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あなたのチームにも当てはまりますか?リーダー上限の法則とは。

服部管楽器 服部です。
岡山県岡山市にある小さな楽器店の社長です。

チーム作りを20年近く行ってきました。
その経験を皆さんにシェアできたらいいなと思い、リーダー論やチーム的なことを書いていきます。

多分、みなさんの吹奏楽部や、会社のチームに当てはまると思いますので、
脳内変換してお楽しみください☺️

本日のテーマは「リーダー上限の法則」についてです。

今日の記事は
・チーム作りに悩めるリーダーの皆さん。
・リーダーに悩めるフォロワーの皆さん。
に向けて書いております。

僕ね、好きな言葉があるんですよ。

「幹事上限の法則」
かんじ、じょうげんの法則です。

これは古より伝わる
世の中の理を表した言葉なんですが、

合コンを開催した場合、

女性側には
「幹事より可愛い子が来ない」
ということを意味しています。

古事成語と言いましょうか、
とにかく格言です。

なぜ、あの幹事はその人選をしたのか!?
わざとやってるのか!?
どういうつもりなんだ!?
と場内が騒然とするアレです。

僕が作った言葉ではありません☺️
体験談でもありません☺️

昔、安部礼司って人がラジオで言っていました。

さて、
チームのお話に戻るのですが、
そっくりそのまま
「リーダー上限の法則」が当てはまるところが多くあるように思います。

リーダーの能力を超えて、チームは成長しません。

リーダーがへなちょこなら、チームもへなちょこか、それ以下になります。
どんなに優秀なフォロワー(会社でいう平社員さんですね)がいたとしてもです。

リーダーの能力がみんなの能力を押さえつけてしまうのです。

皆さんは経験がないですか?
・リーダーより的確な指示がないため、ふわふわした活動になってしまう。
・チームの課題はあるのに、それを解決する動きがとれない。
・リーダーが変わったとたんに方針が変わって、チームが戸惑い、崩壊する。

それを証明する事例はいくつもありまして、

あんまり書きたくないのですが、

・部活の顧問が変わった。新顧問は全国大会常連の経験豊富な人だ。変わったその年からチームの成績がめっちゃ上がって初の全国大会に出場できた。

みたいな話、聞いたことないですか。
さっきの逆パターンのやつですね。

これを証拠とするならば、
やはりリーダー上限の法則というのはある種、
真実であろうかと思います。

ではそれを避けるために、
リーダーは勉強を続けないといけない。

トライ&エラーを繰り返して
失敗体験と成功体験を経験しなければいけない。

人を高め、立派な人間にならなければいけない。

と、途中まで書いたところで

ま、それは、、、
なんというか、、、
嘘です。

や、嘘じゃないんだけれども、

「リーダー上限の法則」

これって、嘘です。
や、嘘じゃないけど、、、

なんとなく日本の8割の団体に当てはまっている気もするけど、、、

えっとね、、、

これに当てはまるチームのリーダーってね、

「おっしゃ!俺がひっぱってやるぞ!
ついてこい!!」

というタイプの人か、

もしくは、

「しっかりやらなきゃ!
まず、僕が姿勢を見せなきゃ!」
という真面目な方に多いです。

(やる気のない人って可能性もあるけど、今回はそれを除外して考えます)

錦の大旗を持って!
よし!広大な砂漠を渡るぞ!
僕は先頭を進むんだっ!
みんな着いてきて!

ってリーダー像。

そりゃフォロワーは後についていきますけれども、

リーダーの歩みが早過ぎたら、列は間延びするよね。
先頭と最後列のギャップは凄いことになります。
チーム内はすごい温度差です。

リーダーの歩みが遅過ぎたら、
前に進みたいフォロワーを押さえつける結果になります。団子状態で彷徨います。
これが冒頭紹介した、リーダー上限の法則の正体です。

で、なにが嘘なのか。
当てはまってるじゃないですか。

これね、実は
リーダーシップじゃないんです。

これは
ヘッドシップと呼ばれるもので、
リーダーシップとは違うんです。

暴走族のヘッドなんです。

オラ!いくぞ!
と言った場合、そのチームは
ヘッドを超えて成長しません。

つまり、
ヘッド上限の法則が
正しいのです。

本来のリーダーシップは
自分の能力をそこまで問われません。
(問われないことはないんですよ、ヘッドのように極端ではないってことです)

リーダーは部門ごとのリーダーを動かし、チームの運用に長けてればいいんです。

専門的なことは、部門ごとのリーダーに任せてしまえばいいんです。
チーム内には部門ごとのプロフェッショナルがいるんですから。

この部門的に見ると、リーダーは無能でかまわんのですよ。

「僕はこれができないから、ここは部門リーダーに任せる」

これがリーダーの重要な役割の一つです。

チームって、
合体ロボットなんです。

いくぞ!50人合体だ!
それぞれの部門で活躍してくれ!

で、リーダーはコクピットに乗り込むと。

みなさんは自分の体、
手の指から足の先まで、
全部熟知して動かしてますか?

動かしてないですよね。
脳が意思を伝えるだけで動いてます。

リーダーシップは意思を伝えて、
合体ロボットを動かす役なんです。

あくまで、イメージですが、みんなで大きい一つを作るんですよ☺️

では今日の締めくくりに

ヘッドシップってのは強力なんです。
物事を生み出すにはこの仕組みが良い。

しかし、持続的じゃないんだよ。
どんなにその人が長生きしても100年くらいでしょう。
それは大袈裟だけど、
タイムリミットがどこかで来るんだ。

僕の目指すチームは
リーダーの能力に依存するものではなく、
全てのメンバーの長所を活かし、
前向きに成長し続けるチームなんです。

この成長する仕組みを作っていく作業。
これがチームづくりの最も大事なこと
なのだと思いますー。

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