これは舞台でもやったような。

皆さんこんばんは。
少し遅い時間になってしまいましたね。
今日はまた、だいぶ前に書いたラジオドラマの台本を。
これは劇団O.Z.Eの舞台『日付変更線』でもやったような気がしますね。
そんなに長くはないので軽くお読み下さい♪
あ、今日の見出し画像もみんなのフォトギャラリーから、作品のタイトルである「再会」で検索して選ばせていただきました。
【上の森 シハ】さんの作品です！
二人の再会の話なので、二匹？が会っているこれにしました。
【上の森 シハ】さん、お世話になります！ありがとうございます！

それではどうぞ♪


『再会』

中山　「え・・？あれ・・もしかして上間・・？」

上間　「はい、そうですけど・・あっ中山！？」

中山　「お、おう・・、そうだよ中山、お前久しぶりだなー、どうしてたー？」

上間　「まあ普通だよ。でも本当に久しぶりだなーいつ以来かなー」

中山　「そうだなー、いやもう高校卒業してから会ってないから１０年ぶりぐらいじゃないかー」

上間　「うわーそんななるかー、早いなー」

中山　「いやでもお前全然変らんからすぐわかったぜー」

上間　「そうかなー、さすがに年とったと思うけどなー。まあでも１０年かー」

中山　「あつ違うや、ほら成人式の時に会ってるから８年ぶりだ。そうだそうだ１０年じゃなくて８年ぶりだなー」

上間　「あーそっかー、成人式で会ってるなー。お前あの時たしか金髪にしてたよなー懐かしいなー」

中山　「まあ若気の至りってやつよ」

上間　「評判悪かったよなー、ははは、そっかーあれ以来かー８年ねー」

中山　「違うな」

上間　「ん？」

中山　「ほらお前が大学4年生の時の学園祭で会ったよ」

上間　「そうだっけ・・？」

中山　「会った会った、ほらお前達グループがカレー売ってて、それで俺がお前に、学園祭でカレーってベタだなー！どうせならシチューにしれー！ってつっこんださ！」

上間　「あー・・そんな事あったような気もするなー・・じゃああれか大学４年って事は６年ぶりぐらいかな？」

中山　「そうだよ６年ぶりだよー、いやー懐かしいなー」

中山　「まあ、そうだなー、一応６年でもそこそこ長いからなー、でお前今仕事は何してるの？」

上間　「あっおれ？俺は普通に・・いや６年じゃないな」

中山　「また？」

上間　「ほら、３年前ぐらいに一度飲み屋でばったりあったよ」

中山　「そうだっけ・・？」

上間　「会った会った、ほらお前達グループがつまみでポテトフライ頼んでて、それで俺が、居酒屋でポテトフライってベタだなー！どうせならシチューにしれ！っていう３年越しのかぶせを披露したさ」

中山　「ごめん全然覚えてないな、俺忘れっぽいからさ。ていうかもう何年ぶりかは別にどうでも・・」

上間　「いや去年会ったな」

中山　「だから、」

上間　「ほら、あそこの映画館で、何か流行りの映画がやってて」

中山　「映画館・・？会ったっけ？」

上間　「会った会った、ほら映画を観るために列に並んでるお前に、その映画を観終えた俺が遠くから声かけて映画のオチばらしたさ」

中山　「最低だな」

上間　「あの時は何故かまわりのお客さんにも睨まれたっけー」

中山　「そりゃそうだろ、でもそれが１年前ね。もうさすがにないだろう・・」

上間　「半年前」

中山　「あるんだ」

上間　「お前が病気で入院したって聞いて、何人かでお見舞いに行った」

中山　「は？入院？お見舞い？」

上間　「その時お前は意識がなくて、俺たちが来た事もわからないのも無理はないけどな」

中山　「何それ？上間さ、それ誰かと間違えてない？最後に会ったのが半年前のその病院ってこと？いくらなんでもそんなことがあったならさすがに俺でも覚えてるはずだろ」

上間　「いや昨日だ」

中山　「はあ？」

上間　「最後に会ったのは昨日だ・・」

中山　「お前さいい加減にしろよ。昨日会ったやつを忘れるかよ」

上間　「昨日会った。お前の告別式で」


というやつでした。舞台でやった時はもう少し尺も伸ばしてやったはずです。演出はどんな感じだったかな。最後普通に暗転かな？
そこは覚えてませんね。
明日はまたお笑いの台本か何かしらのコラムでも載せますね～、もう少し早い時間に！ではまた明日ー。