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第10戦は強豪スイスが相手!
ラトビア戦は9-3で6エンド終了時点で相手がコンシード。5勝4敗と白星先行で単独6位に浮上した日本(中部電力)。決勝トーナメント進出ギリギリの6位からさらに上にいくためにも、次のスイス戦も勝ちたい。スイスは現在6勝3敗で4位タイ。勝てば勝敗で並ぶことができる。現地21日夜(日本時間22日午前3時)戦うスイスはどんな相手なのか。
世界ランキング5位のスイス
前年の2位から3ランクダウンでも、5位をキープしているスイス。今年のヨーロッパ選手権を優勝、41年連続41回目の出場を誇る強豪国だ。
世界選手権での過去10年の対戦成績を見てみるとーー
JPN SUI
2009 日本出場せず
2010 チーム青森 4-7
2011 日本出場せず
2012 日本出場せず
2013 中 部 電 力 6-7
2014 日本出場せず
2015 北海道銀行 3-5
2016 L S 北 見 4-7
2017 日本出場せず
2018 富 士 急 6-7
スイスとは最近10年で5度対戦していずれも敗れてはいるが、いずれも3点差以内と惜しい戦いが続いている。昨年は富士急がセッション5(3戦目)でフェルチャー選手がスキップのスイスと対戦。3エンドで2点スチールされたのが最後まで響き、10エンド後攻も1点だけにとどまり、1点差で惜敗だった。前回中部電力が出場した2013年も1点及ばなかった。世界選手権でスイスに勝つのは、日本のカーリング女子にとって悲願の1つだ。
今年はベテランのティリンツォーニ選手のチームが出場のスイス
♡リード メラニー・バルベザット
カーリング歴は19年。
♡セカンド エスター・ノイエンシュバンデル
カーリング歴は26年。
♡サード/スキップ シルバーナ・ティリンツォーニ
カーリング歴は29年。
♡フォース アリーナ・ペーツ
カーリング歴は22年。
♡リザーブ マリーザ・ビンケルハウゼン
カーリング歴は18年。
かつて、スイスにはミリアム・オット選手という名スキップが君臨していたが、最近は昨年出場したビニア・フェルチャー選手のチームと一昨年出場のシルバーナ・ティリンツォーニ選手のチーム、そしてアリーナ・ペーツ選手のチームが国内3強という状況だったが、今年は2年ぶりにティリンツォーニ選手のチームが出てきた。
一昨年は予選8位に終わり決勝トーナメント進出を逃したが、現在は過去に2度スキップとしてスイス選手権を制したペーツ選手が平昌五輪後にフォースとして加入、ヨーロッパ選手権を制するなど地力は強化している。
スイスは2014〜16年の3連覇など過去6回優勝しているが、ティリンツォーニ選手のチームは2007年と2013年の5位が最高。まだ決勝トーナメント進出が4ヵ国の時代で、彼女自身はまだ予選突破の経験がない。ただ、ペーツ選手は2014年と2016年で優勝を経験しており、選手として恐いのはペーツ選手のほうだろう。
スイスはここまでスウェーデン、ロシア、韓国に敗れて6勝3敗。共通点はいずれの試合も5点しか取れずに負けている。相手の後攻で複数得点を与えないシンプルなゲーム運びが肝心か。スイスのショット成功率はドローショットが81%、テイクショットが77%でトータル80%。日本はドローショット76%、テイクショット78%でトータル77%。大会全体では若干日本のほうが低いが、フィンランド戦、ラトビア戦はミスショットが減っており(特にフィンランド戦ではドロー85%、テイク91%、トータル87%の高率!)、落ち着いて戦えば差はないと思う。ここ2戦と同じように、しっかりコミュニケーションを取って、4人でナイスゲームを作り上げたい。
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![大場 礼](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/9715648/profile_7e958e874ce4d4d1f50fae068ba257b6.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)