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熱々のMacBookAirでむこうのくにへ

しおん#12

熱々のMacBook Airでむこうのくにへ行ってきた話です。(大学生にもなってほぼ初な観劇が、劇団ノーミーツの"むこうのくに"というオンライン演劇だった話)

あと、最初に言います。最高でした。だからこうして記そうというわけです(笑)
最後までお付き合いください。

まず、劇団ノーミーツていうのはですね、

“NO密で濃密なひとときを”
稽古から上演まで一度も会わずに活動する
フルリモート劇団

です。no meets、NO蜜、濃密、、、最高

わたしは、SNS大好きなのでバズツイートに目がないのですが、こちらの

ツイートを見たのが、ノーミーツを知ったきっかけですね。まだ前作の長編公演も発表されていなかった頃でしょうか。

で、

わたし、演劇を観るのは、初めての経験でした。いや、小学生の頃、学校に劇団が来て、シンドバッドの冒険を見たかもしれません。題名以外何も思い出せないですが。高校の文化祭の劇は興味を持てずに、何となくで過ごしちゃいました。ほんと演劇は分かりません。

映画館には年に数回ぐらいだけですが行きます。ただ公演時間が120分を超えるものは、少し心配になります。ちょっと飽きっぽいんです。

今回、公演時間は140分。実際不安でしたね(笑)演劇見たことないし、そもそも140分も観てられるのか!?映画館はふかふかの椅子で、大好きなポップコーンも一緒なのに、、、今日は、ニトリのシングルベッドの上

でもチケット買ったから始まったら観るだけ。

開演1時間前。19時過ぎにリンクとパスワードがメールで来ました。開場時間は19:30だったらしいけど、知らずにログインすると、そこにはたくさんの人が。しかも、それだけ早くログインしたもんだから、コメント欄では公演を複数回見たような人だったり、特定の役者さんのファンだったり。少し圧倒されつつも、早くもオンライン演劇を楽しみ始めてました。

役者の方の最終チェックの横で流れるコメント。観劇しながら観客の反応も見れる。これもまた新しいですね。わたしの大好きなYouTubeのライブ配信みたいな!そんな感じかな。と、少し安心したところで

上演。公演開始。ちなみに千秋楽、最終公演は1400人ほどの観客。ネタバレはしないので、内容の詳細は述べませんが画像だけチラ見せ。

画像1

役者さんはzoom上でお芝居をしていて、それにグラフィックとか、ほんといろんなギミックを足したものを私たちは配信としてみてる。

演技に関してはほんと、全然瞬きしないね〜とか、あっさいコメントしかできません。ただ何から言っていいのか分かんないぐらい、とっても良かった。 zoom上なのに目線で表現したりとか。あとzoomだと言葉被ると消されるから、言葉が被らないのね。表情は細かいところまで見える。全員ハマり役すぎて、そこも良かった。初めてチケット買って観る演劇が、これってむしろめちゃくちゃ幸せなことなんじゃないか、と思いました。

次に、カメラワーク。

「いやいや、zoom演劇でしょ?
カメラワーク?何言ってんだ?」

ってなってますよね?(なってください)

Twitterとかで情報収集はしてたから、カメラワークがあるらしい、とか、よく分からんけどカメラが動くらしい、とかそういうのは知ってたんだけど

観てやっとわかりましたね。

「え!?!!そういうこと!?!!!!!!
技術力高すぎでしょ、、、
めっちゃいい味出してる、、、
意味わからん、、、」

ってなってました。

いや、ほんとに、こんなことできるの?!ってことの連続でした。

あと、グラフィックが最高に可愛い。

画像2

きっと考えた人の世界観そのまま再現って感じなんですかね。住みたいな〜って思うぐらいの世界観。(笑)

題材も相まって、わたしの入り込み癖と、感情移入癖、共感癖が炸裂しました。

何がリアルだっけ?確かに私たちはHelvetica (劇中で登場するオンラインコミュニティ)を目撃し体感した。あれ、、??高い技術力、役者さんの演技力、スタッフの皆さんの熱量、各々自宅から配信されているということ、観客も全世界散り散りな中で見ているということ。これはリアル

「あれ?Helveticaって、
ほんまにあったんじゃ?
わたしほんとにログインしてたんじゃ?」

四畳半、ニトリのベッドの上で、熱々になった低スペックMacBook Airを扇風機で冷やしながら、オンライン演劇鑑賞。

部屋が狭いことには触れないでください。

"The今"なんですかね。今ならでは、って感じですよね。

コロナ禍で「この状況を逆手に取って〜」なんて言葉をよく聞きましたけど、逆境を利用したどころじゃない作品でしたね。ほんとなんだ、なんだろ。

コロナが無かったら生まれてなかったのかと思うと、劇団ノーミーツが誕生した、この現象だけにはコロナに関してプラスな気持ちが湧きます。

この3月以降、音楽関係でのオンライン配信、配信ライブ等は見てたのですが、何かと配信機材トラブルや、生ライブとの差を必ず感じてしまってたのですが、劇団ノーミーツに関しては、比べられないというか、完全に全くの別ジャンルで楽しませてもらえるエンタメな感じがします。

そしてここまで読んだあなた。観たくなったあなた。是非追加公演を。残念ながら関係者でも、回し者でも何でもないのですが、見てほしいという気持ちが強いので、以下リンク貼っておきます。

正直、観る前から絶対すごいと感動することは分かってました。インスピレーション受けたい!行動したい!突き動かされたい!そう思って、チケットを買いました。皆さんとはちょっと動機が違うかもしれません。

見なくてもわかる劇団ノーミーツに関わる皆さまの熱量。どうしても背中を押されたい自分がいました。

結果バッチリと背中を押されました。頑張っていこう。エネルギー湧いてきました。明日の早起きも苦じゃないです。(早起きぐらい頑張れ)

ノーミーツ。ありがとう。

明日からも今ログインしてるリアルな世界で頑張って生きよう。いや、あのむこうのくにも、確かにリアルだったか。きっとずっと忘れない体験。

画像3

(最後私も画面に手を振り返しながら終わりました。照)

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