来世ジャッジメント⑦
こんばんは。
遅くなりました申し訳ございません。
昨日載せた分は結構長かったですね。
今日も同じくらいかな?短いかな?
とりあえずもう半分は超えていると思います。
おそらく。
そう言うと短く感じますね。
そうでもないですかね笑
どうか皆さんに楽しんでいただきたいです。
それではどうぞ♪
ー・ー・ー・ー・ー
○病院
手術を終えICUで眠る静香 側に優美菜と医者
医者 「手術は無事に終了しました。が、正直まだどうなるかはわかりません…。あとはお母さんの回復を信じるだけです」
優美菜「…」
医者 「…病院に運ばれるのがもう少し遅ければ手遅れでした。逆を言えば、もう少し早ければ生命の危機に陥ることはなかったのかもしれません。まあ仮定の話をしてもなんにもなりませんけど」
優美菜「…」
医者 「…。では失礼します」
医者はける 優美菜イスに座る
優美菜「…。お母さん、ごめんね。優美菜がすぐ病院に連れて行けばこんなことにならなかったのに…。ごめんね。お母さん、ごめんね…」
○彷徨いのBAR
カウンターとイス 案内人と静香 登場
案内人「ちょっとここで一息いれましょう」
静香 「バー、ですか?」
案内人「そうです」
静香 「今度は思い出のお酒、みたいな?」
案内人「いえ、ここは普通のバーです。ちょっとした気分転換ですよ」
静香 「はぁ」
彷徨いのマスター登場
マスタ「いらっしゃいませ」
静香 「ん?」
案内人「よ、マスター」
マスタ「あーこれはミゲルさん、お久しぶりですね」
静香 「久しぶりって完全にさっきのシェフですよね」
マスタ「お客さんは初めましてですね」
静香 「いやですからさっき会いました」
マスタ「どうぞお二人、こちらのカウンター席へ」
二人カウンタ席ーに座る
マスタ「ご注文は何になさいますか?」
案内人「どうぞ何でもお好きな物を頼んで下さい」
静香 「はぁ。メニューは?」
マスタ「メニューはございません。あなたが望むものを何でもご用意できますので、なんなりとお申し付け下さい」
静香 「何でも?あっ、いやまあ、オレンジで」
マスタ「オレンジ?オレンジのカクテルということでよろしいですか?」
静香 「いえ、オレンジジュースを」
マスタ「ジュース?お客様せっかくなのでオレンジベースの美味しいカクテルをご用意いたしますよ」
静香 「いえ、オレンジジュースを」
マスタ「オレンジのカクテルならカンパリオレンジ、カシスオレンジ、ファジーネーブル、スクリュードライバー、ワイオミングスイング…」
静香 「オレンジジュースを!」
マスタ「…かしこまりました」
静香 「ごめんなさい、私お酒飲めないんです」
マスタ「そうでしたか。ミゲルさんは何を?」
案内人「僕はいつものやつを」
マスタ「ミゲルさんすみません。いつものやつ切らしてるんで、いつものやつによく似たやつでもよろしいですか?」
案内人「そうなんだ。んーいつものやつによく似たやつはやめといて、いつものやつと似てもにつかないやつを」
マスタ「ミゲルさんすみません。いつものやつと似てもにつかないやつもちょうど切らしてまして、いつものやつと似ても似つかないと思っていたら時間が経つにつれ、あれ?以外と似て無くもないかって、やつでもよろしいでしょうか?」
案内人「あーそれもいいねー。でもその、いつものやつと似ても似つかないと思っていたら時間が経つにつれ、あれ?以外と似て無くもないかってやつはやめといて、いつものやつとほぼ同じなんだけど何となく違うなーでも何が違うんだろーわかんないなーやっぱりこれいつものやつかなーでも何か違和感あるなー、あっ、そうかこれいつものやつの前にいつものやつだったやつだ、のやつを」
マスタ「えー(考えながら言おうとしてやめて)かしこまりました(準備する)」
案内人「よし(勝ったみたいな)」
静香 「もの凄くややこしいですね」
彷徨いの助手 おしぼりを持って登場
助手 「いらっしゃいませ。どうぞ(案内人におしぼりを渡す)」
案内人「ありがとう」
助手 「あ、ミゲルさん」
案内人「(助手を見て)あーここに来たんだ」
助手 「はい、先日からここに」
案内人「そうだったんだ」
助手 「その節はいろいろお世話になりました」
案内人「いやいや僕は何も」
助手 「いえ最終的に決めてくれたのはミゲルさんですから」
案内人「それで良かったかどうかはわからないけどね」
助手 「自分も望んだことですから」
案内人「それならいいけど」
助手 案内人と話している時に、手持ちぶさたでおしぼりを触っている 最後に軽く自分の顔を拭いて静香に
助手 「どうぞ(おしぼりを渡す)」
静香 「いいです」
助手 「え?」
静香 「いやあなたそれずっとぐしゃぐしゃして最後は顔も拭いてましたよね」
助手 「いいえ」
静香 「してたでしょ!真顔で嘘つかないで下さいよ」
助手 「ではおしぼりをお取り替えいたしますね」
静香 「お願いします」
助手 軽く背中を向けておしぼりにスプレー
助手 「おまたせしました(渡す)」
静香 「ちょっと、お取り替えって今それにファブリーズしただけでしょ」
助手 「いいえ」
静香 「また嘘ついて、ほら手にファブリーズ持ってるじゃない」
助手 「お客様お言葉ですが、こちらファブリーズの容器に入ったリセッシュです」
静香 「知りませんよ。同じようなもんでしょ」
助手 「お客様お言葉ですがファブリーズとリセッシュは大きく違います。単に花王とP&Gというメーカーの違いだけではなく、その成分にも違いがありまして、例えば花王リセッシュの主成分が…」
静香 「あーいいですいいです。そんな話聞きたくありません」
助手 「では新しいおしぼりをお持ちします」
静香 「いやもう結構です」
助手 「すみません。あれ、お客様どこかでお会いました?」
静香 「私?いやー、そもそもここに来るの自体初めてだし」
助手 「ですよね。失礼しました」
助手 はける
マスタ「お待たせしました。こちらオレンジジュースと、ミルク金時です」
静香 「ミルク金時?!いつものやつがどうこうってそれですか?」
案内人「ええ。ちなみにいつものやつというのはムール貝のスムージーの炭酸割りです」
静香 「とっても不味そうですね」
案内人「とりあえず乾杯しましょうか」
静香 「乾杯ってこれで?」
案内人「ええ」
案内人ミゲルと静香 オレンジと金時で乾杯する
案内人レンツと徳山志穗 登場
ー・ー・ー・ー・ー
という、ちょっと中途半端なところで区切りますね。
きりが良いところがなくて。
ちなみに最後に名前だけ出ている2人で出演者は出揃いますね。
ちなみに今日載せた部分を読んでも、涙が溢れました。
覚えていませんでしたが、ここにも僕の実体験を書いています。
一生忘れることができない後悔と言いますか。。
まあ僕のことは置いといて、続きをまた明日のこれくらいの時間に載せますね。
よろしくお願いいたします♪