第15回全日本大学対抗カーリング選手権大会が12日より常呂で開催!
第15回全日本大学対抗カーリング選手権大会が、北海道北見市のアドヴィックス常呂カーリングホールにて、9月12日(木)~9月15日(日・祝)の日程で開催される。
例年11〜12月に開催されていたから、2ヵ月以上前倒しになった。そのぶん、例年より早めの準備に追われた大学も多かったかもしれない。
全日本大学対抗カーリング選手権大会とは
全日本大学対抗カーリング選手権大会は、大学のカーリングにおける全国大会。日本カーリング協会が主催し、開催地のカーリング協会が協力する形で毎年開催されている(中止の年あり)。
今大会の主管は、公益社団法人日本カーリング協会 競技委員会、第15回全日本大学対抗カーリング選手権大会実行委員会。
後援に北見市、北見市教育委員会、(公財)北見市スポーツ協会、(公財)北海道スポーツ協会。
昨年に続いて、株式会社清月が協賛している。
第1回大会は2010年12月に、青森県の青森市スポーツ会館カーリングホールで開催された。当時は3日間開催で、参加は男子6チーム、女子3チームという小規模な大会だった。
男子の優勝は、夏井坂泰基選手を中心とした地元の青森中央学院大学だった。この大会には、帯広畜産大学のスキップとして岩井真幸選手が出場していた。女子の優勝は、吉村紗也香選手、石垣真央選手らを擁した札幌国際大学だった。
以降、男子はコロナ禍で中止になった2020年の第11回大会を除いた13回、女子は2020年の第11回大会と参加予定チームの辞退により中止となった2022年の第13回大会を除いた12回にわたり開催されてきた。
過去の主な優勝チームを卒業後も一線級で活躍している選手とともに振り返ると、男子では第4回大会の北見工業大学の平田洸介選手、第5回大会の札幌学院大学の谷田康真選手と臼井槙吾選手、さらに第9回大会の札幌国際大学の青木豪選手、第10回大会の札幌学院大学の目黒良太選手、第13回大会の札幌国際大学の佐藤剣仁選手(前出の青木豪選手も)といった顔ぶれを輩出している。
女子では、第2回・第3回の城西大学の連覇に貢献した土屋海選手、第5回〜第7回と3連覇した札幌学院大学の南真由選手、第8回大会の札幌国際大学の宿谷奈苗選手、第9回大会の札幌学院大学の原瑞希選手と安井涼音選手⋯⋯ がこの大会から育った。
そして昨年の第14回大会は、男子は北海道大学が優勝、札幌国際大学が準優勝、帯広畜産大学が第3位。女子は札幌国際大学が優勝、帯広畜産大学が準優勝、藤女子大学が第3位となった。
それでは出場する男子10チーム、女子6チームを紹介しよう。開催されなかった年があるので、「〇年連続」ではなく、「〇回連続」という表記をしている。
男子は昨年初優勝の北海道大学など10チーム
☆男子Aリーグ
🥌A1・京都大学(京都府)
《2大会ぶり12回目の出場》
4:大西 航太郎
3:鈴木 寛周
2:山中 保毅
1:井上 大志
A:濱畑 悠馬
第1回大会から出場している常連校だが、昨年は不出場だった。まだ3位以内に入ったことがないが、少しでも上位を狙いたい。
🥌A2・北海道大学(北海道)
《11回連続12回目の出場》
4:上野 裕太
3:坂口 竜太
2:近廣 尚護
1:前川 翔太郎
昨年、11回目の出場にして悲願の初優勝。ただ、昨年のメンバーは出ておらず、彼らとしては"初優勝"を狙う大会となる。
🥌A3・帯広畜産大学(北海道)
《2回連続11回目の出場》
4:柴崎 智也
3:林 慶太
2:吉田 英志郎
1:長尾 崇生
A:長野 辰徳
コーチ:大野 福公
昨年は第3位だった。意外にも、優勝は第2回大会の1度だけ。昨年の大会を経験している柴崎選手を中心に13年ぶりのVを狙う。
🥌A4・信州大学(長野県)
《2大会ぶり2回目の出場》
4:平野 匡人
3:沼田 康成
2:平 健太郎
1:上村 岳大
A:野田 秀喜
初出場だった第13回大会は、3連敗で予選敗退だった。その時に出場していた平野選手と沼田選手の経験を活かしてまずは初勝利を。
🥌A5・東京農業大学(北海道)
《13回連続13回目の出場》
4:小林 宏希
3:瀨戸 大智
2:岩谷 卓磨
1:大塚 天翔
A:秋葉 瞭
大会の常連校だが、意外なことに優勝は第2回大会から遠ざかっている。昨年は第3位だったが、そろそろ久々の優勝を手にしたい。
☆男子Bリーグ
🥌B1・北見工業大学(北海道)
《14回連続14回目の出場》
4:中野 湧斗
3:伊藤 瞬星
2:吉原 周祐
1:石井 睦晃
A:西島 直希
コーチ:柳 等
コーチ:本田 裕之
唯一のフル出場している大学。過去2回優勝している。中野選手は、昨年の日本ジュニアカーリング選手権に出場した経験がある。
🥌B2・弘前大学(青森県)
《4回連続4回目の出場》
4:小池 建太郎
3:長谷 奎弥
2:小池 俊之介
1:尾角 莉玖
過去3大会は第4位、第3位、第4位と毎回予選は突破している。小池(俊)選手を除く3選手は連続出場。今年は準決勝の壁突破だ。
🥌B3・育英館大学(北海道)
《6回連続6回目の出場》
4:林 翔琉
3:良本 皇我
2:木村 建水
1:西藤 稜馬
コーチ:工藤 直樹
コーチ:侘美 俊輔
現在の校名になってからは3回目の出場(第12回大会までは北星学園大学)。まだ予選突破を果たしていないが、今年こそは。
🥌B4・長野大学(長野県)
《2回連続3回目の出場》
4:黒川 英晃
3:中嶋 翼大
2:石川 巧真
1:米澤 晴喜
6大会ぶりの出場だった昨年は、4連敗で予選敗退だった。第8回大会(2017年)には優勝したこともあるだけに、巻き返しを。
🥌B5・札幌国際大学(北海道)
《3回連続5回目の出場》
4:阿部 悠希
3:道谷 陽太
2:阿部 悠人
1:木村 優太
A:大野 勇樹
コーチ:新井 貢
コーチ:小林 駿汰
連覇を狙った昨年は惜しくも準優勝。阿部悠希選手、阿部悠人選手、大野選手が出場した今年の日本ジュニアカーリング選手権は第3位。
女子は優勝した昨年とメンバーが一新した札幌国際大学など6チーム
★女子Cリーグ
🥌C1・北海道大学(北海道)
《10回連続10回目の出場》
4:田村 瑞季
3:冨田 咲希
2:山際 佳穂
1:前垣 さくら
前垣選手を除く3選手は昨年の大会にも出場したが、第4位にとどまった。昨年のリベンジと、第10回大会(2019年)以来の優勝を。
🥌C2・帯広畜産大学(北海道)
《5回連続11回目の出場》
4:川村 和香羽
3:金髙 陶子
2:岩本 彩花
1:鎌田 彩音
A:田中 萌々子
コーチ:大野 福公
連覇を狙った昨年は準優勝。第12回大会優勝時もスキップだった川村選手を軸にV奪回を狙う。大野コーチは男子とかけ持ち。
🥌C3・東京農業大学(北海道)
《11回連続11回目の出場》
4:坂井 佳波
3:伊藤 あすか
2:坂森 百々音
1:金村 菜々子
A:正井 陽寧
第9回大会(2018年)で第3位などの実績があるが、近年は今ひとつ。男女合わせて21人が入部したそうで後輩にいいところを見せたい。
🥌C4・札幌国際大学(北海道)
《2回連続7回目の出場》
4:中村 碧音
3:鈴木 凜
2:瀬川 琴佳
1:森 夢香
コーチ:新井 貢
コーチ:荻原 功暉
昨年の優勝校だが、昨年の高校選手権準優勝の中村選手、今年の日本選手権東北代表の瀬川選手らによる新チームの戦いぶりに注目。
🥌C5・弘前大学(青森県)
《初出場》
4:松村 茉奈
3:梶 保乃花
2:小石 楓佳
1:倉郷 もみじ
2020年から活動を開始して、5年目にして女子も初出場にこぎつけた。「いつでも部員募集中」で、この大会でさらに知名度アップを。
🥌C6・北見工業大学(北海道)
《13回連続13回目の出場》
4:相澤 天
3:野口 菜奈
2:伊藤 理名
1:野本 萌絵
A:田中 遥香
コーチ:柳 等
コーチ:秋田 智広
開催された13回すべて出場している常連校。だが、第1回、第2回、第10回大会の準優勝が最高。今年こそ最後の壁を破りたい。
大会スケジュール
9月12日(木)は、公式練習とチームミーティングが行われた後、16時25分スタートの競技1からいよいよ本番が始まる。
13日(金)に競技2〜4、14日(土)には競技5〜7が行われ、最終日の15日(日)には決勝トーナメントが行われる予定だ。
YouTube配信
大会の模様は、YouTubeの「常呂カーリング倶楽部」チャンネルで配信予定。
A〜C、D・Eと、同時に行われる5試合を、2つの映像に分けて配信される。
大会関連SNS
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大会ホームページ
2階席からのみ観覧が可能ということなので、現地観戦もぜひ。
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大会推奨ハッシュタグ
#jucc2024
地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。