日本ミックスカーリング選手権大会が24日開幕!
青森市のみちぎんドリームスタジアムにおいて、8月24日(木)より27日(日)まで、第4回 日本ミックスカーリング選手権が開催される。
藤澤五月・山口剛史ペアやチャッスー(松村千秋・谷田康真ペア)などの活躍で、男女1名ずつのペアが競うミックスダブルスはCSなどで中継されることもあり知名度が上がってきているが、ミックスフォーとも呼ばれる男女2名ずつのミックスカーリングは、まだ歴史が浅いこともあって認知度は正直なところまだ高くない。これから、いろいろな形でアピールして認知度を上げていきたい。
ミックスカーリングは、世界選手権も2014–15シーズンまで行われていたヨーロッパミックスカーリング選手権を引き継ぐ形で2015-2016シーズンから始まったばかり。
世界選手権はコロナ禍の影響もあり、昨年10月にスコットランドのアバディーンで開催された大会が3年ぶりの第6回大会だった。日本からは東京都協会が出場し、グループBを6勝2敗で2位通過、最終成績は5位だった。
日本では2020年に第1回大会が開催され、全国から9チームが参加。予選Aブロック1位の岡山CAが優勝し、同A2位の東京都協会が準優勝。同B1位のチーム桜井(北海道)が3位、同B2位のチーム金井(関東・神奈川県)が4位に入った。
軽井沢アイスパークで開催予定だった昨年の第2回大会は中止となり、2年ぶりに同じ会場で第3回大会が開催された。昨年から参加チームが12チームに増え、予選Aブロック1位の東京都協会が優勝し、同A2位のチーム金井が準優勝。同B1位のチーム松原(東北・岩手県)が3位、同B2位の岡山CAが4位となった。
今年も参加チームは昨年と同じ12チームで、6チームずつ2つのグループに分かれて予選を戦い、各上位2チームずつが決勝トーナメントに進む。
参加チーム枠は
・第1回大会優勝エリア枠(関東ブロック):1
・北海道ブロック:2
・東北ブロック:2
・関東ブロック:2
・中部ブロック:2
・西日本ブロック:2
・強化委員会推薦枠:1
昨年は準優勝エリア枠もあったが、それは今回では消滅し、代わって強化委員会推薦枠ができた。今大会は後述の通り、ユース日本代表の4人がメンバーのチーム藤井が出場する。
優勝チームには今年10月にスコットランドのアパディーンで開催される世界ミックスカーリング選手権大会2023の出場権が与えられる。アバディーンでは、2019年、2022年に続いて3大会連続での開催となる(2020・2021年は中止)。
それでは参加12チームを紹介する。選手の紹介はブロックごととした。
北海道ブロック
🥌チーム河野
4:河野 幹太郎
3:浦瀧 夏実
2:笠井 祐太朗
1:荒木 絵理
北海道選手権では北大CC。Bブロックを4戦全勝で1位通過、準決勝でOBIHIRO、決勝でチーム藤澤を下し完全優勝。アルゴグラフィックスCに出た高松製作所のスキップ(笠井選手)とLOHASのスキップ(河野選手)が所属。
🥌チーム藤澤
4:藤澤 充昌
3:金子 友恵
2:佐々木 隆志
1:西澤 優子
北海道選手権でも同名で出場。Aブロックを3勝1敗で1位通過、準決勝でチーム小野寺に勝ったが決勝で北大CCに敗れた。藤澤選手は藤澤五月選手の父。西澤選手はミックスダブルスでも日本選手権の出場経験がある。
東北ブロック
🥌岩手県協会 (岩手県)
4:苫米地 賢司
3:苫米地 美智子
2:菊池 充
1:下堀 明唯
東北選手権にはまべフクというチーム名で出場。Bブロックを3戦全勝で1位通過し、準決勝でずんだもっちーず、決勝でNeonを破って完全優勝。苫米地夫妻はミックスダブルスの日本選手権で4回優勝を遂げている。
🥌青森県協会 (青森県)
4:鈴木 実倫
3:鈴木 凜
2:山口 鉄生
1:松山 心優
コーチ:鈴木 昌憲
東北選手権ではNeon。Aブロックを2勝1敗で1位通過、準々決勝でFistPump、準決勝でチーム山形に連勝したが、決勝でまべフクに敗れた。2人の鈴木選手は兄と妹。鈴木凛選手と松山選手はJupiterでチームメイト。
関東ブロック
🥌Robot Home (東京都)
4:小野寺 浩太
3:荻原 詠理
2:戸沼 浩規
1:三浦 琉奈
関東選手権ではAブロックを3連勝で1位通過、決勝トーナメントでもはやぶさ44号、SUGAR POT、AIM CLUBを破って全勝優勝を果たした。小野寺選手はRobot Homeの子会社Next Relationの代表取締役CEOである。
🥌東京都協会 (東京都)
4:土屋 海
3:水上 駿太
2:大谷 衿果
1:岡村 康平
コーチ:土屋 美喜子
前回大会優勝チーム。昨年の世界ミックス選手権では5位。関東選手権ではAIM CLUBとして出場、Aブロックを2勝1敗で2位通過、決勝トーナメントではきゃらばんぬ、G3POを破るもRobot Homeに敗れた。
🥌チーム金井 (神奈川県)
4:金井 健
3:金井 恵
2:吉原 亮
1:岩瀬 萌々香
関東選手権ではSUGAR POT。Bブロックを3連勝して1位通過し、決勝トーナメントではチームしもふさを破るも準決勝でRobot Homeに敗れた。しかし3位決定戦でG3POに快勝して第1回大会からの連続出場を継続。
中部ブロック
🥌チーム愛知 (愛知県)
4:谷 隆太朗
3:廣瀨 明依
2:中川 裕斗
1:飯島 奈都美
コーチ:長瀨 多恵
コーチ:深田 紗代
中部選手権では愛知Moominというチーム名。6チーム総当たりを4勝1敗、勝敗で並んだShinetecに直接対決で勝っていたため優勝となり、日本選手権出場を決めた。昨年のチーム愛知から連続出場は廣瀬選手のみ。
🥌Shinetec (長野県)
4:山本 弥輝
3:柏木 由美子
2:山本 聖二
1:山本 麻実
中部選手権では4勝1敗で2位となり、3位のオリオン機械と代表決定戦を戦って快勝し準優勝チームとして日本選手権に駒を進めた。山本聖二・弥輝親子はチーム市村のメンバーとして1月の4人制男子の日本選手権に出場経験。
西日本ブロック
🥌チーム北村 (岡山県)
4:北村 雅美
3:北村 友和
2:近藤 由利香
1:北村 悠
3月に行われた西日本選手権では予選Bブロックを3戦全勝で1位通過、DSCの内容が良く準決勝からとなった決勝トーナメントはチーム寺谷、京都大学に連勝して全勝優勝を飾った。北村雅美・友和夫妻はMDでも経験豊富。
🥌京都大学 (京都府)
4:白井 遥大
3:八尾 祐香
2:尾野 準哉
1:庄司 りん
西日本選手権はBブロックを2勝1敗で2位通過。決勝トーナメントではチーム島根、Team Kyotoに連勝、決勝でチーム北村に惜敗も準優勝、西日本からは岡山県勢以外では初出場。白井・尾野選手は全日本大学対抗にも出場。
強化委員会推薦枠
🥌チーム藤井
4:藤井 海斗
3:丸銭 咲月
2:川合 伸弥
1:田中 萌珈
コーチ:小笠原 歩
コーチ:宿岩 巧雄
ユースオリンピック強化チームの4選手。藤井選手は3月の日本ジュニアにチーム御代田のメンバーとして出場。丸銭選手は北見のinfiniのメンバー。川合選手は札幌CAのスキップ。田中選手はみどチャレでS-Leapのフィフス。
大会概要
◆競技方法
予選リーグ:6チーム×2ブロックによるリーグ戦
決勝トーナメント:各ブロック上位2チームによるトーナメント戦
◆ブロック分け
◆競技日程
◆観戦情報
・観戦は無料です。
・観戦席は、1階シート脇観戦席と2階北側観戦席が利用可能です。(自由席)
・会場への入場は、各日の第1試合開始1時間前以降となります。
(8/24は13時30分以降、8/25〜27は8時30分以降)
・写真の撮影は可能です。
・フラッシュの使用は禁止です。
・動画撮影及び配信は禁止です。
・駐車スペースの用意はございませんので、公共交通期間でのご来場をお願いします。
◆みちぎんドリームスタジアム(青森市スポーツ会館)へのアクセス
□JR 青森駅からタクシーで10分、バスで15分
🚌バスは青森市営バス青柳線
青森駅前②番のりばから乗車
県立中央病院前行でスポーツ会館前下車
運賃:220円
※時刻表
□JR 新青森駅からタクシーで15分
□青森空港からタクシーで25分
YouTube配信あり!
大会前日にYouTube配信があることが発表された。配信予定カードは次の通り。
◎1日目
ラウンド1 京都大学 vs 東京都協会
ラウンド2 チーム藤澤 vs チーム藤井
◎2日目
ラウンド3 Shinetec vs 岩手県協会
ラウンド4 青森県協会 vs チーム愛知
ラウンド5 チーム北村 vs Robot Home
◎3日目
ラウンド6 チーム愛知 vs 京都大学
ラウンド7 Robot Home vs Shinetec
ラウンド8 チーム河野 vs チーム金井
◎最終日
準決勝 ラウンド9 Aシート
決勝戦 ラウンド10 Bシート
基本的にBシートの試合を配信し、Bシートを使用しない準決勝のみAシートを配信する模様。
昨年の大会は配信がなかったので、とてもありがたい。関係者の方々の尽力に感謝します。
23日12時現在でまだ番組設定がされていないので、一応青森県カーリング協会指導普及委員会のチャンネルを紹介しておく。たぶんここで配信されると思われる。
昨年優勝の東京都協会(AIM CLUB)の連覇達成なるか?、藤澤五月選手パパの活躍は?、BブロックのShinetec vs チーム北村のファミリー対決はどちらに軍配? など見どころが多い大会。熱戦を期待したい。
果たして、優勝して世界ミックスカーリング選手権の出場権をゲットするのはどのチームか、同時開催のアドヴィックスカップともどもご注目を!
推奨ハッシュタグ
🥌大会ホームページ
大会前日に大会のホームページが開設されたことも発表された。
🥌日本カーリング協会𝕏 (旧Twitter)
🥌日本カーリング協会Instagram
おまけ
📺青森での報道
日本ミックスカーリング選手権で地元優勝だ!若手とベテランで結成の青森県協会「Neon」世界切符獲得に照準(ATV青森テレビ)