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【映画】ファーストキス 1ST KISS 2025.2.7

#映画ファーストキスに会ってきた

映画『ファーストキス 1ST KISS』X公式アカウント


私が劇場を出て、一息つく前に夫に伝えたのは

「良質な映画を観たね」


であった。ちょっとかっこつけたくなるほどに素敵な作品だったのである。

私が昨年映画館で観た映画といえば

  • 言えない秘密

  • ディア・ファミリー

  • 夜明けのすべて

  • インサイド・ヘッド2

これら全てを夫は観ていない。
夫は私としか映画を鑑賞しないため
前回は2023年9月公開のミステリと言う勿れの約1年半ぶりとなる 映画館での 映画鑑賞であった。
もちろん上にあげた映画もどれも良質で心揺さぶられる素晴らしい作品であったし、映画館での鑑賞はないものの所謂サブスクで映画を一緒に何作かは観ていた。 

しかし、笑えて、泣ける。という点においては今回が最高であったのではなかろうか。(夫が涙を拭う姿を横目で見てよりその思いが強くなった。)

元々私は他人の感情や感想に左右されやすい。
幼い頃、無口だった父が千鳥のネタで大笑いしたことがあり、あぁ千鳥って 相当 面白いんだと思ったし、すごく好きなアーティストを仲の良い友人が好きじゃないと言えば、そんなに好きじゃないのかもしれない、恥ずかしいと感じていたほどに流されやすく弱い人間である。

そんな私が今、流されず長年追っているのが
お気付きの方もいるだろう

SixTONESです

そりゃそう。そりゃみるのよ、ディア・ファミリーのあとに言えない秘密を。この流れで映画館行ってるのスト担以外の何者でもないと思ってる、正体お嬢と番犬くんも観るでしょう?

今回は例の入場特典がなかったことと、ド田舎への引っ越しに伴い映画館が遠くなってしまったことで公開から5日後の鑑賞となってしまった。我慢した、相当我慢した。信じられないくらい流れてくる感想の嵐、試写会後から今日に至るまでネタバレを踏みたくない気持ちといつ観に行けるかわからないもどかしさ。明らかにわかる良作の予感。あまりの観たさに私が彼を推しているのを知らない職場の方にまで、まだ観てもいないファーストキスについてあらすじだけで熱く語るほどには観たい!観たい!観たい!!!観たい気持ちで限界だった。

ファーストキスを観る前は、
予告だったり

ティザーだったり

ロングトレーラーや(もちろんショートなどの公式から発表された動画すべて)までみて
ほとんどの流れを把握したのではないかと思うほどに贅沢なまでに観せていただけていたのに、だのに、なぜ、本作でここまで、、、
どんな言葉を使ってもこの良さが伝えられないもどかしさにまたぶつかってしまっているほど、語彙力が圧倒的に足りない。




※ネタバレもあります※


ここには触れたい。前情報で、松たか子さんの若い頃はCGをつかっているとあったが、自然で、そもそも松たか子さんが今も若すぎてずっと可愛くて素敵なこともあって、未だに疑っている。本当にCGだった?っていうかCGってどういうこと??

私たちもまた15年をやり直す気持ちでいたい

15年間、硯駆はどうやって過ごしていたのだろうか。深く知りたい。
だって、カンナは何も変わっていないはずだから。駆だけの気持ちの変化、気の持ちようであの15年後の変わりよう。どう過ごしてどうその気持ちを保っていたのか知りたくてたまらない。
元々 駅から市役所は遠い のだから、提出されていない届けを持っていたまま亡くなった駆は、カンナとの未来をまだ描いていたはずで、新しいベッドを購入したときの駆も駆だけど、遠赤外線で餃子の駆も駆で。
以前も何かの映画で感じたな、数年後から戻ってきてる気持ちで生きようって、、なんだっけな~
こういうのを思い出すためにもnoteを始めてみようと思った。あとこの映画への気持ちを自身のSNSだけで昇華しきれなかった。

リリー・フランキーさん、いや教授と呼ぶべきか、ちょっとイヤな奴だった。しばらくリリー・フランキーさんのいい役を観すぎていたからかショックだった。ああいう世界なんだろうけど、駆のこと気に入ってくれてるんだろうけど、ハルキゲニアの書籍であれほどまでに二人で盛り上がっていた様子で少し期待してしまっていたのかもしれない。これに関しては私の期待値が悪い。

子どもたち、いいとこでいい写真を撮ってくれてありがとう。かき氷食べられたかなって気になってたんだよね。良かった。ここで夫の感想もあるけれど、ここではやめておく。

カンナ、充電器とかレシートとかそういうのしっかり残すタイプだったってことでいいのよね?ちょっとまだ一回しか観てないからあまり自信がないんだけど、記憶上ではそう思ってる。それがなければあの気づきもあの行動もできなかった。
演出上でいえば最初のシーンで何で写真落としたんだろって思ったけどそれにももちろん意味があって最高だった。最近すべてのシーンに意味があるわけでないドラマとかもみたから、映画という2時間弱で起承転結させる作品の良さをさらに感じたし、(上から目線の言い方だけど、)上手だった。先入観かなとも思ってたけどいやはや没頭した上でうまさを感じる作品だった。

お犬のシーンでも、朝の番組とかで大変さをお話ししてたから、このシーンはここでこうくるんだ、とか私もお犬は苦手だからフリスビー持ち歩こうとか頭のなかでいろいろ考えながら観ちゃった。のは良くない癖だな。最近よく表情が暗くてとんでるって言われるからちょっととんでて記憶ないところもある気がしてる。

朝一番の時間でみたから、もりもりランチ食べながら感想を言い合うことになって
パンフレットを映画館に到着してすぐ購入していたから、それをみながら。あのレシート情報ももう既に耳に入ってたし改めて確認したら感動して(言えない秘密の楽譜くらい感動した)。まさかの手紙も入ってて、もちろん北斗の字ではなかったけど駆が確かに存在してて。
そんなことをずっと2人で話していたい気分だったけど、思ったより早く頼んだランチがきて笑いあって。
私たちはまだ冷めきっている夫婦ではない(つもりだ)けど、文句言いながら家事しちゃうところがあるから気をつけようと思ったり、それでも帰って夫が私に対して思うところを注意したり。
でも確かにこの映画を映画館でみてそのままの気持ちでお互いに他の方の感想を読んだり改めてこういうシーンよかったねと言い合ったりできていること、そのことにも意味があって。この体験が私たち夫婦にとっては2025.2.12の付箋となる出来事であったと私は感じている。

はやくこの映画のBlu-rayを手に入れたい

これは私の願望で
映画館でももちろんあと数回観に行くのだけど、やっぱりまわりに誰もいない空間で自宅の(部屋の大きさにしては大きすぎる)テレビで、Blu-rayで、メイキングまでゆっくりとみたい。
この時間が本当に好きでそこにこの ファーストキス も仲間入りしてほしい。
何度でも観たい映画ってついサブスクでみてしまうし、映画館でのまわりの人の一喜一憂も気になるところではあるけど、
ひとりで
真っ暗な部屋で
Blu-rayのディスクが回ってる音からはじまる空間
が好きなんだと思う。

はやくその空間を味わいたい作品。

まあ 塚原あゆ子 監督 × 坂元裕二 脚本
私の好きすぎるドラマや映画を今まで手掛けてるお二人の作品に間違いはなかった。ネームバリュー×マイナーな私の心、推しが出てるからみた、稚拙な文章を載せる、すべてを恥ずかし気もなくできる私のこの高揚はいつまでも続くであろう。

すべての人にみてほしいとは言わないが
この作品にであった人々のなかで
たかばたけ、硯カンナと硯駆は生き続けるであろうし
ハルキゲニアのことを愛してくれる人が少し増えただろう
あとあの恐竜好きで不動産仕事できるか心配されそうな松村北斗の喋り方とか中年姿のときの演技とかよかったああああああああああと推しなのでほめたたえたいです。
松たか子さんめちゃくちゃ好きなんやと思い直してスロウトレイン、カルテット、大豆田とわ子みなおします。

ありがとうございました。

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