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2023年に取り組むこと

大学院進学に向けて、やりたいことを先鋭化してきています。
学際的な学部に所属し、シェアハウスで様々な人生経験を持つ年上の人と住み、交換留学で海外に一定期間住み、ヨーロッパへの1人旅を経験しながら様々な人と会った。ここまでは自分の心の声に従いながらも、興味のあることに色々頭を突っ込んでいく感じでした。

しかし最近はキャリアを決める重要なターニングポイントに差し掛かっており、これまで自分の心の声に従って動いて、言語化して、また学んでというサイクルを繰り返してきたのを一度緩やかにさせ、
最新の考え方を出発点に、これまでの経験やそこから生き残っている考え方の中で、自分が大切にしたいことを抽出してます。

それがまとまってきたので、研究計画として心理学や科学という論理的な思考法に翻訳してしまう前に、言葉の有限性は自覚しつつも、人間らしさである言語を使って、自分らしく述べておきたいと思う。

自分が一番求めているもの、達成したいことは「幸せ」である。
全てがここに収束する。人類の一人として当たり前のことかもしれないが。
そのために、現代主流な共通思考法である、「科学」を使う。自分は20年これを基盤とした社会で暮らしており、科学が自分の拠り所の半分を占めているからだ。(宗教や自分の中で大切にする行動指針など、論理では説明できない方法で、幸せを実現することはもちろん可能である。幸せは科学だけによって理解されるものではないということは先に述べておく。)

これに行きついている理由が主に2つある。
1つ目が家庭不和である。
両親は常にモラルハラスメントと言えるような口喧嘩をしており、私は何においても1位で優等生でなければ母から認められない、という環境で育っており、それはまだ改善できていないのがとても苦しいし悲しい。両親に幸せになって欲しいし、私も円満な家庭で過ごしたいだけである。

2つ目が競争社会、資本主義、成果主義、個人主義社会への批判である。
1つ目がきっかけである。母が「社会的成功」を求めてバランスを欠いた行動を取っていた理由の1つは今の社会構図である。個を大切にしよう、やりたいことをやろう、友達を大切にしようと思って実践している人が多いと思う。反対に、社会からは、どれだけ金を持っているか、金を持てるポテンシャルがあるかで自分の価値を決められるのである。つまるところ、全ての価値が金に収束する社会である。

自分が拠り所として信仰している、科学から少し幸福を述べる。
心理学にはポジティブ心理学という領域がある。そこでは、幸せになるためにどのようなことが必要かという結果がある程度固まっている。具体的には、年収750万以上であればお金によって幸福度は左右されないこと、幸福度に貢献するのは、自己効力感、愛、コミュニティなどへの帰属意識、信仰心、寛容な心、遺伝的にストレスや不安などがあまり問題にならないこと、レジリエンス力などなどである。
科学から見ると、今の社会は、幸せとは大きく異なる部分を目指しているのである。

この2つの矛盾になんとなく勘づいている人は多いと思う。
ここで問題となるのは、「でも今の社会で生きていかなくちゃだもんね…」である。自分の周りの家族やコミュニティは「成果がない」ことを多くの場合許してくれる。しかし、この社会はそれを許してはくれない。ただありのままの自分を許してはくれないのである。今の社会で生きることと、幸せに生きることの2つのバランスが取れている場合は耐えられるしそれで良いと思う。

しかし例えば、家庭でも成果主義が浸透していたら…

そうして生まれたのが私のような人たちである。特に高度経済成長あたりから、学校の荒れや不登校が問題になった。近年では子供は減っているのに、子供の自殺者は増えている状態にまで進んでいる。

そこで、今の社会に何があれば、少しでもこの2つの差を埋められるのか、どちらも実現できるのかを考えた。(意識せず心の声に従って動いていたことを言語化して、結果的にそうなっていたと気づいた)
1つはバランスである。とても簡単な答えだが、現在の私が、科学とともに信仰しているのはバランスで、何か決断に迷った時は、ひとまずバランスが取れているか、無理はしていないか、心の声はなんと言っているかをよく確認することを大切にしている。

もう1つは、休むことや幸せの正当性である。資本主義社会といえど、人間がそれを支えており(これは別の議論でAIに仕事をしてもらえて人間が仕事をする必要は本当はもうないのかもしないが)、人間のパフォーマンスによって、成果は異なってくるのである。だから、資本主義とは言えど休むことが仕事にとって大切だと主張できるのである。

ここでまた問題が浮上する。幸せは上に述べてもらった通りだけど、「休むとは?」である。スマホを見る?は多分違うでしょ?家でゆっくりする?旅行いく?美味しいご飯食べる?なんだろう…

自分の答えは「瞑想」である。

流行りの言葉だと思われるかもしれないが、研究している人がたくさんいて、資料も多いので、「瞑想」という心理学用語を使う。しかし、本質的には上に述べたように目的が少し異なる。現実社会でいかに休むことに正当性を持たせるか「休みたいし休んだほうがいいから休むんだよ!」と言えるためにである。

そしてこれはただ資本主義社会で真っ当に生きるためだけが理由ではない。脳を適切に休めることで、脳のさまざまな機能が向上することが科学的に証明されてきている。脳の健康は心の健康にもつながってくる。
つまり仕事にも生きるし、幸せに生きることにも生きるのだ。

もしかしたら、瞑想が注目されている実の理由はここなのかもしれない。汎用性の高さである。良い影響が多方面にあるのだ。

ということで、今日はこのあたりで。
ストレスフルな社会で、精神科に行きにくい社会で、メンタルヘルス問題を抱えた人が増え続ける社会で、この日本で、予防・早期介入をし、教育とセルフケアを実践し続けられる環境作りを目指して、まずは大学院進学をします。

今日も良い1日を!


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