媒体の特徴を捉えることが広告効果最大化のカギ!4大SNS広告の特徴を紹介
クリエイティブ・プロモーション支援チームを発⾜してから2か月が経過しようとしています。今回はその支援内容の中からSNS広告運用をピックアップし、4大SNS広告と呼ばれるLINE、Twitter、Facebook、Instagramの特徴をまとめました。
LINEは高い利用率を誇り、他の広告プラットフォームではリーチが難しいユーザーへもアプローチが可能なため、ブランドへの親近感、想起率を高めるブランディングを目的とした広告配信が効果的です。
Twitterは情報拡散力に優れているため、ユーザー参加型のキャンペーン・イベントの申込を目的とした広告配信に適しているといえます。
Facebookはビジネスシーンで活用されているユーザーが多いため、BtoB向け商材との親和性が高いといえます。
Instagramは若年層の女性ユーザーから人気を誇っているため、コスメやファッションなどの女性向け商材と相性は良いです。
上記は各SNSと親和性の高いテーマ・商材を記載しましたが、なぜそうなのか、どんな広告枠や広告種別があるのかをご紹介しましょう。
1) SNS市場の把握
まず各SNSの月間アクティブユーザー数(以下、「MAU数」という。)を見てみましょう。
※ Twitterは2018~2019年のMAU数を公表していないため、2017年まで記載
4大SNSの中ではLINEが8,200万人と、最も多くのユーザーに利用されています。Twitterは2017年時点ではLINEに次ぐ4,500万人のユーザーが利用しています。Facebookは減少傾向に一方で、近年MAU数が増加しているのはInstagramです。2018年にFacebookを上回り、2019年には3,300万人のユーザーに利用されています。
次にネット広告媒体費の推移を見てみましょう。
2019年のネット広告市場は前年比で14.8%成長しています。特にSNS広告は25.9%成長しており、今後もSNS利用者数増加と共に成長していくことが見込まれます。
2) 各SNS広告の特徴
ここからは各SNSの利用ユーザーの傾向と広告設定の特徴を紹介します。
・LINE広告
年代別利用率
利用者は20代が最も多く、30~50代の比較的高い年代のユーザーにも活用されているところが特徴です。
広告掲載場所
主にLINEが保有する以下のプラットフォームで広告を掲載することができます。
● LINE NEWS
● LINEアプリのタイムライン
● LINEマンガ
● LINE BLOG
● LINEポイント
● Smart Channel(LINEアプリのトークリスト上部)
ターゲティング設定
設定できる主なターゲティングは以下の通りです。
● デモグラフィックデータ配信(年齢・性別・地域・興味関心など、それぞれターゲットを指定)
● 類似配信(CVユーザーと共通する特徴を持ったユーザーにリーチ)
● オーディエンス配信(ユーザーの端末識別IDなどのデータを利用して、対象ユーザーを指定)
LINE特有のターゲティングはないものの、友人や家族間などのコミュニケーションに用いられるプラットフォームのため、アクティブ率が高く確実にユーザーに広告を届けることができます。
・Twitter広告
年代別利用率
10~20代のユーザーの利用率が高いことがわかります。
広告掲載場所
Twitter内の以下に広告を掲載することができます。
● タイムライン
● 検索結果ページ
● プロフィールページ
Twitter広告はオーガニックツイートと同じく、「リツイート」や「いいね」をすることが可能で、2次拡散が期待できることが特徴です。リツイートされた広告は料金がかからないため、低コストで拡散することができます。
ターゲティング設定
設定できる主なターゲティングは以下の通りです。
● デモグラフィック(年齢・性別・地域・デバイス・言語など、それぞれターゲットを指定)
● フォロワー(特定アカウントをフォローしている利用者および似た利用者にリーチ)
● 類似ユーザー(自身のアカウントのフォロワーに似た利用者にリーチ)
● 興味関心
● キーワード・絵文字(特定のキーワード・絵文字を使ったユーザーにリーチ)
● 映画とTV番組(指定した映画・TV番組に関するツイートをしている利用者と、そのツイートを見ている利用者にリーチ)
● イベント(指定したイベントに関連するツイートをしている利用者と、そのツイートを見ている利用者にリーチ)
● テイラードオーディエンス(自社のウェブサイト訪問者データやメールアドレス、モバイルIDをもとに、特定のユーザーにリーチ)
● 会話トピック(指定した会話トピックに関する会話を行っている利用者にリーチ)
● ツイートエンゲージャー(特定のツイートにエンゲージメントした利用者にリーチ)
Twitter広告独自のユニークなターゲティングが多くあり、組み合わせることにより詳細に設定が可能です。
・Facebook広告
年代別利用率
20~30代のユーザーが多く、実名での登録を原則としているため、信頼関係を構築しやすく、ビジネス用途で使っているユーザーもいることが特徴です。
広告掲載場所
● ニュースフィード
● Messenger
● Facebook広告が提携しているモバイルアプリ・Webサイト
ターゲティング設定
● コアオーディエンス(年齢・性別・地域・興味関心など、それぞれターゲットを指定)
● カスタムオーディエンス(既存顧客データやウェブサイトにアクセスしたことのあるユーザーにリーチ)
● 類似オーディエンス(CVユーザーに類似したユーザーにリーチ)
Facebookは、ユーザーが自ら登録した情報を元に、精度の高いターゲティングを行うことができます。
・Instagram広告
年代別利用率
10~30代の利用率が高く、比較的女性から高い支持を得ていることが特徴です。
広告掲載場所
● フィード
● ストーリーズ
ターゲティング設定
● コアオーディエンス(年齢・性別・地域・興味関心など、それぞれターゲットを指定)
● カスタムオーディエンス(既存顧客データやウェブサイトにアクセスしたことのあるユーザーにリーチ)
● 類似オーディエンス(CVユーザーに類似したユーザーにリーチ)
Facebookと同じくユーザーが自ら登録した情報を元に、精度の高いターゲティングを行うことができます。
3) まとめ
各SNSの特徴をまとめました。
各媒体の特徴を捉えることで、商材に適した広告媒体を選定することができ、広告効果最大化を図ることが可能です。また、広告配信を行うためにはアカウント設計が必要です。アカウントはキャンペーン、広告グループ、広告の3層構造になっており、構造を理解し適切な設定をすることも最適化を図る上で重要なポイントになります。
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