消えた私のエッジ(El Dorado)
arbitrumに存在していたEl Dorado(ede_finance)をご存じの方がどれくらいいらっしゃるでしょうか。
GMXや最近流行りのjupiterとかはご存知の方も多いと思いますが、それらと同じくエルドラは先物のDEXです。
ラグったのか、サービス終了したようなので、ここにあったエッジを記載します。
エルドラドの仕組み
他のDEXでよくある形態ですがUSDなどでLPを提供し、トレーダーの損益に応じてLPからお金が出たり入ったりする。というものです。
GMXのLPはGLP、JupiterのLPはJLP。エルドラのLPはELP。
エルドラ内でトークンは3種類存在していて、
・ELP(流動性)
・EDE(そのまま売ってもいいし、EDETを掘ることもできる)
・EDET(ELPを内包しているトークン。これをステークすると手数料がたくさんもらえる)
※細かいところは説明割愛しています。
一般的な流れとしては
①手持ちのUSDやETHをELPにして預ける
②ELPをステークしてEDEを掘る
③EDEをステークしてEDETを掘る
という流れです。
この時点ですでにわかりにくいですよね。
なぜ、1つのプロトコルで複数種類のトークンが存在しているのか。
私の一方的な穿った見方をすれば、
・本質的な利回りを計算しにくくしている
・キャッシュの流れを遅らせている(exitさせない)
が理由になります。
EDETの本当の価値
キャプチャを取る前にサイトが閉まってしまったので正確な価値はわかりませんが、ゴールとなるEDETは概ね
USD:10%
EDE:25%
ETH:25%
ELP:40%
で構成されていました。償還すると上記の割合で返って来ます。
(基本即売りするので、内訳はあまり気にしませんが)
最後のエポックは1EDETが$3000くらいだったと思います。
EDETの市場価値
察しの良い方はもうお気づきかもしれません。
本来3ステップを踏まないと手に入れられないEDETが市場で直接取り引きすることができました。
上記金額で償還できることを知っている人は当然償還を選びますが、特定の期間しか償還できない。という不親切ルールがあったり、あるいは償還できることそのものを知らない人がいたり、で償還価格より下の価格で推移する場面が多くありました。
ここまで理解できれば、あとはやることはチラチラEDETを眺めて、償還価格より低ければ買って償還するだけ。
たまにドでかい売りが来て、償還価格の50%offくらいの値段で買えることもありました。
流動性が薄いので一回数十ドルとかですが、ほぼ確実に儲かる(しかも競合がいない)最高のアービトラージでした。
取引量が激減していて、そのうち潰れそうだな。と思っていましたが、ついに潰れたので公開しました。
トークンを売るとき、なんとなくDEXで適当にswapしてしまうこと。ありますよね。
実はもっと割の良いレートで交換できる方法、あるかもしれませんよ?
なお、こちらのテクニック。あるばーとさんのアビトラ戦記では一番最初の項に書いてあります。アビトラに興味のある方はぜひ(ここにリファをry)
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