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北海道カーリングツアー第1弾 どうぎんカーリングクラシック2023が開幕!

今年で2年目を迎える北海道カーリングツアー。第1弾のどうぎんカーリングクラシック2023が、8月3日(木)〜6日(日)の日程で開催される。
昨年はコロナ禍のため無観客だったが、今年は観客を迎えての開催となる(3日のみ無観客)。

昨年同様、日本と韓国のチームが参加し、男子は日本7チームと韓国3チーム、女子は日本8チームと韓国2チーム、さらに今年から試合が行われる車いすは日本2チームと韓国1チームが出場する。各試合はYouTubeにより配信される。

最終日の6日(日)には、男女決勝と同時刻に車いすチームのエキシビジョンマッチを行うことも決定している。

どうぎんカーリングクラシックの歴史

どうぎんカーリングクラシックは、2015年から札幌市のどうぎんカーリングスタジアムで開催されているカーリングの国際大会。
フォルティウスのメインスポンサーを経て一昨年女子カーリング部のチーム「リラーズ」を立ち上げた北海道銀行は、カーリング競技の普及や地域の活性化に取り組んでいて、その一環として大会を特別協賛している。大会を重ねるごとにスポンサーが増え、現在は北海道銀行以外にも丸水札幌中央水産、アイングループ、北都交通やサツドラなど30社が大会スポンサーとなっている。

大会は今年で8回目を迎える。2015年は男女混合の大会で、優勝は男子のチームKoreaだった。2016年から男女別の大会となり、男子は2016年チームSturmay(カナダ)、2017年チームS.Kim(韓国)、2018年チームIWAI(日本)が優勝。2019年と2021年はチーム松村(コンサドーレ=日本)が連覇(2020年はコロナ禍で開催がなかった)。2022年にはチームB.Jeong(韓国)が7-2でチーム両角(TM軽井沢=日本)を破って初優勝を遂げた。

女子は2016年チームCarey(カナダ)、2017年チーム藤澤(ロコ・ソラーレ=日本)、2018年チームM.Kim(韓国)、2019年チームJiang(中国)、2021年チーム小穴(富士急=日本)がそれぞれ優勝。2022年はチーム吉村(フォルティウス=日本)が5-4でチーム南(STRAHL=日本)を降して念願の初優勝を飾った。

それでは、出場チームを大会ホームページ掲載順に紹介しよう。大会ホームページとポジションが違う場合があるが、8月2日夜にYouTubeの北海道カーリングツアーchの生配信で紹介された並びを採用している。また、5人登録のチームは、試合によって入れ替えを行う可能性がある。

男子は日本選手権優勝の‪SC軽井沢クラブなど10チーム

🥌‪ Yanagisawa (SC軽井沢クラブ)
4:栁澤 李空(Skip)
3:山口 剛史(Vice)
2:山本  遵
1:小泉  聡

・2023 世界選手権7位
・2022、2023 日本選手権優勝
・2022 パンコンチネンタル選手権4位

昨年の当大会は不参加。日本選手権を昨年、今年と連覇中。4月の世界選手権では5勝7敗で7位だった。日本選手権3連覇へ向けて、まずは良いスタートを切りたいところ。

🥌Hirata (KiT CURLING CLUB)
4:平田 洸介(Skip)
3:臼井 槙吾(Vice)
2:目黒 良太
1:三浦 善也
A:相田 晃輔
コーチ:小林 博文

・2023 日本選手権準優勝
・2022 北海道選手権優勝
・2022 日本選手権4位

昨年の大会はPool Aで3連敗を喫して予選敗退。しかし、今年の日本選手権では好調なショットを連発して準優勝、好結果は自信になったはず。今季は一層の飛躍を目指す。

🥌Abe (コンサドーレ)
4:清水 徹郎(Vice)
3:大内 遥斗
2:阿部 晋也(Skip)
1:敦賀 爽太
A:敦賀 信人
コーチ:敦賀 信人

・2023 日本選手権3位
・2022 Driving Force Decks Int’l Abbotsford Cashspiel優勝
・2021 Alberta Curling Series LEDUC準優勝

昨年はPool Aで1勝2敗にとどまり予選敗退。今季から、コーチ兼任で爽太選手の叔父の敦賀信人選手が加入。日本選手権9回優勝のレジェンドが戦術に厚みをもたらす。

🥌Morozumi (TM軽井沢)
4:両角 友佑(Skip)
3:松村 雄太(Vice)
2:宿谷 涼太郎
1:岩井 真幸

・2023 日本選手権4位
・2021 日本選手権3位
・2021 パシフィックアジア選手権準優勝

昨年はPool Aで2勝1敗で準決勝に進み、札幌国際大学を破って決勝へ。しかし韓国チームに敗れて準優勝だった。今季は両角公佑選手が裏方に回ることが先日発表された。

🥌Sato (札幌国際大学)
4:青木 豪(Vice)
3:佐藤 剣仁(Skip)
2:荻原 功暉
1:新野 和志
A:佐々木 彩斗
コーチ:土居 誉享

・2023 日本選手権5位
・2023 ユニバーシアード8位
・2022 アドヴィックスカップ優勝

昨年はPool Bで3連勝を飾り1位通過も、準決勝でTM軽井沢に、3位決定戦で韓国チームに敗れて4位にとどまった。昨シーズンと同じメンバーで、今回は表彰台を狙う。

🥌Maeda (LOCODRAGO)
4:前田 拓海(Skip)
3:中原 亜星(Vice)
2:前田 拓紀
1:上川 憂竜
コーチ:青木 伸生

・2023 Ice Gold Cup優勝
・2022 世界ジュニアB選手権予選通過
・2022 日本選手権5位

昨年はジュニア選抜男子として出場したが、欠場選手が出るなどで3人でプレーした影響もあり3連敗で予選敗退。ロコ・ソラーレの弟分となり、着実に地力をつけている。

🥌Noguchi (Hot Shot!)
4:野口 航太郎(Skip)
3:鎌田 優斗
2:加藤  寛
1:吉村 悠樹(Vice)
A:米原 大雅

・2023 日本選手権6位
・2022 稚内みどりチャレンジカップ3位
・2020 日本選手権8位

昨年は不参加。今年の日本選手権には宮城CAとして出場し、3勝を挙げて6位だった。昨シーズン、チーム愛知のリードとしてプレーしていた米原選手が控え選手として加わる。

🥌Lee (韓国🇰🇷)
4:イ・ジェボン(Skip)
3:キム・ウンビン(Vice)
2:ピョ・チョンミン
1:キム・ジヌン
A:キム・ヒョジュン
コーチ:LEE Dong-geo

・2023 韓国選手権5位
・2022 韓国ウインターゲーム準優勝
・2021 韓国ジュニア選手権優勝

義城郡庁のチーム。義城郡は、慶尚北道の中部にある郡。今年の韓国選手権は1勝4敗で一次予選で敗退し5位。今大会は、選手権の時と若干選手の並びが変わっている。

🥌Jeong (韓国🇰🇷)
4:チョン・ビョンジン(Skip)
3:キム・ミヌ
2:イ・ジョンジェ
1:キム・テワン(Vice)
コーチ:YANG Jae-bong

・2023 韓国選手権準優勝
・2022 どうぎんカーリングクラシック優勝
・2022 パンコンチネンタル選手権準優勝

昨年はB.Jeongというチーム名で出場。Pool Aを3連勝で突破し、準決勝でY.Jeong、決勝でTM軽井沢に勝って優勝した。韓国選手権で準優勝し、好調を保ち連覇を狙う。

🥌Park (韓国🇰🇷)
4:パク・ジョンドク(Skip)
3:チョン・ヨンソク(Vice)
2:オ・スンフン
1:ソン・ジフン
A:リ・キボク
コーチ:LEE Ye-jun

・2023 韓国選手権優勝
・2023 韓国ウインターゲーム優勝
・2022 どうぎんカーリングクラシック3位

昨年の大会ではチームY.Jeongとして出場、Pool Bを2勝1敗で通過、準決勝でB.Jeongに敗れたが3位決定戦で札幌国際大学に競り勝ち3位。韓国選手権は全勝優勝。

女子は昨年優勝のフォルティウスなど10チームが出場

🥌Tabata (北海道銀行)
4:田畑 百葉(Skip)
3:仁平 美来(Vice)
2:山本  冴
1:中島 未琴
A:伊藤 彩未
コーチ:佐藤 浩

・2023 日本選手権5位
・2022 北海道選手権優勝
・2022 日本選手権3位

昨年はPool Aで1勝2敗、DSCの差で3位となり予選敗退。日本選手権では5勝を挙げながら同成績のチームとの対戦で負けていたため予選敗退。あと一歩を乗り越えたい。

🥌Kanai (SC軽井沢クラブ女子)
4:上野 美優(Vice)
3:上野 結生
2:西室 淳子
1:金井 亜翠香(Skip)
A:両川 萌音

・2023 日本選手権準優勝
・2022 日本選手権6位
・2022 世界ジュニア選手権優勝

昨年は不参加。準優勝を遂げた日本選手権ではスキップの金井選手がフォースだったが、今大会はリードのポジション。後ろを上野姉妹が固め、両川選手が控えの新布陣だ。

🥌Kitazawa (中部電力)
4:北澤 育恵(Skip)
3:中嶋 星奈(Vice)
2:鈴木 みのり
1:石郷岡 葉純
A:江並 杏実
コーチ:両角 友佑

・2023 日本選手権3位
・2022 世界選手権7位
・2022 日本選手権準優勝

昨年はPool Bで2勝1敗となり1位通過。準決勝でSTRAHLに敗れたが、3位決定戦で韓国チームに快勝して3位を確保した。4月に‪SC軽井沢クラブから江並選手が加入。

🥌Nakamura (フィロシーク青森)
4:田中 美咲(Vice)
3:中村 澪里(Skip)
2:木原  遥
1:一戸 日和
A:原田 結菜
コーチ:中島  潤

・2023 日本選手権4位
・2022 アドヴィックスカップ3位
・2022 日本選手権5位

昨年の大会はPool Bで1勝2敗、4位となり予選敗退。しかしその後のアドヴィックスカップで3位、日本選手権でロコ・ソラーレに勝つなど確実にパワーアップしてきた。

🥌Sasaki (LOCOSTELLA)
4:佐々木 穂香(Skip)
3:本橋 麻里(Vice)
2:林  未来
1:斉藤 茉由美
A:松澤 弥子
コーチ:青木 伸生

・2023 日本選手権6位
・2022 北海道選手権準優勝
・2021 北海道選手権3位

昨年の大会はPool Aで1勝2敗、DSCの差で4位となり予選敗退。昨シーズン後半から今の並びになった。弟分ができて初のシーズン、お姉さんチームの実力を見せたい。

🥌Yoshimura (フォルティウス)
4:小谷 優奈
3:小野寺 佳歩
2:近江谷 杏菜
1:小林 未奈
A:吉村 紗也香

・2022 どうぎんカーリングクラシック優勝
・2022 稚内みどりチャレンジカップ優勝
・2021 パシフィックアジア選手権優勝

昨年はPool Bを2勝1敗で2位通過し、準決勝でチームHa(韓国)、決勝でSTRAHLに連勝して優勝。先日吉村選手が第一子を授かり今季はサポートに回ると発表があった。

🥌Miura (札幌国際大学)
4:三浦 由唯菜(Skip)
3:松永 愛唯(Vice)
2:佐久間 優名
1:池田 葉南
コーチ:土居 誉享
コーチ:荻原 功暉

・2023 日本ジュニア選手権準優勝
・2023 世界ジュニア選手権準優勝
・2022 北海道ジュニア選手権優勝

昨年は不参加。名寄協会JCとしてジュニア部門で高いレベルで安定した成績をキープ。今年の世界ジュニアでは6勝3敗で予選を4位通過、見事に準優勝と大健闘した。

🥌Minami (STRAHL)
4:南  真由(Skip)
3:小川 香奈(Vice)
2:奥山 美佳
1:野本 萌絵
A:齊藤 瑞季
コーチ:竹島 一美

・2022 北海道選手権3位
・2022 どうぎんカーリングクラシック準優勝
・2022 日本選手権7位

昨年はPool Aで1勝2敗だったがDSCが良く2位通過を果たし、準決勝で中部電力を破り、決勝でフォルティウスに惜敗も準優勝。今季は3人が新メンバー、まずは力試し。

🥌Kim (韓国🇰🇷)
4:チュン・ミンジェ(Skip)
3:キム・スヨン(Vice)
2:アン・ジョンヨン
1:カン・ミンヨ
コーチ:LEE Seul-bee

・2023 韓国選手権7位
・2022 韓国ウインターゲーム準優勝
・2021 韓国ウインターゲーム3位

昨年は不参加。男子のチームLeeと同じく、慶尚北道の中部にある義城郡庁のチーム。今年の韓国選手権は一次予選で2勝6敗にとどまって、最終順位は7位だった。

🥌Park (韓国🇰🇷)
4:パク・ユービン(Skip)
3:イ・ユンチェ(Vice)
2:ヤン・スンヒ
1:キム・ジュユン
コーチ:AN Jin-hi

・2023 韓国選手権5位
・2023 韓国国際ウインタースポーツフェスティバル3位

昨年は不参加。ソウル市庁のチーム。今年の韓国選手権では、一次予選で3勝5敗で、予選通過にあと1勝足らず最終順位は5位だった。スキップのパク選手は23歳。

今大会は車いすの公式戦も! 日韓の3チームが参戦

🥌Takahashi (Safilva北海道)
4:高橋 宏美(Skip)
3:赤澤  翼(Vice)
2:金子  嵩
1:鈴木 秀則

・2022 日本車いす選手権準優勝
・2021 北海道車いす選手権準優勝
・2019 日本車いす選手権3位

🥌Sakataya (KiT CURLING CLUB)
4:坂田谷 隆(Skip)
3:柏原 一大(Vice)
2:岩田  勉
1:松田 華奈

・2023 日本車いす選手権準優勝
・2022 日本車いす選手権優勝
・2022 世界車いすB選手権4位

🥌Kim (韓国🇰🇷)
4:KIM Sigyeoung(Skip)
3:KIM June(Vice)
2:KWON Kihyun
1:LEE Seungmi
A:KIM Jinyoung
A:KIM Jeongeun
A:KIM Myoungjin
コーチ:CHO Yanghyun

・2023 韓国車いすリーグ9位
・2023 ソウルメイヤーリーグ7位

予選リーグの組み合わせ

大会は、まず男女とも5チームずつ2つのブロックに分かれて予選リーグを戦う。その組み合わせは次の通り。

☆男子Pool A
 ・Hirata(KiT CURLING CLUB)
 ・Abe(コンサドーレ)
 ・Lee(韓国)
 ・Park(韓国)
 ・Morozumi(TM軽井沢)

☆男子Pool B
 ・Yanagisawa(‪SC軽井沢クラブ)
 ・Sato(札幌国際大学)
 ・Maeda(LOCODRAGO)
 ・Jeong(韓国)
 ・Noguchi(Hot Shot!)

★女子Pool A
 ・Kitazawa(中部電力)
 ・Sasaki(LOCOSTELLA)
 ・Kim(韓国)
 ・Minami(STRAHL)
 ・Nakamura(フィロシーク青森)

★女子Pool B
 ・Yoshimura(フォルティウス)
 ・Kanai(‪SC軽井沢クラブ女子)
 ・Tabata(北海道銀行)
 ・Miura(札幌国際大学)
 ・Park(韓国)

大会日程

8月3日(木)
 10時30分〜 Session 1 男子
 14時00分〜 Session 2 女子

8月4日(金)
 09時00分〜 Session 3 男子
 12時30分〜 Session 4 女子
 16時00分〜 Session 5 男子
 19時30分〜 Session 6 女子

8月5日(土)
 09時00分〜 Session 7 男子/車いす①
 12時30分〜 Session 8 女子/車いす②
 16時00分〜 Session 9 男子/車いす③
 19時30分〜 Session10 女子

8月6日(日)
 09時00分〜 男子準決勝/女子準決勝
 12時30分〜 男子3位決定戦/女子3位決定戦
 16時00分〜 男子決勝/女子決勝/車いすエキシビジョンマッチ

全試合をYouTube配信

今大会は、車いすカーリングの試合・エキシビジョンマッチも含めて、全試合がYouTubeで配信される。

北海道カーリングツアーchより

Bシートは実況解説付き配信、C〜Eシートは定点カメラ配信となる(1つの映像で3シートをカバー)。大会ホームページのスケジュールに、各試合の配信のリンクボタンがあるので、そちらから飛ぶか、YouTubeで検索してご覧いただきたい。

大会ホームページ

スケジュールはこちらから⤵️

YouTube解説・実況者

解説には小笠原歩さん、石崎琴美選手、吉田知那美選手、藤澤五月選手、吉田夕梨花選手、鈴木夕湖選手、谷田康真選手、小穴桃里選手、五十嵐衿子さんが登場する。
実況は畑 良太選手と南 郁慧選手、uhbの吉田雅英アナ、安井涼音選手が務める。
詳しくは下記のリンクのお知らせを参照されたい。

大会ツイッター(𝕏)

大会インスタグラム

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推奨ハッシュタグ

#どうクラ2023
#HBCC2023
#HCT2023

今大会は有観客開催。リンクがうまく貼れないので直リンは掲載できないが、チケットぴあで4日(金)〜6日(日)の観戦チケットを発売中。会場で迫力あるプレーをぜひ。なお、観客席は寒いので防寒の準備を忘れずに。

会場では『no-tick🥌📐Hoodie』を発売。

公式オンラインショップでも発売される。詳細はこちらを。

ロコ・ソラーレの選手たちはこの大会は解説役のみだが、日本選手権上位チームがほぼ顔を揃え、楽しみなカードが目白押し。会場で、またYouTubeで、今シーズンの開幕戦を存分に楽しみたい。

【追記】
#劇団フォルティウス が「カーリングの楽しい観戦方法」をツイッター(𝕏)にあげてくれた。
現地に行く人も行かない人も必見!!

地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。