![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70318234/rectangle_large_type_2_0560cbb64623e0743da191948251d1a4.png?width=1200)
シーハンの帰還
この記事は、ボーンマスとの試合の公式ルートンタウンマッチデープログラム(15/1/22)「ディランの日記」に掲載されたものです。
「シーハン、シーハン、シーハン」
2016年1月にアイルランド人がハッターズとしての一歩を踏み出したときから、ケニルワースロードのスタンドは彼のことを叫び続けている。ブラッドフォードシティに獲得要請してわずか16日ほどで、NJ新監督は彼の獲得を成功させた。左利きのセントラルプレーヤーを手中に収めたとき、当時ルートンはリーグ2の17位という位置にいた。
6年早送りして時間を今に戻すと、彼へのチャントは今度はダッグアウトに向けられ、ルートンの元キャプテンがジョーンズと並んでベンチに座っている状況だ。クラブの4年間の驚異的な年月を経て、この旅路の必然性を感じる。
ハッターズのファンがこのニューカマーの魅惑の左足に魅せられるまでに時間はかからなかった。あの時は火曜日の寒い夜だ。ヨーヴィルタウンと対戦したとき、彼のボレーで試合終了間際にポイントを取ったことは今でも鮮明に思い出されるだろう。
それがクラブでの彼の最初のゴールで、そこからルートンは異例の早さでディフェンダーにアタック、すぐに署名に漕ぎ着けた。セットプレーに欠かせないプレスキッカーとして、名を馳せた、まさにジョーンズのルートンレボリューションのはじまりだった。
しかし、ケニルワースロードへの帰還の雰囲気を生み出したのは、この時のピッチでのシーハンの貢献ではなかった。結局、ベッドフォードシャーには多くの才能が訪れ、シーハンリターンという流れとは違っていた。
シーハンはクラブキャプテンとして、リーグ1で4試合に出場したがそのうち3試合がシーズインしてすぐだったのだから、統計はさらに驚くべきものだ。2016年1月に新マネジャーが新キャプテンとして彼を任命したのも納得できる。
ハッターズが10月から4月まで続いた無敗街道に貢献した。43試合でわずか37ゴールに抑えたマティ・ピアソンとソニー・ブラッドリーのセンターのペア、そしてジェームス・ジャスティンとジャック・ステイシーは当時手が付けられない活躍をみせた。ベンチに入ったルートンのはキャプテンは、出場のためにトランスファーを申し出ることもできただろう。しかし、彼の個よりもチームを重んじる誠実さ、リーダーシップの資質は、チャンピオンシップ昇格のために勝ち進むハッターズの中でとても重要な役割を果たしていた。
ネイサン・ジョーンズは常に、優れたキャラクター、優れたプレーヤーとサインすることの重要性について語ってきた。ジョーンズがローンを終えて、完全移籍でシーハンとサインしたのはこれまでを含めて今回で3回目になる。現在はコーチとして、ジョーンズの評価を聞けばわかる、今再び、ケニルワースロードでの貢献を期待してならないのである。
引用元:公式ルートンタウンマッチデープログラム(15/1/22)「ディランの日記」ディラン・ブンディア