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#352【一度目の失敗は許されるが、二度目の失敗は許されない】

どーも、はつです。

他人の経験から学べることは非常に多い。

何も全て実体験して経験を積む必要もなく、誰かが息を飲むような大変な経験をしたならば、それを

自分ならどうするか
もっといいやり方はなかったか


など、後からでもいいので、自分ごととして想定しておくことは重要です。

■大きな事故の後処理は、誰でも経験できるものではない

以前、私が務めていた会社で情報漏洩の事故がありました。

何かに悪用されたわけではありませんが、顧客のデータが意図せず残ったままになっており、外部から見える状態になっておりました。

そのことを顧客から指摘され発覚。

その後、会社は軽いパニック状態になり、対応に追われたことを今でも覚えております。

そんな時、誰も正しい対応の仕方がわからず、右往左往していたところ、とあるリーダーがセキュリティー系のコンサル会社を見つけてきて、すぐにサポートをお願いし、対応が始まりました。

その後、そのコンサル会社の指示のもと、謝罪や電話対応、行政への報告などを行い、事態は徐々に収束していきました。

私自身今までこんな経験がなかったので、どう対応したら良いか、悩んでいるようで悩んでいない、言わば思考停止状態だったに違いなかったと思います。

しかし、そのリーダーは、本当にそのやり方が正解だったかどうかわかりませんが、とりあえず対応したことに、今でも本当に頭の下がる思いをしております。

■転ばぬ先の杖

この体験で、私はたくさんのことをまなびました。

もしこのような状況で、自分しか判断・対応できる人間がいなかったとしたら、自分はどのように行動していたでしょう。
本当に身の震える思いをいたします。

私は、この体験から、後日対応したリーダーに話を聞きにいき、どのように対応したのか教えて欲しいと願い出ました。

もし次、同じような事態が発生した時に、思考停止せずしっかりと働けるようになるためです。

後から振り返ると、当たり前のことをやっているだけだったかもしれませんが、このような事態をきちんと想定しておくことは、何より重要なことなのかもしれません。

まさに『転ばぬ先の杖』といったところでしょうか。

■一度目の失敗は許されるが、二度目の失敗は許されない。

もちろん当事者になって学ぶことの方が大きな経験ができますが、何も全てを経験することはできませし、そもそも今回のように、できれば経験したくないようなこともたくさんございます。

そんな時にいかに他人の経験から学ぶかというマインドが必要になってくる事は、言うまでもありません。

このようなことを、自分に関係のない他人事にしていると、いざ自分の番が回ってきたときに絶対に上手く動くことはできません。

一度目の失敗は許されますが、二度目の失敗は許されません。

成功体験だけでなく、失敗した体験から学ぼうとすることも必ず後から生きてきますので、どんなことでも、他人の経験は自分ごととして想定しておきましょう。

というわけで、おわり。

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