近くの誰かに、あるいは、知らない誰かにすてきなボール投げてみるかなぁ|葛藤の周波数、手放すってこういうことかなぁ
みなさん、こんにちは!
昨日に続き、連投ブログでございます。
やるときはやる、書くときは書く、服部みれいでございます。
(ございます、というと、按田餃子さんみたいですねえ!
無意識に影響受けちゃってますねえ)
影響といえば……なにかものづくりしたり、書いたり、
本をつくったりするときに、わたし自身がこっそりうれしいのは、
「知らない間に影響を与えていた」
(与えていたというと、ちょっと偉そうですがね。
ということで、もとい、)
「なにか、誰かに影響をもたらすことができていた」
というときに、すごく、じんわりうれしかったりします。
なにかを表現したり、つくっていくことの本質的な「よさ」
みたいなものって、実は、いちばんは、
そこにあるんじゃないかなあ、と。
ふだん暮らしたり、生きているときにも、
「誰か、なにかに、なんらかの自分らしい影響をもたらすことができたら」
とこころのどこかで思っているというのは、
なにかエンパワメントになるなと思うのです。
決して「いい格好しよう」とか、
「認められよう」とかではなくて。
遠くの知らないだれかに、
「ただ自分が在る」という姿のどこかの部分について、
思いもしないボールが届いていた、と思うのって
なんだかゆかいだと思いませんか?
ちょっと例があるとわかるかもしれないから
書いてみますが、
昔、まだマーマーマガジンが、アパレルの会社から出ていたころだったかな、
あの頃は、ファッションシューティングにも
それなりに予算があって、
ほんとうに少しのページだったけれど、
スタイリストさん、カメラマンさん、ヘアメイクさん、そしてモデルさん、
デザイナーさんたちと、ひとつのページをつくる!
という気持ちがすごく強くありました。
(たのしかったなあ!)
で、ページができますでしょう。
そうして、1年後とかに、たまたまたひらいたファッション誌で
同じような取り組みをみたとする。
(まあ、はっきりいったら、パクり、みたいな感じ)
もちろん偶然かもしれないです。
自分が思いつくことなんて、
誰かがもうとっくに思いついているものだったりするわけだし、
同じソースから、インスピレーションもたらされている可能性だってある。
でも、まあ、つくった人だからわかる、
「ああ、なにか、マーマーマガジンを読んでくださったのかもな」
(って、本当に、おおいなる勘違いかもしれないとおもいつつも)
と思うことがときどきありまして、
そしてそれは、同時にとてもありがたくうれしいことなのです。
オリジナル、についてどう考えるか、
ということともつながるのですが、
多くの方がそういっているとおり、わたしは
純粋なオリジナルって、ほぼない、と思ってます。
「パクり」といういいかたは、すごく平易な言い方ですが、
みんな、無意識に影響受けまくって生きているんですよね。
(このブログもそういうわけで、
按田餃子文体が出てきたり、
ケルマデックさん口調が出てきたりするわけです)
わたしがマーマーマガジンでつくらせていただいた
ファッションページだって、
長いファッションシューティングの歴史のなかの
あるひとつの流れのなかに、確実に、ものすごく、あるわけです。
もう、ベースは、のぶとくあって、
自分のやることなんて、ほんのひとふりスパイスをかける、
くらいしかない。
でも、そのスパイスを、大事にかける、みたいなね。
いや、自覚的にかける、みたいなことかな。
そうして、ちょっとずつちょっとずつ、「自分味(じぶんみ)」
みたいなものが、ちょいたしされていって、
オリジナル、または俺ジナル、っていうのができていくわけなんだな。
そこに、いつでも、自覚的でありたいとも思います。
プロなら、あまりにあたりまえすぎる、ことばにもしないような
ことがらですが。
このページは、完全に、60年代の花森安治さんの
『暮しの手帖』の何号のあのページをオマージュした、とかね。
ただ、影響ってほんとうに無意識に受けているから、
こんなふうに自覚的にできるときには
上記に書いたように「オマージュ」となっているわけですが。
なんというか、こうやって
人類がタペストリーみたいに
ものづくりをして何かを進化させてるっていうのが
おもしろいなあと感じています。
パクり、っていうと、ちょっと周波数が重いけれど、
しらぬまに、オマージュ、リスペクトしている、と考えると
すてきですかね。
憧れている人というのは、
同じ成分が、自分にもあるから
憧れるのだ、というのにも似ているというか。
さて!
今朝は、「葛藤」にまつわるメールをまた読む機会がありまして、
クリーニングや統合をしながら、考えていたのですけれども、
「葛藤」って「行動」とも関係ありますね。
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