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「時間・場所・人」の場所とは
ここでは、結婚式のスタイル(4本柱)の違いにより、新郎新婦に与えられた自由に(独占して)使える「場所」はどれくらいあるのか、それがどれだけ新郎新婦とゲストに影響するものなのかお話したいと思います。
私の経験値と独特な主観が入りますのであしからず…
記憶に残る特別な時間を創るためには
空間創りと人が感情を左右される空気創りは対になるほどとても大切だと思います。
私が伝えたい「場所」というのは、それぞれの演出(項目)を行う時の「空気」
それは装飾が施されて美しくおしゃれな空間の事や、MCがゲストに拍手を促すシーンを創るとは別次元の話です。
例えば、
ファーストミートを行うのは、控室を出たこのフロアのこの場所でしかできません。
親御様に晴れ姿を見せるのは、ここの部屋でしかできません。むしろ親族も一緒でないとできません。
ヴェールダウンするのはこの廊下でしかできせん。
余興はここでしかできません。5分だけです。
ゲストの待ち合いはこちらです。
フラワーシャワーはこの階段でするものです。
花嫁が手紙を読むのはこちらです。
記念品贈呈する場所はここです。
謝辞はこちらに立ちます。
という、ルールによって作られた“一般的”というオペレート。
でも視点を変えて、そのルールありきで結婚式を創るのではなくて、
新郎新婦の人生の背景をもとに結婚式を創ると
違う方がいいことがたくさんあります。
思うに、
ファーストミートを行うのは、あの階段の方がいい
親御様に晴れ姿を見せるのは、あちらをゆっくり歩いてくる姿を見せた方がいい 母と父と娘だけで
ヴェールダウンするのは、光が差し込むこの小部屋がいい
その余興は、ここと ここと ここに分かれて、ピアノはこちらの向きの方がいい
ゲストの待ち合いは最初はここで次はここがいい
フラワーシャワーはお色直し入場時ガーデンの方がいい
花嫁手紙は親御様のそばがいい
記念品贈呈はみんなが見やすい場所がいい
謝辞は、外がいい
という、お客様ごと違う二人だけの背景にぴったりなシチュエーションを創ることがあっていいと思う。
“いや、そうはいってもさ…ここではそれが出来ないのだからさ、仕方ないんじゃない?”
ご最ものご意見かと思います。それが“一般的”ですから。
それを、知って覚えていて欲しいです。
【4本柱で「場所」の制限が強い順】
⬆︎制限が強い
①ホテル
②ゲストハウス(披露宴会場が多い会場)
③レストラン(貸切の場合)
②ハウス(1日1組貸切or2組貸切)
④アウトドア(1日1組の場合)
⬇︎制限が弱い
ご覧のとおり、会場自体がその日二人だけの為に存在するかどうかで差がでます。
①ホテル~③レストランでは、特に“一般的”なルールが多い。それは仕方ないこと。
これは、以前のコラム(圧倒的な差ご覧ください)のURL「会場への質問リスト」で紹介されていた、
持込ができないものや人や、持ち込み料はいくらかかる、とかドレスショップが制限されている、という“一般的”なルールと同じようなものです。
お客様が守るべきルール。ですから守ってほしい。むしろそれを承知の上で会場を決めたと、会場側は思っていると思います。
“こんなはずではなかった”と思って欲しくないから、伝えます。
企画案もないのに、なぜ場所(会場)だけ先に決めるのでしょう。
先に、二人の結婚式の中身について話し合って
大まかなシナリオ(具体的な方向性)が出来てから見学に行ったらいかがでしょう。
考え方を逆にしても良いと思うのです。
先に企画すると、もっとワクワクすることあると思います。
その企画に合う場所(会場を)を見つけたらいい。その方がダイレクトに記憶に残る特別な時間に近づくと思います。幸せ度が全く違うと思います。心から納得するからです。
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