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初戦快勝の日本、次はアメリカ戦!

昨日開幕のカーリング女子世界選手権2019。日本(中部電力)は初戦の世界ランキング3位フィンランド戦を10-4で快勝。2日目はアメリカ、ドイツとの連戦となる。
2戦目の相手のアメリカはどんな相手だろうか。

世界ランキング8位のアメリカ

昨年の日本(チーム富士急)はジェイミー・シンクレア選手がスキップのチームとセッション7(日本の4試合目)で対戦。3エンドで4点取るなど先行するも9エンドに同点とされ、さらに10エンドは先攻のアメリカがボタン付近にラストストーンを置き、ボタンにかけないとスチールされるという難しいショットを最後に強いられた。しかしこれを小穴選手がピタリと決めて7-6で劇的な勝利。日本は5勝7敗で予選を終え10位。一方アメリカは決勝トーナメントに進出し、最終的な順位は4位。
世界選手権での過去10年の対戦成績を見てみるとーー

      JPN   USA

2009 日本出場せず
2010 チーム青森  3-10
2011 日本出場せず
2012 日本出場せず
2013 中 部 電 力  3-10
2014 日本出場せず
2015 北海道銀行  4-6
2016 L S 北 見  7-5
2017 日本出場せず
2018 富 士 急  7-6

2013年の中部電力はエリカ・ブラウン選手がスキップのチームと対戦し、3-10で大敗。ここ10年で日本はアメリカに2勝3敗だが、ここ2回は競り勝っていて、力差はない。最新の世界ランキングも日本が7位、アメリカが8位とほぼ同じくらいだ。

今年はシンクレア選手がスキップのアメリカ

アメリカは41年連続41回目の出場という皆勤賞国。今年はジェイミー・シンクレア選手のチームが出場してきた。

♡リード  モニカ・ウォーカー
カーリング歴は22年。

♡セカンド  テイラー・アンダーソン
カーリング歴は17年。

♡サード  サラ・アンダーソン
カーリング歴は17年。

♡フォース/スキップ  ジェイミー・シンクレア
カーリング歴は19年。

♡リザーブ  ビッキー・パーシンガー
カーリング歴は22年。

スキップのシンクレア選手はカナダのオンタリオ州出身で、アメリカとの二重国籍を持つ。2014年にアメリカへ移住し、以降はアメリカの選手としてプレーしている。カナダ時代はカナダジュニア選手権で2度優勝、アメリカ移住後は2017、2018、2019年と全米選手権を3連覇。ただ、平昌五輪代表決定戦では敗れている。
昨年のチームと比較すると、パーシンガー選手がセカンドからリザーブに回り、サードのカールソン選手が産休中で、代わって双子のアンダーソン姉妹が加入した。アンダーソン姉妹もアメリカのジュニア選手権で連覇を達成している。また、2016年の世界ジュニア選手権では銀メダルを獲得している。若き実力者が揃ったアメリカとの戦いはひじょうに楽しみだ。

地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。