今年のアルゴグラフィックスカップは男子の大会!
北海道カーリングツアーはどうぎんカーリングクラシックと稚内みどりCHALLENGE CUPが終了。どうクラはKiT CURLING CLUBとフォルティウスが優勝、みどチャレはTM軽井沢とフォルティウスが優勝した。
フォルティウスは2大会とも2年連続優勝の快挙だ。今年はスキップの吉村選手のおめでたにともない、スキップが小谷優奈選手に代わったが、盤石の強さは変わることがなかった。LOCOSOLAREも参戦するアドヴィックスカップがますます楽しみになった。
男子はどうクラ優勝のKiT CCがみどチャレで予選敗退となり、逆にどうクラでは予選で姿を消したTM軽井沢が優勝と、SC軽井沢クラブやLOCODRAGO、札幌国際大学なども含めて複数のチームの力が接近してきている感がある。
コンサドーレは例年序盤から飛ばすチームではないし、みどチャレでは敦賀爽太選手の欠場も響いた。これから良くなってくると思われる。
北海道カーリングツアー第3戦となるアルゴグラフィックスカップは、北見市のアルゴグラフィックスカーリングホールで8月17日(木)〜20日(日)の日程で開催される。
北見工業大学の近くにあり、研究施設としても使用されている。もともと大きな大会が催されることを目的として建てられた施設ではないため、シート数は3つ。そのため、昨年は女子だけの大会として行われた。
ホームページの藤澤義麿大会長のあいさつで、「昨年は女子の大会、今年は男子の大会と隔年に今後も開催する予定です」とあるので、おそらく来年はまた女子の大会となりそうだ。
施設案内
Googleストリートマップで館内をとらえた映像もあるので動かしてみてほしい。
今年は男子だけの大会。この後のアドヴィックスカップも含めて男子は4週連続の戦いとなり、うまくコンディションを整えられるかもカギとなりそうだ。その点ではSC軽井沢クラブなど、海外で連戦を経験しているチームが優位となるかもしれない。
ちなみに、昨年の大会は山本冴選手(現北海道銀行)がスキップの大学選抜が優勝し、2週連続で優勝していたフォルティウスは準優勝、LOCOSOLAREが3位だった。
それでは、大会に参加する10チームを紹介しよう。前大会同様、ブロックごとに5チームずつ紹介する形をとった。当日、体調などの都合で選手が欠場したり、オーダーが変わる場合がある。
Aブロックはツアー優勝チームが予選から激突
🥌Maeda (LOCODRAGO=北見)
4:前田 拓海 (Skip)
3:中原 亜星
2:前田 拓紀 (Vice)
1:上川 憂竜
コーチ:小野寺 亮二
コーチ:本橋 麻里
どうクラはPool Bで2勝2敗、DSCの差で4位にとどまり予選敗退だった。前田拓紀選手が欠場したみどチャレは、Pool Aで1勝2敗だったが、今度はDSCで上回り予選を突破して4位。
🥌Aoki (札幌ジュニア=札幌)
4:青木 亮 (Skip)
3:大内 拓斗
2:林 莉生 (Vice)
1:金沢 直輝
コーチ:小笠原 歩
今年の北海道カーリングツアー初参戦。普段はCheckmateというチーム名で活動している。3月の日本ジュニア選手権では札幌ジュニアとして全勝優勝。どこまで力が通用するか。
🥌Kawano (LOHAS=札幌)
4:河野 幹太郎 (Skip)
3:松岡 和輝 (Vice)
2:高橋 駿
1:沙魚川 拓生
A:大原 玄嗣
どうクラは不出場。みどチャレはPool Bで3連敗を喫して予選敗退だった。今大会は、第37回日本選手権に河野、松岡、高橋選手とともに出場した沙魚川選手の名前がある。
🥌Hirata (KiT CURLING CLUB=北見)
4:平田 洸介(Skip)
3:臼井 槙吾 (Vice)
2:目黒 良太
1:三浦 善也
A:相田 晃輔
コーチ:小林 博文
どうクラはPool Aを3勝1敗で1位通過し、札幌国際大学、韓国のチームParkに連勝して優勝。ところが、翌週のみどチャレはPool Bで1勝2敗にとどまり予選敗退と力を出しきれず。
🥌Morozumi (TM軽井沢=長野県)
4:両角 友佑 (Skip)
3:松村 雄太 (Vice)
2:宿谷 涼太郎
1:岩井 真幸
A:両角 公佑
どうクラはPool Aで1勝3敗で予選敗退。しかし前年準優勝のみどチャレで復活し、Pool Bを3連勝、さらにLOCODRAGO、札幌国際大学を倒して優勝。勢いを保ち連続優勝なるか。
Bブロックは北海道内の精鋭5チームが競い合う
🥌Nakahara (アイスライン=北見)
4:中原 太亜 (Skip)
3:道谷 陽太 (Vice)
2:竹村 璃玖
1:木村 優太
コーチ:澤向 裕希
今年の北海道カーリングツアーは初参戦。昨年のアドヴィックスカップでは4連敗で予選敗退と悔しい結果に。2月の高校選手権を北見選抜として優勝。今年はひと味違うところを。
🥌Sato (札幌国際大学=札幌)
4:青木 豪 (Vice)
3:佐藤 剣仁 (Skip)
2:荻原 功暉
1:新野 和志
A:佐々木 彩斗
コーチ:土居 誉享
コーチ:新井 貢
どうクラはPool Bを2勝2敗で突破して4位。みどチャレはPool Bを2勝1敗で通過し、準決勝でSC軽井沢クラブに逆転勝ち。決勝でTM軽井沢に敗れたものの、内容濃い準優勝。
🥌Kasai (高松製作所=札幌)
4:笠井 祐太朗 (Skip)
3:平野 崇範
2:高松 賢司
1:竹田 直将 (Vice)
A:大野 福公
今年の北海道ツアーは初参戦。昨年12月の北海道選手権は準決勝まで勝ち進んだ。スキップの笠井選手は、今年の日本ジュニア選手権で札幌ジュニアのコーチを務めていた。
🥌Abe (コンサドーレ=札幌)
4:清水 徹郎 (Vice)
3:大内 遥斗
2:阿部 晋也 (Skip)
1:敦賀 爽太
A:敦賀 信人
どうクラはPool Aで2勝2敗にとどまり3位で予選敗退。みどチャレもPool Aで1勝2敗、DSCの差で予選敗退。前述の通りスロースターターなチームだが、そろそろ力を発揮したい。
🥌Honda (北見工業大学=北見)
4:本田 裕之 (Skip)
3:山村 竜 (Vice)
2:小穴 一詠
1:水内 隼也
今年の北海道ツアーは初参戦。昨年の全日本大学対抗選手権に本田選手と山村選手が出場して準優勝。両選手は昨年のアドヴィックスカップにも出ていて4位。地の利を活かせるか。
大会スケジュール
大会のタイムテーブルが主催者から発表になっている。
大会初日の17日(木)は、午後の競技1と夜の競技2を行い、2日目の18日(金)は競技3〜5、3日目の19日(土)は競技6・7を行う。最終日の20日(日)は9時から両ブロックの1・2位チームによる準決勝、13時15分から決勝と3位決定戦を行う。競技終了後に閉会式となる。
表 彰
賞金総額170万円で、優勝チームに100万円、準優勝チームに50万円、3位チームに15万円、4位チームに5万円が贈られる。
また、優勝チームにアルゴグラフィックスカップが授与される。
YouTube配信について
本大会は、観戦スペースを確保することが困難であるため、無観客で開催する(参加チームにおいても「参加資格」に示す人数を入館できる上限としている)。
YouTubeチャンネル「北海道カーリングツアー2023」にて全試合の模様が配信される。
大会ホームページの試合日程ページのボタンからYouTubeに飛べるようになっている。
試合日程
大会関連SNS
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北見カーリング協会北見支部Facebook
推奨ハッシュタグ
今週は男子のみの大会だが、会場でのプレー経験が少ないチームもありそうで、波乱の可能性も十分。熱い戦いを期待したい。
おまけ
北海道北見市が舞台の漫画「道産子ギャルはなまらめんこい(著:伊科田海)」が来年1月TVアニメ化決定!
北海道北見に引っ越してきた翼が“なまらかわいい”道産子ギャルと出会うお話。お楽しみに!