サッカーしかしてこなかった自分が人材最大手に入るためにした事
23年間サッカーしかしてこなかった自分がサッカーをやめようと決断してから約9ヶ月で株式会社リクルートキャリアに入れました。
準備をし覚悟をもてば誰でも新しい事にチャレンジできると思ってるのでアスリートの方や新しく何か始めようとしてる方に読んでもらえたらと思います。
◆引退する前に考えていたこと
前提として、リクルートキャリアに入りたいと思ったのは2015年の秋頃です。入社決まったのは2016年2月18日に内定をもらい意思決定しました。
※引退した理由は以前のnoteを見てください。
大学時代はサッカーを辞めた後は、指導者になろうと思っていました。
サッカーが好きだしサッカーの事なら知っているからというそんな理由です。
引退を決めた時も指導者になるかどこかのチームのフロントに入るかなど考えてました。
サッカー関係の仕事なら大抵の事はわかるので安心感があり、サッカー以外のことは少し抵抗というか知らないという怖さがありました。
◆引退を決めてからやったこと
ここからが本題です。
引退を決めてからはやったことは“情報収集”です。
まずはインターネットで検索からスタートしました。
社会人の方が転職する時に当たり前にやっていることですが、まずは自分で調べられるものから着手しました。
ちなみにそこで初めて人材紹介会社がある事を知りました。w
自分が置かれてる状況をなんとなく理解できました。
ただネット上には沢山の情報が混雑してて、
“求人媒体と人材紹介どっちが良いのか??”
“人材会社はどこが良いのか??”
“サッカーだけをやっていただけで受けられる会社はあるのか!?”
頭の中はこんな感じでした。
自分で探すのも限界を感じたので次にJリーグの選手会事務局に相談しました。
※日本国内のサッカークラブに所属するプロサッカー選手(一部の外国人選手を含む)と 海外のサッカークラブに所属する日本人プロサッカー選手が会員となっている組織です
ttp://www.j-pfa.or.jp/
選手会が自分の悩みを解決をしてくれたわけではないです。
選手会と連携している「アスリートキャリアパートナー」というサービスを紹介してもらいました。
※株式会社山愛という会社の一つの事業です。
大学の先輩がいるということもあって相談をしに行きました。
ここでは、通常の人材紹介と同様にヒアリングから今後どうした方が良いかのアドバイスをいただきました。
アドバイスもらったのは
“自分のやりたいこと(興味のあること)を見つける”
ということでした。
正直サッカーをすること以外に何も興味もなかったですし、ここが一番苦労しました。
「自分のやりたい事は過去の経験や体験から紐解く」という事を教えてもらい、大学時代にやらなかった自己分析を27歳にして始め、さらに働くイメージをつけるため、高校・大学の同期や先輩にどんな仕事をしているのかという話を直接聞きました。平日や土日を使って20人くらいの人たちに話を聞きました。
聞いた内容は大まかに2つで
“どんな仕事をしているのか”
“仕事における楽しみは何か”
です。
細かく書くと書き切れないので割愛しますが
仕事については、
「それなりに楽しみややりがいはある。ただ熱中していた時のサッカーに勝る楽しみはない」
という事が多くの人の口から上がりました。
話を聞く中で
「何を始めても、初めての事なのだから興味のある事をやった方が良い」
と思うようになりました。
並行してやっていた自己分析の結果は、
・好きな事(興味のある事)のためなら辛いことも頑張れるということ
・目的があると頑張れる
・チームのため、応援してくれる人のために頑張れるということ
・誰かの役に立つことがモチベーションに繋がるということ
・責任のある環境で力を発揮できる
と言うものでした。
長く書きましたが、引退を決めて行ったアクションは
“自己分析”
“情報収集”
この2点を時間をかけて行いました。
現状の自分を知ること(自己分析)、先に進むためにどうしたいか考えること(情報収集)でした。
◆リクルートキャリア を選んだ理由
これを読んでいる方は、リクルートキャリアがどんな会社かご存知だと思います。
自分はキャリアパートナーに勧められてちゃんと知りました。
リクルートを受けたきっかけは自分自身が引退を決めた時に、かなり迷った点にあります。
他の人も同じことで悩むのであれば相談にのりたいと思うようになりました。
社会に出るか迷っている人の相談に乗るためには、自分自身が社会に出る必要があると感じました。そこで人材業界で経営資源のヒトモノカネ情報の中のヒトについて学ぼうと考えました。
引退を決めた後に、漠然と社会に出てスポーツ界に還元できることをしたいと悩んでた自分に目標が見つかりました。
選手として大した実績のない自分が社会に出て、同じ悩みを持っている人のサポートをしたい、ロールモデルになりたいと思いました。
アスリートのセカンドキャリアに関わるためにリクルートキャリアで学びたいと思い入社しました。
入社式でも中途代表として4000人の前で入社の理由も伝えさせてもらいました。
◆就職活動で大事だと感じたもの
大事だと感じたのは「軸」(ものさし)を見つけることだと思います。
何が自分にとって優先度が高いかを考える。
そこをはっきり決められないと活動が難しくなると思います。
そして次に「覚悟」だと思います。
いろんな方にアドバイスを受けると思いますが、決めるのは自分自身です。
しっかりと自分自身で覚悟を持って決断することが重要です。
誰かに言われたからとかではなく、自分がどうしたいか。
それを決める覚悟をもてるかだと思います。
言葉で軸を見つけるっていうのは簡単ですが、いざやってみるとクソむずいです。
軸の探し方がわからず、苦しんでいる人も多くいると思います。
一人で抱え込むのではなく、自分の状況をわかってくれる人に話して情報をもらったり内省を手伝ってもらうことは非常に有効だと思います
自分自身もキャリアパートナーに手伝ってもらって考えが固まり、今に至ります。
エージェントやアスリートで社会に出ている先輩などに手伝ってもらって自身の考えを整理することが大事だと思います。
◆最後に
アスリートで引退を考えてる方でも何かを新しく始めようとする方でも、初めは全員怖いと思います。
自分がすぐに成果を出せるかわからないから怖いのだと思います。
そんな時は目先ではなく少し先の自分をイメージしてみてください。
2、3年後にこうなっていたいという自分をイメージしてそこを目標にし向かってください。
自分で目標を見つけて進みいろんな経験をすることで最終的に自ら幸せな人生を過ごせるのだと思います。
アスリートの方のように閉鎖的な世界にいる人は、軸の探し方から必要になってくると思います。
アスリートのうちに多くの異業界の方に接し、多くのことを知ることで自分のやりたいこと、やれる事が見つかると思います。
現役の時だからできる事、会える方もたくさんいると思います。
現役のアスリートだからできる自分の価値を探し磨き続ける事がプレーヤーとしても、就職活動するにしても重要になると思います。
今の時代SNSが発達しており、会いたい人に直接コミュニケーションが取れます。
現役の時から自分の価値を高められる人が増えれば良いと思います。
そんな手助けを自分自身もしたいと思ってるので悩んでる人は相談して欲しです。
自分の体験記で記載したものです。
◆時系列
2月で契約が切れるサッカー選手に参考になれば。
2015年2月 最後のシーズンと決める
2015年8月 Jリーグ選手会に相談
2015年9月 アスリートキャリアパートナー相談
同期、先輩に話を聞く SPI勉強開始 自己分析
2015年11月 アスリートキャリアパートナー相談
2015年12月 手術、入院
2016年1月 リクルートキャリア面接
2016年2月 内定
2016年3月 入社
こんな感じです。ちゃんとSPIも決めてから4ヶ月以上やりました。
自分の中で出来ること、できないことの整理や自分という人間の理解はアスリートとしてもビジネスパーソンとしも意味のある事だと思っています。
自分自身を理解することで長所を活かして短所を補う事のできるアスリートらビジネスでも活躍できると思っています。
人生は一回きり!楽しんでいきましょう!
長々と読んでくれた方々ありがとうございました。
次回はリクルートキャリアに入って感じたことやビーチサッカーを始めたきっかけを書きます。
良かったら読んでください。