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ハワイの旅の記録*2002年--宿なしの危機

【Hawaii Travelog-6】2002/8/8~18

ワイキキの東には泊まれない?

前回たくさんの宿題を残したハワイ島をもっと楽しむために、ハワイ島には1週間滞在しようと決めていました。となると、当然オアフは2泊‥のはずが、オアフも捨てがたい私たち、ハワイ島の滞在を2泊減らして5泊に、そしてオアフに4泊することになりました。あぁ、煩悩の島、オアフ(笑)

煩悩に引きずられ、またしても消化不良のビッグアイランドを後にオアフへ移動。レンタカーの返却も空港でのチェックインもスムーズに終了し、いつものアロハ航空でホノルルへ向かいましたが、強い横風の影響で、AQ269便は2度も旋回して着陸を見送りました。

もしかしたら、それは前兆だったのかもしれません。今回のオアフのアコモは、我が家にしては珍しくワイキキの東寄り、The Magnolia at Waikikiを予約していました。わずか7室の2階建てのアパートメント・ホテル、その2階の2BRを駐車料金込み1泊$165(税別)で予約していました。

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オアフに着いて、チェックインまでの時間つぶしも兼ねてワイケレに行きました。ワイケレでも空港でもホテルに電話をしましたが誰も出ませんでした。ちらりと不安がよぎりましたが、とりあえず行ってみましょう。見慣れないワイキキの東の端をそろそろと車を走らせましたが、このあたりの雰囲気はどうも違う。なんだか違う。そう、我が家のテリトリーではないアウェー感がひしひしと伝わってきました。

予約したアコモは見過ごしてしまうほど小さい‥と聞いていた通り。事務所(ブース?)には誰もいなかったので電話を探しました。携帯は借りていませんでした。やっと電話がつながりスタッフが出てきたので、予約をしていて今日から泊まることになっていると伝えると‥ノートをチェックしたスタッフが、「名前がない。予約は入っていない」と告げるではありませんか!え?何かの間違いでしょ?カンファメーション・レターももらっているのだし。でも、名前もなければ部屋も空いていないという事実‥

つまり、宿無し!?

ないものはない、そう、いつまでもぐずぐずしていたらどこにも泊まれないかもしれません。今から探せばどこかには泊まれるはず。でも、どうしたらいいの?どこに行ったらいいの?目の前のEwa Hotelでもいいかな、部屋が空いていれば‥と思いましたが、夫はこのエリアからは離れると言うではありませんか。やはり東は鬼門だったのでしょうか?いえ、そんなことより、とりあえず車を走らせることにしました。どこへ?

アラモアナの「兄弟」へ!

捨てる神あれば拾う神あり

「兄弟」って何?どこ?とお思いでしょう。アラモアナにある焼肉屋さんです。宿無しの危機なのに、のんびり焼肉を食べている場合か!などとお叱りになりませぬよう。実は、ここで6時に待ち合わせの約束があったのです。ハワイ在住のSuさん母子、同時期にオアフに滞在していた Kちゃんと Kちゃん母上さまと、Suさんイチオシの「兄弟」で食事をしましょうと。

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みなさんにお会いして早速私たちの危機的状況を伝え、約束の会食は断りを入れました。楽しい会食の予定を乱してしまったのに、携帯を貸してくれたり、トラベル・エージェンシーに連絡を入れてくれたり‥すっかりお世話になりました。しかも、「腹が減っては戦はできないわよ」と、美味しいアンチャン(ハラミ)とタンは食べて行きなさいよとすすめてくださったり。(※「アンチャンはまじウマイ」と息子力説)

そんなわけで、誘っても車から降りてこない夫を残し(ヒドイ)息子と2人焼肉をちょっと食べましたが、やはり堪能はできませんでした、当たり前ですが。「次回は焼肉リベンジだわ」と心に決め、そして無事にお宿も決まって彼女たちと別れたのでした。

さて、まとめてみましょう。

夕闇迫るアラモアナの裏手、25セントコインを握りしめて電話をした先は、「とりあえずはセゾンゴールドデスクだろう」と夫が言うのでそこに。ホテルを探している旨と予算を伝えて探してもらうことに。そして一方では Kちゃんの持っていた電話番号の中に、UI TRAVELのUIさんの番号があったのでそこに連絡を入れてもらいました。そして、仕事の早いUIさんに全面的にお願いして無事お宿を確保することができたのでした。

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マグノリアで予約が入っていなかった件は、メールの送受信の不備だったようです。オフィシャル・カンファメーションのメールを受け取った後に、「実は泊まれなくなった」という旨のメールをオーナーが送ったらしいのですが、それを私が受け取っていなくて行き違いになったようでした。ただ、電話は何度か入れていたのに毎回留守電で、一度はメッセージも入れたのですがコールバックはありませんでした。オーナーは本土に住んでいて、ワイキキのホテルは現地スタッフが管理していたようです。

今回初めて宿無しの危機を体験したわけですが、最後の詰めが甘かった自分を反省。それから、何かあっても困らないように携帯は借りておくべきだと思いました。

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