#362【無理を聞いてくれる人の数が、自分の隠れた実力となる】
どーも、はつです。
あなたの周りに、無理を聞いてくれる人はどのくらいいますか?
仕事は何も全てを一人で行うわけではありません。
自分一人で解決できないものもたくさん出てきます。
そんな中、意外と何もできない人が、組織のトップにいる事があります。
それを可能にしているのは、その人の周りで、無理を聞いてくれる人がどれだけいるかで決まってきます。
逆に言うと、無理を聞いてくれる人の数が、その人の隠れた実力となります。
■余裕の正体
後輩と話をしている時に、時々私の仕事ぶりについてこんなことを尋ねられます。
『なんでいつもそんなに余裕があるのですか?』
それは、締め切りが違い仕事があって、みんな少し焦っている時に尋ねられました。
とある仕事で後輩が、なんとか仕事を進めようと散々社内を駆け回っているときのことです。
どうにも解決しそうもない問題に打ち当たり、納期が近づいてきたところで私のところに相談にきました。
相談内容を一通り聞いて、私がすぐ思いついた事が
『最悪あの人に頼んだら、なんとかなりそうだな』
と言う事でした。
私自身が何かする事はできません。
しかし、あの人に相談したら多少の無理も聞いてくれるので、なんとか解決できそうだと思うと、後輩の焦りとは逆に余裕な表情で受け答えができてしまします。
これは、後輩が持っていないものの一つです。
困った時に、無理を聞いてくれる人がどれだけいるかで、その人の隠れた実力が垣間見れます。
案外、自分の実力なんて、なんの役にも立たない事が理解できる瞬間かもしれません。
■無理を聞いてくれる人は、コミュニケーションも楽。
無理を聞いてくれる人にお願いする際は、ペコペコ頭を下げないといけないと思われがちですが、意外とそんなことはありません。
大体、二言三言事情を相談するだけで、おおよそのことを理解してくれて、最高の結果を返してくれます。
いちいち、詳細や背景など堅苦しいことを説明しなくても、やってほしいことだけ的確にやってくれるので、コミュニケーションに苦労することはありません。
逆に言うと、無理を聞いてくれる人とは、もうすでに信頼関係を構築できている人なので、急いでいる時に難しい説明など要求してきません。
自分に助けを求めてくると言うことは、相当な事があるのだなと、多くを語らなくてもわかってもらえます。
こんな調子で、急で緊急性の高い仕事をこなしていると、そんな事情を知らない人からすると、いわゆる『仕事のできる人』に写ってしまいますが、本人的には大したことをしていると認識はありません。
■どうすればそんな関係になれるのか
では、どうすればそんな人と関係が作れるのでしょうか?
それは、まずは自分が無理を聞く人になることです。
他の人から求められた仕事は、断らない。
堅苦しい手順は省く。
理由は聞かない。
つまり、自分が困っている時に、人にされたら嬉しいことは全てやると言うことです。
そうして隠れた実力を身につけましょう。
というわけで、おわり。