ハワイの旅の記録*2008年--Mauna Keaへ行く④-地球影と本当の山頂
【Hawaii Travelog-12】2008/8/10~18
サンセットの余韻を残しつつも静寂に向かうマウナケア。右手にマウイのハレアカラも見えます。
振り向くと月が出ていました。ピンクとスカイブルーのグラデーションがきれいです。このスカイブルーの部分は地球影(Earth Shadow)、地球の影です。ピンクの部分はビーナスベルト(Belt of Venus)を呼ばれている大気現象です。マウナケアのような高い所ではなくても、この現象は見られるらしいのですが、初めて見た私たちは感激もひとしおでした。
ところで、この山、実はここがまさに標高4205mのマウナケアの山頂です。山頂にはヘイアウがあり、古来よりハワイの人にとって神聖な場所とされていて、山頂に登ることができるのは、身を清めた王と特別な職業に就く人のみ‥とされていました。でも、今では登ってしまう人もいるようで(それが問題?)現にこの日も降りてくる人の姿が見えました。
さて、十二分に堪能したマウナケアのサンセット、そろそろ山を降りる時間となりました。この後は星空観測なのですが、実はこの日は満月を2日後に控えた日で、月の光がまぶしく満天の星空を堪能できませんでした。それは申し込む時点でわかってはいたので覚悟はしていましたが、高性能な望遠鏡で月面のクレーターや土星のリング、木星の縞々模様を楽しめました。
帰りの車中では心地よいBGMと揺れに夢心地で、気がついた時には多分ワイメアあたりだったかも?下界(笑)に降りてくると、山頂でのできごとは何だか夢の中のような感覚にもなりますが、つぶれたペットボトルを見ると、標高4000mを超える所に行ってきたのだと実感しました。バナナマフィンとコナコーヒーのドリップパック、そして絵葉書はお土産です。
素敵な思い出と写真をMAHALO、Kenさん!忘れられない体験ができました。そして、この8年後、Kenさんと再会することとなるのです‥