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ハワイの旅の記録*2013年--キラウエアを歩く②
【Hawaii Travelog-16】2013/8/9~17
木々が途切れると、目の前に広がるのはスコーンと抜けた青い空と黒い溶岩大地。
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キラウエアカルデラに降りました。ハレマウマウの火口が噴火しているのでカルデラ全体はクローズされていますが、端のほんの一部だったら歩いてもOKだそうです。
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立ち入り禁止エリアに足を踏み入れると、すぐにどこからか警告が発せられるとかで、レンジャーが厳しく監視しています。
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溶岩に紛れてキラキラ光っているのは、「ペレの髪の毛」と呼ばれているガラス質の、これも溶岩です。細い髪の毛のようなものが見えるでしょうか?
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流れ出た溶岩に飲みつくされた大地ですが、いつまでも不毛ではありません。やがて種が飛んできたりなどしていち早く芽吹くのはシダ類。
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これはハワイの固有種、アマウです。ちなみに、ハレマウマウと言うのは「アマウの家」と言う意味だそうです。なるほど、ハレ(hale)=家だとは知っていましたが、アマウ(ama'uma'u)の家でしたか。知っていそうで知らないことの多いハワイです。
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シダ類の次にオヒアレフアが黒い溶岩大地に根付くのだそうです。オヒアレフアはハワイ島の花ですね。
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オヘロもオヒアレフア同様に早くから溶岩の大地に育ちます。この赤い実が大好物なのがハワイの州鳥、ネネ。そして、そのネネがオヘロベリーとともに好物なのがプキアヴェです。
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小さな白い花は地味ですが、そのあとにつける白や赤い実は目立ちます。
キラウエアのトレイルをほんの「さわり」程度歩いただけなのに、ハワイの固有種をそこここに見ることができて、なんて贅沢なのでしょう。
ハワイが好きで、ハワイのことはそれなりに知っていると思っていた私でしたが、知っていることは実はほんの一握りで、知らないことの方がまだまだたくさんあるということを改めて認識した今回のツアーでした。
もっともっとハワイに通わなくてはね。