幼少期見てた海外アニメたち

僕の両親は共に働いていて、しかも兄弟も歳がかなり離れているから、休日や平日の夕方などは家に1人でいることが多くて、まじでとにかくテレビを見てた。あと小学生の間にスマホを貰うことは無かったし、ゲームも取り上げられていたのもあって、“やることが無さすぎる”ということがそれに拍車をかけていたんだと思うけど、あの頃は本当にテレビしか見てなかった。

僕の家のテレビは色んなチャンネルが映る。地上波だけじゃなくてBS放送も見ることが出来たので、チャンネルを回しながら断片的に適当に見ていた。そんなとき僕の姉がリモコンを使ってとあるチャンネルを見始めた。それがディズニーチャンネルだ。僕はほんとに衝撃を受けた。こんなに面白いアニメがあるのか!こんなに楽しいドラマがあるのか!とにかくやばかった。エグかった。あの頃の語彙力はこんなもんだと思う。そこからはとにかくずっとディズニーチャンネルを見ていたが、なんと2回目の衝撃、ディズニーXDカートゥーンネットワークを見つけたのだ。焼肉食べたと思ったら寿司があってスイーツもあって、理解できないほどとんでもない食べ放題だ。おかしい。なんだこのチャンネル面白すぎる。僕は齢10歳(たぶん)にして地上の楽園にたどり着いてしまったのではないかと疑問に思った。それぐらいの衝撃だった。

「リセス」「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」「おかしなガムボール」「ティーン・タイタンズGO!」「アドベンチャー・タイム」
今ざっとあげたがこんなもんじゃないな。たぶんまだまだもっと見ていたはず。こうやって並べて見てみるとカートゥーンネットワークの方が好きだなぁ。でもたぶんそれも何となくディズニーチャンネルやディズニーXDは、天下のディズニー社様だからか平和なネタが多かったし、悪く言っちゃえば子供向けな内容だったからなんじゃないかなと思う。ただ実際今改めて成長した自分で見てみると、すげぇいい話に見えるんだろうな。たいていこういう外国産アニメって、いつもはギャグ全開でもたまにめっちゃいい話な回がありがちなんだけど、それもより感動的に見れる気がする。カートゥーンネットワークはよりちょっと大人向けというか、皮肉たっぷりのブラックなことが飛び交うような話だったり、変な話が多いんだけど、小学生の時の僕はそれがすごく新しくて新鮮で好きだった。例えばおかしなガムボールでは、“ザック”という自分の本当の名前を知ったガムボールが、どんどん私生活も“ザック”に乗っ取られるって話があるんだけど、そんなの日本のアニメとかコロコロコミックにはないでしょ?別に日本のアニメとかコロコロコミックを否定してる訳じゃないよ。むしろでんぢゃらすじーさんとかめちゃ面白いし。ただ僕はそういう海外のユーモアの方に虜になっていった。そうするうちに海外の知識がどんどん増えてくるのだ。僕は日本在住で同じ年齢の中なら1番早く、ドルとセントやチップのシステムを知ったと思う。

中学校に入ったぐらいから自分の部活などで忙しくなり、スマホを持ち始めて、そういうアニメを見る回数が徐々に減っていってしまった。高校に入ってより時間が無くなって、全く見なくなってしまった。今ではたまに見るくらいだ。ただそういう外国製アニメは僕の人生に確実に影響を与えている。幼少期に培われたユーモアは確実にアニメ由来のものだ。今でも昔見たという記憶を掘り出して日常会話に使ったりしてる。だからこそまた海外製アニメを一気見したい。正直アドベンチャー・タイムは断片的にしか見たことがないので、最初から最後までフルで全部見たい。そのうえで岡田斗司夫さんとかの考察を聞きたい。たぶんめっちゃ面白い。

これを読んでるみんなにも見てほしい。海外製アニメはめちゃくちゃ面白い。最近ならサブスクとかで見る手段はいっぱいあると思うから、もし興味があったら見てほしい。おすすめは「おかしなガムボール」と「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」。「怪奇ゾーン グラビティフォールズ」は完結してるからそっちの方が入りやすいかもね。海外でしか見たいクソでけぇピザとピンクのケーキ用意しとくんで、どうぞよしなに。

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