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努力の限界

僕は、自分のための成長意欲とか、学習意欲とか、知識欲とかって、ぶっちゃけあまりないんですよね。

基本的には、誰かのためじゃないとがんばれないんです。

自分で気づいていないだけで、同じような人ってけっこう多いんじゃないですかね。

自分のためにがんばれることなんて、たかが知れているので。

好きな人や大事な人が困っているからこそ、「何とかしてあげなきゃ」と思うからこそ、能動的に学べたりするわけで。

僕が今やっているマーケティングやコンサルという仕事をもそうで。

別に、最初からマーケティングやコンサルを生業にするつもりなんて全くなかったんですよね。

サラリーマン時代に、成果主義導入のコンサル会社に勤めていたんですけど、そのときのクライアントがWEBマーケティングについて困っていて、でも会社としてはその辺には一切取り組んでいなかったんです。

だから、何とかクライアントの期待に応えようとして、サービス外のことだったんですが、独学でマーケティングを学んでサポートをしていったんですよね。

そうしたら成果も出て、そりゃもう喜んでもらえて。

それを続けていたら、いつの間にか自分の知識やスキルのレベルもどんどん上がっていって、それで独立して飯を食っていけるようになりましたし、それ以降に身に付けていった知識やスキルも全部そんな感じで。

クライアントが困っていて、その問題を解決するのに新しい知識やスキル必要とされたから、学んで、仮説を検証するために実践して、試行錯誤して身につけていきました。

時間もお金も人脈もいっぱい使ったんですけど、それは全く苦にならないどころか、結局は全部自分のためになっているんですよね。

まぁでも、「好きな人のために」「大事な人のために」というのはキモです。

そういう人たちのためだからこそ、知らないことも積極的に学ぼうと思えるし、多少イヤなことや面倒臭いことでも「ダルいわ...」とかならないですし、挫折もしないわけです。

だから、好きなお客さんとだけお付き合いするということが大事なんですよね。

そして、これはお客さんに限らずで。

健康のことについて学んでいるのは、子どもや嫁の身体、強いては家族の将来のためですし、僕自身が筋トレや運動をしたり、それについて学ぶのも、不健康で醜い身体になって、嫁や子どもに迷惑をかけたり恥を欠かせないためでもあるわけです。

旦那さん(パパ)ダサいとか思われたらかわいそうじゃないですか。

セックスレスになるのもイヤですし。

これもやはり、好きな人、大事な人のためだから、努力と思うことなくがんばれる、いや、そもそもがんばっているとすら思っていないんですけどね。

自分のために、自分の好きなことをひたすら追求するオタクも最強なのかもしれないですが、それで突き抜けたり、人の役に立てるようになるには、やはり才能がいるし、狂気もいります。

なので、そういった「オタクタイプ」ではない人は、好きなことをやるのではなく、好きな人だけを集めて、その人たちのために自分ができる仕事や得意な仕事を追求し、同時に人生も歩んでいくのがオススメです。

大好きな人や大事な人の人のためならオタクにもなれますし、人生の全てをベットしているようなヤバいオタクには勝てないかもしれませんが、並のオタクには勝てますからね。


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