ホラーのはなし
私はどうしてもホラーなものへ興味が湧いてしまいます。ホラーと言ってもたくさんありますよね。怖い話、ホラー映画、ホラー漫画、ホラー小説、不気味なイラストなどなど。オカルトなものやサイコスリラー、最近では人怖なんていうジャンルがあったり様々ですよね。
最近、「そういえばいつからこういうものが好きになったのか」を考えるようになりまして。
考えてみたところ、遡るは幼少期。
当時まだDVDは無くVHSが主流な頃で、私の故郷は田舎だったのですが隣町との境にビデオレンタル店がありました。そこに週末になると母と兄とビデオをよく借りに行っていたのです。
様々なビデオが並ぶ店内で子供向けのビデオのコーナーでビデオを選んでから母の借りたいものを探している時。洋画コーナーを見ているとたくさんのジャケットが目に入る中、私は「シザーハンズ」のあのハサミ男から目が離せなくて。あまり覚えてないけどすごく魅力的だったような気がします。白い顔に不安そうな顔。ガビガビな髪の毛に手がハサミになっている。勿論子供としては怖いものに見えていたと思うのですがものすごく惹かれるものがありました。
また他のビデオのジャケットを見ていると悍ましいジャケットがズラーっと並ぶところがあって(ホラーコーナーですね)肝試しのような感覚だったのかそのコーナーをチラチラ見ていました。中々衝撃的なジャケットたちばかりで興味津々。特に気になっていたのは「スクリーム」「チャイルドプレイ」「食人族」だったような。(今思うと食人族は教育上最悪だったと思う)週末ビデオレンタル店に行くたびに、そうやってコソコソチラチラホラーコーナーを見てうずうずしていました。ジャケットを見るだけでゾクゾクするけど同時に止められない興味もあったんでしょうね。
あと昔実家では衛星放送の規約をしていたのでwowwowが見れたのですが、夜中にたまにやっていた「悪魔の赤ちゃん」が気になっていまして。CMか何かで見たあの赤ちゃんが頭にこびり付いて離れなかったものです。でも子供なのでその時間に起きていられない私は録画しようと思っていたのですが、なぜか子供ながらに夜中にそんなことするのは悪いことと思い断念していました。(ちなみに悪魔の赤ちゃんはまだ見てません。)
と、幼少期の記憶を思い出して「あの頃からホラーなものへの興味が湧いていたんだなー」とわかったわけです。
後にシザーハンズを見てホラーじゃなくファンタジーだったことがわかり残念になると思いきやティムバートンの世界観が素敵過ぎて全然良かったのも懐かしい。
人の好みや趣味嗜好とは自分でもわからないけど惹かれてしまう、求めてしまうものです。昔はよく周囲の人に気持ち悪がられたこともありましたが、悪趣味だろうとそれは自分を作る一部なんだと認めて思い切り楽しんでやろうと思う次第です。
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