期待しない/されない「リゾバ生活」が案外心地よかった話
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
はっとりんです。
わたくしはっとりん26歳女、リゾバ生活を始めて早半年が経ちました。
これまで働いたのは4箇所、期間は計4ヶ月ほど。
これまでの生活を少し振り返りながら、リゾバ生活のメリットとデメリットを考えてみることにします。自分自身の心境の変化や思ったことを記録しておこうと思います。
①ウォーミングアップ 青森・十和田湖（10月半ば〜・3週間）
食：★★★★★
住：★★★★★
職：★★★☆☆
デビュー戦は青森県の十和田湖にある修学旅行で泊まりそうな旅館にて、盛り付けのお仕事。
8：00〜17：00（1時間のお昼休憩）で残業一切なしの素晴らしく健康的なシフトでした。
ツインルームの客室寮だったので清潔さや広さ快適さは文句なし！
温泉にも入れて、何よりも賄いが最高に美味しかった。賄い用に作られた温かいごはんが毎日3食あるなんて最高。味付けもわたしが好きなやつでモリモリ食べすぎたくらい。時々刺身やカニがある超ラッキーDAYもあって最高。
仕事内容は毎日単調で同じ作業の繰り返しではあったけど、大きなストレスなく任務完了できたので良。周りのパートさんたちも優しくていつもお菓子をポッケに突っ込んでくれていた（笑）
休憩で十和田湖周辺を散歩したり、休みの日は湖アクティビティをしたり、渓流を見に行ったりと自然からパワーをもらえたのも良かった。
仕事を辞めて不健康になっていたわたしにとって、規則正しい生活と健康体を取り戻すリハビリのような3週間でした。ありがとう、十和田湖の自然とおばちゃんたち。
②活動量が増えた 富山・宇奈月温泉（11月半ば〜・1ヶ月）
食：★★★☆☆
住：★★☆☆☆
職：★★★★☆
続きましては、時給の良さに惹かれて決めたグループ系温泉の調理のお仕事。
調理といっても朝は簡単な仕込みをして夕方からバイキングで天ぷらをひたすら揚げるだけ。普段包丁をまったく握らないわたしでもなんとかなった業務でした。
賄いがそのバイキングの余りで鮮度に左右されないものが主になるので、基本的に揚げ物、焼きそば、揚げ物、、、
お客様に出しているものなので味は美味しいけど揚げ物祭りが毎日だとなかなかきつい。おかずは結構残して味噌汁とご飯だけ食べたりしていた。朝食の焼きたてパンの残りは非常に美味しかった。
寮は古い社員寮で季節と立地もあり、カメムシパラダイス！！！
初日からカメムシがお出迎えのフィーバー状態で部屋にいた数匹と1時間ほど格闘してどっと疲れた。（おかげさまでカメムシ駆除のスキルがついたので経験値には感謝→今後に繋がる）
それでも日常は大切にしたいからAmazonでアドベントカレンダー買ったり、家から持ってきた置物置いたりして彩りをプラス。
調理中はお客様と話す機会もちょっとあって、直にリアクションを見届けられたのが楽しかった。マニュアル通りに作っているだけでもやっぱり美味しいねと言われると嬉しくなるもの。
営業職と接客を辞めて少し殻に閉じこもって、もう新しい人と関わりたくないなと思っていた自分の心境に変化が生まれた期間になったのかも。
仕事以外での充実度もかなり高くて、近くでゲストハウスをやってるオジサンと仲良くなった。中抜け中にお手伝いをして毎日ご飯を食べさせてもらっていた。オジサンのご飯は★5！
でも、この話をここに挟むと脱線しちゃうので割愛しておきます。いつか別投稿で。
③アイデンティティの復興 岐阜・平湯温泉（12月末〜・1ヶ月強）
食：★★☆☆☆
住：★★★★★
職：★★★★★
3箇所目もまたまた雪国を選んだ。
この時は雪が降る温泉地に絞りつつ、時給とか条件を考慮して決めたはず。雪は見たいけどスノボやスキーはしないからスキー場は嫌だなと思っていたのです。
そして、年末年始を過ごすことになるからそこそこ綺麗な環境が良かったとも思っていたような。
そんなこんなで巡り合った平湯温泉、職場としては大当たりだったのでした。初日からこれは当たりだなと確信していました。（こういう直感はよく当たる）
初のフロント業務でガッツリお客様対応＆海外のお客様も多くて英語も使うっていう刺激ある環境でやりがいもあり、年末年始という超繁忙期に放り込まれたことからバタバタとやることも多く充実感もあり、「働いている感」は一番あった期間でした。
とはいえ、正社員ではなく期間の決まった派遣な訳で、程よく力は抜いて働けたのも自分的には良かった。そして同じく派遣で同世代のテキパキ仕事する人たちが多かったのも働きやすくて楽しかった。
停止していた新しい人に興味を持ったり関わることを自然とまたできて、自分の好きな自分に戻ってこれた気がした。
コミュ力高くてメリハリのある大人たち、ありがとう。
④穏やかに過ごす閑散期 山形・銀山温泉（3月末〜・1ヶ月）
食：★★★★★
住：★★★☆☆
職：★★★★☆
2月〜3月末までは旅行やら遊びやらでインターバルを挟み再度労働に戻った先は、一度は行きたいと思っていたあの銀山温泉！
3月末に1日だけ結構雪が降る日があったおかげでギリ雪景色も見れて満足。
仕事は雪のハイシーズン明けの閑散期で非常〜に暇でした。
業務内容は飲食店でドリンク作ったりレジしたり洗い物したりオーダー取ったりっていうホール業務一般。久しぶりの飲食店でのお仕事で慣れたフィールドに帰ってきたような気持ちになり、学生アルバイター時代を思い出しながら楽しく働かせていただきました。
＋αでメニューボードを書いたりインスタの更新をしたりと色々やらせてもらえた。自分の得意なことが求められるのは嬉しい。
できないことを努力して一生懸命になるのも素晴らしいけど、自分のできる得意なことを気楽にやって感謝されるのも良いよね。
会社員時代に先輩とした「得意なこととやりたいことは違うときもある」っていう話をふと思い出してしまった。自分やりたいことなんだっけか。これそろそろもう一度考えないとなと思ったりもした。（まだプラプラする予定だけど）
そして、賄いが美味しい。最初の青森のように賄い用に作られたご飯なので毎日温かいおうちの味を頂けるのです。その結果、青森同様に白米を食べ過ぎて困るという嬉しい悲鳴付き。
寮の欠点は富山と同じくカメムシフィーバーな点。それでも★2ではなく★3なのは、富山の経験を経て自分自身にカメムシ耐性が付いていたのと、カメムシ捕獲スキルが格段と上がっていたことによりです。（経験値大事）
周辺はコンビニも何もなく閑散期ということもあり活気はイマイチ。それでもちょっと徒歩やバスで出かけたり、社員さんの車で遊びに連れて行ってもらったりとほどよく非日常も充実していた。
実は、この職場③で一緒に働いた人の紹介でおすすめしてもらったんです。ご縁に感謝ですね。
これからリゾバを始める人や迷っている人へ
結局は自分で経験してみないとわからないからやってみるといい。知らない誰かへ向けてだから無責任でごめんなさい（笑）
わたしも会社員を辞めてすぐにリゾバをしようかなと考えて検索したけど踏みとどまった経験があります。その時は求人よりもリゾバレポや「リゾバのその後って？」みたいな記事を読み漁って、知らない人の失敗談や後悔に不安を煽られて登録すらしなかったのです。あの時はそもそも何に対してもワクワクした感情を抱けなかったのだけれども。
そんなわたしがリゾバを始めたのはそれから数ヶ月経ってから。わたしの自己肯定感をいつだって爆上げしてくれる友達とモーニングしたときにちょっと相談して、「え、おもろそうやんな？たぶんいけるよな？」ともはや相談ではなくGO！と言って欲しいときの投げかけをして、そのあとすぐ応募しました。
メリットもデメリットもその人の状況や価値観、その時の心境によって大きく変わってしまうと思うのです。そりゃそうだ。だからわたしはこの記事をあくまでもわたし自身の日記として残したくて、メリット・デメリットというまとめ方はやめておきます。
今結びを書きながらそう思ったので序盤を少し書き直してきます。
わたしが★5をつけた項目もきっと他の誰かには全く刺さらないだろうし、虫が出る時点で論外！！っていう人もいると思う。
それを踏まえるとわたしにできるアドバイスは、「求人情報はしっかり詳しく聞こう！ホテルやお店の口コミを事前に確認しよう！」です。
事前確認さえしっかりしておけば、だいたい想像通りか「お、思ったよりいいやん」ってなるはず。
自分で家賃払うより自炊するよりイージーなんだから高望みは禁物。ハードル上げ過ぎずに臨めば、「ガッカリ〜で減点！星なんて付けたくねぇよ！」っていう最悪展開は回避できるなと思いました。(まじでやばかったら我慢はしなくていい)
そして働くこちらもたいして期待されていないから肩の力を抜いて働けている。わたしは性格上、短期とはいえ大真面目に働いているけど気持ちは本当に楽。
期待されないって虚しいことだと思って必死に生きてきたけど、今のところ物足りなさも感じず楽しく生きられている。それならこれでもいっかって今は思っているのです。唐突に不安に襲われたらまた誰かに相談してみることにします。
まだ経過観察中だがら「リゾバはこうです！！」って言い切れずまとまりのない感じになってしまいましたが、必死に頑張ることに疲れた人がこの記事を見かけて「へ〜ちょっとおもろそうやん」って思ってくれたら嬉しいです。
とりあえず、休んで失業手当全部もらってからリゾバしてみたら？
以上、今のところのリゾバレポです。
次の場所ではどんなことが起きるでしょうか。たぶんカメムシは出る。捕獲セット引き続き活躍よろしく。
