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円熟の技の応酬! 第22回日本シニアカーリング選手権大会
2月21日(金)から24日(振・月)までの日程で、第22回日本シニアカーリング選手権大会が、北海道名寄市の道立サンピラーパーク サンピラー交流館カーリングホールで開催される。
今年で22回目を迎えるシニアの大会
日本シニアカーリング選手権は、日本カーリング協会(JCA)が主催する50歳以上の選手によるシニアカーリングの全国大会。
第1回大会は、2003年12月5〜7日に常呂町カーリングホール(のちに2006年の市町村合併により「北見市」となり、施設名称が「北見市常呂町カーリングホール」に変更)で開催された。
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第1回大会は、男子4チーム、女子2チームの小規模な大会で、男子は1回総当たりのリーグ戦、女子は3度の対戦により優勝チームが決定された。
男子は3戦全勝の成績だった長野県のみよた(メンバ一は柏木昭憲、森泉輝夫、土屋和幸、砂連尾佳司の各選手)が優勝。準優勝はレッドパジャマ、3位は軽井沢グラニットシニア、4位はチームわっかないだった。
女子は3試合とも勝った北海道のGOOD LUCK(メンバーは金内紀子、長岡はと美、二本松礼子、大石洋子の各選手)が優勝。COSMOSが準優勝となった。
男子の最多優勝は、多少のメンバー変動はあるものの、2013~2015年の3連覇など6回の優勝を誇る北海道のTOKACHI。佐藤真康、橋本孝広、伊籐省三の3選手は6回とも優勝メンバーだ。
女子は多少のメンバーの入れ替わりがあり、年によって「チーム北海道」だったり「チームHokkaido」だったりの変化はあるが、川村みゆき選手が率いるチームが5連覇(2016〜2019、コロナ禍で休止期間を挟み2022年)した記録が光る。川村選手のほかに、林縁選手が5大会ともメンバーとして出場している。
なお、女子は2009年の第7回大会のみ実施されていない。また、2009年の同大会の後、実施時期が2~3月に移動したため、第8回大会は2011年2月となり、2010年には実施されていない。同様に、2023年11月に第21回大会が実施された後、今大会が2025年2月に開催されるため、2024年も実施されなかったことになる。
前回大会となる2023年の第21回大会は、11月23日〜26日の日程で長野県軽井沢市の軽井沢アイスパークで実施された。
男子10チーム、女子8チームが出場し、男子は
5チームずつ2つのブロックに分かれてリーグ戦を戦った。
男子は長野県の軽井沢C.C.SENIOR(メンバーは松村保、山本聖二、冨安岳人、大塚明の各選手)が連覇を達成。準優勝は北海道のチーム小中、3位はチーム神奈川だった。
女子は長野県のチーム軽井沢(メンバーは吉村京、傳美砂子、瀧澤裕実、上原真紀子、堀内珠美の各選手)がチーム北海道の6連覇を阻止して初優勝。準優勝はチーム北海道、3位はチーム御代田(スキップの土屋美喜子選手は今年の日本選手権でのチーム御代田のコーチ)。
名寄市やサンピラーパークについて
名寄市(なよろし)は、北海道北部(道北地方)に位置し、上川総合振興局に属する市。
名寄盆地に位置し、農産物の集散地として発展してきた。上川地方北部、すなわち塩狩峠以北の中心都市であり、上川管内北部の中心都市となっている。冷害に強いという理由から1970年にもち米栽培が始まり、近年はもち米の有数の産地として知られ、現在作付面積は日本一でもある。また、アスパラガスも北海道有数の作付面積・収穫量を誇り、農業を基幹産業とする都市である。
市の花は、ユリ科の「オオバナノエンレイソウ」。開拓時より住民に親しまれ、北海道大学の校花、カナダ国オンタリオ州花でもあり、種からの開花は10年ほどかかるのは勤勉な名寄の市民を表すのに最適な花といわれる。花言葉は「奥ゆかしい美しさ」。
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市の木は旧風連町(2006年に旧名寄市と合併)の木として親しまれていたカバノキ科の「シラカバ」。市内の山野に広く自生し"森の貴公子"ともいわれ美しい林をつくっている。
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市の鳥は旧名寄市の鳥として親しまれていたキツツキ科の留鳥「アカゲラ」で、夏期は主に山地に棲み、冬期にはエサを求めて市街地に現れ、白、黒、赤の美しい配色で、人なつっこい姿を庭先で見ることができる。
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株式会社東洋経済新報社発行の「都市データパック2023年版」に掲載されている『住みよさランキング』において、名寄市は全国231位(北海道内7位)にランキングされた。
名寄市はこの住みよさランキング全31回のうち北海道内1位を4回獲得している(1997年、2003年、2010年、2013年)。
人口は、今年1月31日現在で、24,702人(男性11,975人、女性12,727人)。
サンピラーパークは、北海道広域緑地計画に基づく広域公園のひとつで、森林・水・草原・花畑などが広がる自然豊かな公園空間。名寄市日進147にある。
名称の「サンピラー(太陽柱)」とは、空気中の水分が凍ってできるダイヤモンドダストが太陽の光に反射して、光の柱のように見える自然現象のこと。晴天で風がなく、気温がマイナス15℃前後で、ある程度の湿度があることが出現条件。名寄市は出現場所のひとつとして知られている。
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(撮影:なよろ市天文台きたすばる 渡辺文健氏)
面積は67.6haで、2006年11月に一部供用が開始され、2008年5月に全面供用になった。運営者は名寄振興公社。多目的ホールや児童遊具があるサンピラー交流館、研修室やアトリエがあるふるさと工房館のほか、四季の池、森の休暇村、なよろ市立天文台きたすばるを有する。
サンピラー交流館の多目的ホールは、夏期(4月下旬から9月中旬)はボールプールなどの遊具や軽スポーツ(卓球・バドミントンなど)が楽しめ、冬期(11月1日から3月31日)には5シートのカーリングホールとなる。
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(サンピラーパークのホームページより)
2011年には第28回日本カーリング選手権大会が開催され、男子はチーム常呂(敦賀信人、澤向裕希、柴谷優策、羽石遼祐、寺町太智の各選手)が優勝、女子は中部電力(藤澤五月、市川美余、清水絵美、佐藤美幸、土屋由加子)が優勝した。
また、2008年には日本ジュニアカーリング選手権大会が開催され、男子は東京農業大学(北海道=中村慎太郎、黒田和真、北田智志、藤沢健人、上野千一の各選手)が優勝、女子はチーム北見(北海道=藤澤五月 、藤澤汐里、岡部円佳、笠原初菜の各選手)が優勝している。
日本シニアカーリング選手権大会は過去3度開催されていて、2006年の第4回大会では男子がJA十勝池田町、女子はTeam Tokyoが優勝。
2014年の第11回大会では男子がTOKACHI、女子はaomoriが優勝した。2017年の第14回大会では、男子が軽井沢、女子はチームHokkaidoが優勝を遂げている。4度目の開催となる今大会で、頂点に立つのはどのチームだろうか。
それでは、出場する18チームを紹介しよう。
男子は強豪TOKACHIなど10チーム
🥌NAKA(北海道ブロック/北海道協会)
4:中 秀一(ナカ ヒデカズ)
3:佐藤 栄ー(サトウ エイイチ)
2:奈良 浩毅(ナラ ヒロキ)
1:前田 勇人(マエダ ハヤト)
A:樫尾 英司(カシオ ヒデシ)
🥌チーム藤澤(北海道ブロック/北海道協会)
4:藤澤 充昌(フジサワ ミツヨシ)
3:佐々木 憲也(ササキ ケンヤ)
2:栃木 昭彦(トチギ アキヒコ)
1:佐々木 隆志(ササキ タカシ)
A:齋藤 滋(サイトウ シゲル)
🥌TOKACHI(北海道ブロック/北海道協会)
4:佐藤 真康(サトウ マサヤス)
3:高見 拓治(タカミ タクジ)
2:清水 康彦(シミズ ヤスヒコ)
1:橋本 孝広(ハシモト タカヒロ)
コーチ:松井 佳津子(マツイ カツコ)
🥌南富良野CA(北海道ブロック/北海道協会)
4:五嶋 富恭(ゴシマ トミヤス)
3:大橋 隆行(オオハシ タカユキ)
2:目黒 義重(メグロ ヨシシゲ)
1:久保田 正平(クボタ ショウヘイ)
🥌チーム中村(東北ブロック/青森県協会)
4:中村 義人(ナカムラ ヨシト)
3:鈴木 昌憲(スズキ マサノリ)
2:菅原 博匡(スガワラ ヒロタダ)
1:瀬川 英伸(セガワ ヒデノプ)
🥌青森CA(東北ブロック/青森県協会)
4:船木 一人(フナキ カズヒト)
3:千葉 正幸(チバ マサユキ)
2:蒔苗 新一(マカナエ シンイチ)
1:滝本 正喜(タキモト マサキ)
🥌チーム軽井沢(関東中部ブロック/長野県協会)
4:土屋 圭司(ツチヤ ケイジ)
3:傳 直文(デン ナオフミ)
2:石井 啓吾(イシイ ケイゴ)
1:沖津 忠重(オキツ タダシゲ)
コーチ:傳 美砂子(デン ミサコ)
🥌御代田CC(関東中部ブロック/長野県協会)
4:内堀 勝司(ウチポリ カツジ)
3:古茂田 健司(コモダ ケンジ)
2:田部井 淳(タベイ アツシ)
1:岩渕 亨税(イワブチ アキヤス)
🥌チーム広島(西日本ブロック/広島県協会)
4:岡本 光明(オカモト ミツアキ)
3:寺尾 一朗(テラオ イチロウ)
2:古志野 泰弘(コシノ ヤスヒロ)
1:大下 耕一郎(オオシタ コウイチロウ)
A:玉井 宏(タマイ ヒロシ)
🥌名寄シニア(開催地推薦/北海道協会)
4:野間井 照之(ノマイ テルユキ)
3:石川 博俊(イシカワ ヒロトシ)
2:西村 俊彦(ニシムラ トシヒコ)
1:湯浅 俊春(ユアサ トシハル)
女子は過去5度優勝のチーム北海道など8チーム
🥌札幌協会(北海道ブロック/北海道協会)
4:高橋 幸恵(タカハシ ユキエ)
3:磯野 亜生子(イソノ アキコ)
2:小野寺 由希恵(オノデラ ユキエ)
1:鈴木 紀子(スズキ ノリコ)
A:岡部 理佳(オカベ リカ)
🥌札幌CA(北海道ブロック/北海道協会)
4:大関 えりか (オオゼキ エリカ)
3:片山 いづみ(カタヤマ イヅミ)
2:市岡 貴子(イチオカ タカコ)
1:酒井 弥生(サカイ ヤヨイ)
A:佐々木 道子(ササキ ミチコ)
🥌青森県協会(東北ブロック/青森県協会)
4:西野 きよ(ニシノ キヨ)
3:佐々木 和子(ササキ カズコ)
2:福士 洋子(フクシ ヨウコ)
1:嶋貫 淳子(シマヌキ ジュンコ)
🥌チーム船木(東北プロック/青森県協会)
4:伊藤 薫(イトウ カオル)
3:船木 志津子(フナキ シヅコ)
2:髙田 陸(タカタ ムツミ)
1:横内 艶子(ヨコウチ ツヤコ)
A:濱舘 千鶴子(ハマダテ チヅコ)
コーチ:船木 一人(フナキ カズヒト)
🥌東京都協会(関東中部ブロック/東京都協会)
4:谷本 文子(タニモト アヤコ)
3:辻 美奈子(ツジ ミナコ)
2:前田 淳子(マエダ ジュンコ)
1:久保 和子(クボ カズコ)
🥌チーム軽井沢(関東中部ブロック/長野県協会)
4:吉村 京(ヨシムラ ミヤコ)
3:傳 美砂子(デン ミサコ)
2:瀧澤 裕実(タキザワ ヒロミ)
1:上原 真紀子(ウエハラ マキコ)
A:堀内 珠実(ホリウチ タマミ)
コーチ:傳 直文(デン ナオフミ)
コーチ:土屋 圭司(ツチヤ ケイジ)
🥌広島CA(西日本ブロック/広島県協会)
4:石原 幸江(イシハラ サチエ)
3:元谷 あけみ(モトタニ アケミ)
2:佐々木 さとみ(ササキ サトミ)
1:財官 祥子(ザイカン サチコ)
コーチ:岡本 光明(オカモト ミツアキ)
🥌チーム北海道(開催地推薦/北海道協会)
4:川村 みゆき(カワムラ ミユキ)
3:川平 操子(カワヒラ ミサコ)
2:林 縁(ハヤシ ユカリ)
1:北口 幸恵(キタグチ ユキエ)
A:小林 陽子(コバヤシ ヨウコ)
大会のタイムテーブル
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男子は5チームずつ、女子は4チームずつ、2つのブロックに分かれて総当たりの予選を戦う。
上位2チームが準決勝に進み、それぞれの1位と別ブロックの2位が対戦する。
【男子 Aブロック】
名寄シニア(開催地推薦)
南富良野CA(北海道)
チーム中村(東北)
NAKA(北海道)
御代田CC(関東・中部)
【男子 Bブロック】
チーム広島(西日本)
チーム軽井沢(関東・中部)
青森CA(東北)
チーム藤澤(北海道)
TOKACHI(北海道)
【女子 Cブロック】
チーム軽井沢(関東・中部)
青森県協会(東北)
チーム北海道(開催地推薦)
札幌協会(北海道)
【女子 Dブロック】
広島CA(西日本)
東京都協会(関東・中部)
札幌CA(北海道)
チーム船木(東北)
会場へのアクセス
《アクセス》
●車:JR名寄駅から約10分
●徒歩:JR日進駅から約15分
YouTube配信あり
大会は日本カーリング協会のYouTubeチャンネルで配信される。
日本カーリング協会の𝕏(旧Twitter)
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