよね！？の再来！！！

こっわ！！！むしろこっわ！！！！！

そして気づけば私の手と耳たぶは恐ろしいほど血まみれになっていた。

ガーーーン。

もう、むりだ、、、

私は泣く泣く両方のピアスを抜き、

血まみれになった赤い耳たぶを拭き、

予定の場所へを向かったのだった。

本当に悲しかった。

ウキウキと用意したピアスも、その気持ちも果たせず

ただ負傷しただけの可哀想な耳。

しかし絶対に時間がある時に腰を据えておこなうべきことだ！と思いなおし、

頭を切り替えてその日は過ごしたとさ。

ピアスを開けている皆さん、

たまにはピアスをつけましょう。

折角ホールのある耳を、素敵に飾ってあげましょう。

でないと、のちのち苦労しますよ♡

消えてしまったピアスホールを探すために。

ちゃんちゃん

今日もありがとうございました。
気づけば最長の１４００文字ごえ！びっくり！