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来ぬ連絡を待ち続けるほど馬鹿じゃないの、前に進むの。

寝る前にさぁ、聞き流していいから私がついた大きな嘘の話と本当の話を聞いてくれない?

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先生には彼氏いますか?

「あ、え、うん。いるよ。」

えー!!!どんな人ですか??

「優しい人だよ、高校生のときに出会ったの。」

軽くついた嘘が、まさかこんな大きな事になるとは思わなかった。良くも悪くもを経験した話。

*

大学生から社会人へ。色々準備をしてきた中で私が気をつけようと思っていたのは異性だった。自分の信念を守りたいの一心が強かった。ここでは一切を省くけれど、私は神様を一番に愛したいと思うようになった。職場結婚がある業界だから気をつけなきゃというのもあるけど、私の弱点なのかもしれないんだけど、心が弱っているときに異性で心の隙間を埋めようとしてしまうところがある。本当にコレ良くない。あと、そんなに恋愛依存な人ではないと思うけれど、ハマるととことんハマてっしまい危ない。過去の自分を見たからわかる。

だから職場の人に恋愛関係の話を聞かれたら適当に彼氏います&これ以上干渉しないでくださいねで乗り切ろうと思っていたんだけど、嘘をつくとその嘘のためのさらなる嘘が必要でどんどん嘘が大きくなってしまった。現実は高校3年生のときに好きな人がいて、告白すると言いつつも言えずに3回デートをして止まっているなのに、職場では高3から付き合っている彼氏がいる人になってしまった。地元の友達は呆れてた。そりゃあそうだよねぇ、馬鹿だねぇ。だから去年の8月にもう終わりにしようと思ったんだ。

自分の中でも恋愛というもののしがらみの中にいるのが辛くて、彼のことで悩むこと全てから解放されたかった。結局彼に自分の気持ちを伝えることは叶わなかったけれど、(自分が神様を一番に愛することを守るには今言わないほうが良いなと思った、めちゃくちゃ葛藤した)それが自分にとっての失恋で、彼に自分から会おうって連絡するのもピタリと辞めた。向こうから連絡が来ないってことは脈ナシだからって自分に言い聞かせて。奥手男子でも気があるなら流石に連絡くれるでしょって。これまでついた大きな嘘は8月に彼氏と別れたという嘘で全て終わらせた。

*

先週の日曜日、教会ではなく河川敷にいた私がそこで偶然にも再会したのが、今いる部活の前任の顧問の先生だった。その人は私が彼氏と別れた(体裁)ことを知らないので(人に話広がるの恐ろしいなぁ、保護者の方にも広がってたもんなぁ、嘘で申し訳なかっけれど、、)そのことを話して、その人の食付きが良かった&案の定これまでの話をしなきゃならなかったので、中学時代の恋愛から高校時代の彼のことまであれやこれや話たら一言。

私の人生はいつも思う方に進んでいない。

中学時代に怪我をしたのでスポーツの路線は絶たれたし、脳科学者に憧れていたけれど進んだのは文系。大学受験では自分の考えで受けた語学・国際系の学部は全落ち、唯一受かった社会学部でノリでとった教職の延長線に今の自分がいる。もちろん高校時代の彼と付き合いたかった私の願いも叶っていない。彼は浪人して終わったと思ったらコロナが流行って会うどころの話ではなかった。その先生が私が今この学校で顧問をやっていることは、必然であったこと、間違いなく引っ張られてきたということだと言っていたのが、予想外で、嬉しいのか驚きなのか、よく分かんないけど、自分の願いが叶わなくても結果的にはより良い方向に導かれているのは確かな話なんだろうなと思う。

だからその先生も言ってたけど、彼のことは今のタイミングじゃないかもねって。縁があればまた会えるかもって。(私の嘘で別れた設定の上で)もし私が彼と縁を切りたくないのなら、友達に戻ればいいじゃんって。連絡してみればいいじゃんって。別れたからもう一生お別れではないんだよって。普通に付き合っててまた会うのかは賛否両論あるし、もし本当に私が誰かと付き合って別れたらそれは無理かもなと思う。でも彼とはそもそも付き合っていないから、勝手に付き合った設定で別れた設定までいって勝手に私が傷心しているだけだから、ここで一切の縁が切れた訳ではないとしておきたい。そして会って他に下心というか何か画策してしまうのなら辞めたほうがいいって。うん、今の私じゃまた同じことを繰り返してしまうから辞めたほうがいいかも。今は終わったことだし、そっとしておこう。

その先生はこの件に限らず私の痛いところをついてきて、私が彼に未練で彼と同じブランドの香水を買ったけど同じ番号のは選ばなかったことを話したとき、それはお酒は飲んでいませんと言いながらこれ度数が低いのでって言っているのと同じだよって。でもそれが私だからそれでいいんだよ。私は正直言って強くないんだよ。じゃあ香水を新しくするかと聞かれたら金欠でそんなのムリムリ。なんでこんなにも私の銀行口座にはお金が溜まっていないのか不思議でならないんだけど(去年調子に乗って服で散財したから&外食・飲み会、タクシー代)そんな余裕はなさそう。ルラボも何回かお店に足を運んだけど結局買っていない!

彼がつけていたのはNo.9、私が選んだのはNo.2。彼はウッディな香りが好きって言ってた、私もそのときは彼に合わせて私も好きって返してた、でも今の私は心からそうだと思える。ウッディは心を落ち着かせられて良い。別に彼と同じブランドの香水をつけていたっていいじゃないか、このNo.2はヒノキでウッディでラストがムスクなところが好きなんだ。香水つけながら、たまに思い出してちょっと切なくなりながらも振り切って進んでいくのが私なんだ。

来ない連絡を待って心が病むのは馬鹿馬鹿しい。自分を大切にするのなら、涙を流しながらでも前に進もう。いつかこの経験が、自分の選択が報われる日か来ますように。



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たくさん聴いたなぁ。

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