第6戦はアジアのライバル韓国戦!
大会6戦目、この試合を終えると予選が半分終わることになる。カナダに勝って3勝2敗の日本は、3勝1敗の韓国と対戦する。アジアのライバル韓国はどんなチームなのか。
最新の世界ランキングでは6位の韓国
昨年の日本(チーム富士急)はキム・ウンジョン選手がスキップのチームとセッション17(日本の10戦目)で対戦し、1エンドに3点奪われたのが最後まで響き、5-9で"メガネ先輩"のチームに敗れた。日本は予選を突破できず10位で終わったが、韓国は決勝トーナメントに進出し、3位決定戦を勝って3位に入った。
過去10年の対戦成績を見てみるとーー
JPN KOR
2009 日本出場せず
2010 チーム青森 韓国出場せず
2011 日本出場せず
2012 日本出場せず
2013 中 部 電 力 韓国出場せず
2014 日本出場せず
2015 北海道銀行 韓国出場せず
2016 L S 北 見 6-5
2017 日本出場せず
2018 富 士 急 5-9
地域枠の関係で、日本が出た時は韓国が出ないことが多く、揃って出たのは2回のみ。対戦成績は1勝1敗。2013年に中部電力が出場した時も、韓国は大会に出ていない。
今年はキム・ミンジ選手のチームが韓国代表
♡リード キム・スジン
カーリング歴は6年。
♡セカンド ヤン・テイ
カーリング歴は7年。
♡サード キム・ヘリン
カーリング歴は7年。
♡フォース/スキップ キム・ミンジ
カーリング歴は7年。
※リザーブは入っていない。
キム・ミンジ選手のチーム(99年生まれの同級生チームの「春川(チュンチョン)市庁カーリングチーム」)は、韓国選手権でキム・ウンジョン選手のチームを破って韓国代表となり、昨年11月の2018パシフィック・アジア・カーリング選手権ではこの時の日本代表ロコ・ソラーレと対戦した。
日本は2エンドと5エンドにそれぞれ3点ずつ獲得して優勢に戦い、結局7-4で勝利。6戦全勝で予選を突破した。しかし決勝で再び対戦。前半6-3とリードしながら7エンドに2点スチールされるなどで9エンドが終わって8-9と逆に1点ビハインドに。後攻の10エンドで逆転を狙ったが、逆に3点スチールされ8-12で敗れ準優勝に終わった。
昨年8月のどうぎんクラシックでは、予選ブロックが中部電力と同じ組になり対戦。3エンドに4点取り、さらに4エンドで3点スチールした中部電力が9-5で勝った。しかし決勝では2エンドに3点獲得したチームキムが優勢に進め、結局6-4でチームキムが優勝。予選ではモロいところがあるチームの感じがあり(逆に言えばここ一番で強いわけだが)、つけ入るスキはありそう。
12月の軽井沢国際でも中部電力と対戦の可能性はあったが、決勝トーナメント1回戦でチームキムがカナダに敗れたため対戦はなかった。
もともとカーリングの名門・松峴(ソン・ヒョン)高校の同級生。一昨年、高校を卒業したばかりで、国際大会への出場も、昨年10月に中国で行われたカーリングワールドカップ第1戦が初めて。だが、松峴高校時代には、3年連続でジュニア韓国代表に選ばれ、2016年には世界ジュニア選手権で銅メダルも獲得。若いチームとはいえ実力はかなりのもの。日本は、決勝トーナメント進出のためにも、アジアのフレッシュなライバルチームを叩かねばならない。
地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。